日本の軍艦が祀られているお寺があると聞いて行って来ました。と言っても、実は1年前のこと。記事をアップするのを忘れており、今更ながらの投稿となりますが、ご勘弁を。
高雄市内にあるそのお寺、場所がとってもわかりにくく、ものすごく探し回りました。探して探してやっと辿り着いたのですが、「保安堂」というそのお寺、丸いトタン屋根をかぶった小ぢんまりとした佇まいでした。
何はともあれ中に入ってみましょうと、このドアをすり抜けます。38神艦という意味深な文字が気になります。
中はさほど広くないのですが、神棚がちゃんとあって、お供えもありました。そして何よりも特別なのは、はい、左側をご覧ください、船の模型があることです。
なかなかとリアルな船ではありませんか。後ろの壁には旭日旗が貼ってありますよ!
万国旗がずらっと並ぶロープの下、イルミネーションも華やかに、38日本軍艦、いや、38にっぽんぐんかんと船壁に書かれています。赤いリボンで飾られて、誇らしげな軍艦です。
よく見ると、「か」の字がなぜかカタカナの「カ」になってますね。濁点が一個のように見えますが、これでひらがなのつもりなんでしょうかね。「ぽ」も「ぼ」みたいになってますが・・・ま、読めたらそれでいいんでしょう。
乗組員の皆さんもかなりリアルです。写真がピンボケですね、ごめんなさい。
船の正面にはお供えのテーブルがあり、花やお酒が置かれていました。
お供えのお酒はほとんど日本のお酒ですね。日本酒や赤玉ワインが目を引きます。
神棚の前のお供えにも日本のお酒がた~くさん!梅酒もありますな。
傍らにはこんな写真がありました。あの戦艦大和の写真じゃないですか!
実はこの保安堂が建てられたのはこういう話があったからです。1946年、高雄の紅毛港の漁民が沈没した軍艦の艦長の首を拾いました。漁民の夢にその艦長が現れて、「祠を作ってほしい」と言ったため、漁民たちはその通りに祠をこしらえたところ、それから後大漁に恵まれるよううになったということです。そんなわけで紅毛港の人々の信仰を集めたのですが、市の開発計画にのっとって住民たちは今の場所に転居し、それにともない保安堂も引っ越しました。
ところで、この保安堂、いつまでもこのようなトタン屋根風情ってわけではないのです。すぐお隣の敷地に、きちんとした立派な廟が建設中(2013年12月末に完成した模様)。
立派な屋根瓦の下には、やはり軍艦を祀るお寺らしく、水夫の姿が!!
菊のご紋まであしらわれています。
まだ未完成のお寺の中に入れてもらいました。なんと中には保安堂印のお神輿がありました!新品で立派なお神輿です!お祭りのときに使われるのでしょうね。
お堂の中の柱も立派な彫刻が施されています。日本の方が奉納されたようですね。
どうやらこの立派な柱は親善友好慰霊訪問団が寄進したようです。
なんと、内壁には旭日旗が描かれているではないですか。
一際目を引いたのがこれ!!もっとも奥にある龍と獅子の壁画と金の壁。
なんとも見事な作品です!驚いたのはこの金色をした壁の彫刻です。なんと、金箔40万枚が貼り付けられているんですって!
力のこもった職人技も見所となっている新しい保安堂です。
2013年12月末より新しい保安堂完成。
保安堂:高雄市鳳山區國慶街132號
高雄市内にあるそのお寺、場所がとってもわかりにくく、ものすごく探し回りました。探して探してやっと辿り着いたのですが、「保安堂」というそのお寺、丸いトタン屋根をかぶった小ぢんまりとした佇まいでした。
何はともあれ中に入ってみましょうと、このドアをすり抜けます。38神艦という意味深な文字が気になります。
中はさほど広くないのですが、神棚がちゃんとあって、お供えもありました。そして何よりも特別なのは、はい、左側をご覧ください、船の模型があることです。
なかなかとリアルな船ではありませんか。後ろの壁には旭日旗が貼ってありますよ!
万国旗がずらっと並ぶロープの下、イルミネーションも華やかに、38日本軍艦、いや、38にっぽんぐんかんと船壁に書かれています。赤いリボンで飾られて、誇らしげな軍艦です。
よく見ると、「か」の字がなぜかカタカナの「カ」になってますね。濁点が一個のように見えますが、これでひらがなのつもりなんでしょうかね。「ぽ」も「ぼ」みたいになってますが・・・ま、読めたらそれでいいんでしょう。
乗組員の皆さんもかなりリアルです。写真がピンボケですね、ごめんなさい。
船の正面にはお供えのテーブルがあり、花やお酒が置かれていました。
お供えのお酒はほとんど日本のお酒ですね。日本酒や赤玉ワインが目を引きます。
神棚の前のお供えにも日本のお酒がた~くさん!梅酒もありますな。
傍らにはこんな写真がありました。あの戦艦大和の写真じゃないですか!
実はこの保安堂が建てられたのはこういう話があったからです。1946年、高雄の紅毛港の漁民が沈没した軍艦の艦長の首を拾いました。漁民の夢にその艦長が現れて、「祠を作ってほしい」と言ったため、漁民たちはその通りに祠をこしらえたところ、それから後大漁に恵まれるよううになったということです。そんなわけで紅毛港の人々の信仰を集めたのですが、市の開発計画にのっとって住民たちは今の場所に転居し、それにともない保安堂も引っ越しました。
ところで、この保安堂、いつまでもこのようなトタン屋根風情ってわけではないのです。すぐお隣の敷地に、きちんとした立派な廟が建設中(2013年12月末に完成した模様)。
立派な屋根瓦の下には、やはり軍艦を祀るお寺らしく、水夫の姿が!!
菊のご紋まであしらわれています。
まだ未完成のお寺の中に入れてもらいました。なんと中には保安堂印のお神輿がありました!新品で立派なお神輿です!お祭りのときに使われるのでしょうね。
お堂の中の柱も立派な彫刻が施されています。日本の方が奉納されたようですね。
どうやらこの立派な柱は親善友好慰霊訪問団が寄進したようです。
なんと、内壁には旭日旗が描かれているではないですか。
一際目を引いたのがこれ!!もっとも奥にある龍と獅子の壁画と金の壁。
なんとも見事な作品です!驚いたのはこの金色をした壁の彫刻です。なんと、金箔40万枚が貼り付けられているんですって!
力のこもった職人技も見所となっている新しい保安堂です。
2013年12月末より新しい保安堂完成。
保安堂:高雄市鳳山區國慶街132號
コメントありがとうございます。
小さいながらもこのお寺は、日本人にとって本当に興味深いところです。
昨年末に綺麗になりましたので、是非一度訪れてみてください。