![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/18/57fa6cbfb84ae0d740c8fa60df2022e4.jpg)
金山南路二段の東側に築70年以上経った日本式住居群があります。それらがもう古くなってきたので、現在修理中となっています。今後もこのエリアを保存する予定なのでしょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/c0/fb7f6bc1c72aebe75311e291bcc7df9c.jpg)
確かにこの辺りだけ古ぼて、廃屋となった木造建築の建物が連なっています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/f0/1d0a3fdcbf486564381831bbca60e3e3.jpg)
「錦安日式宿舎群落」というパネルが貼ってありました。日本統治時代、ここは日本政府の山林課の職員宿舎だったとのこと。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/5b/910328f227033ad1fb533acbfa348254.jpg)
廃屋となったこの宿舎群も、内部の保存状態は良好なんだそうです。中へは立ち入り禁止になっているので、外から中の様子は窺い知れないのですが・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/69/92820eed4c71e8b1816990b4e018e0c3.jpg)
ここの宿舎の造りは切妻屋根のヒノキ造りであり、なかなか生活の知恵があふれたものらしく、保存価値があるという説明が書かれていました。雨水を集める工夫や、テラスの造りなどに注目が集まっているとのこと・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/47/a4aaa18ec50122711227adad3e92eef6.jpg)
庭木は伸びるだけ伸び、外壁のレンガも崩れつつありますが・・・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/dc/fc029a491f04ade9f4f410224c395c54.jpg)
工夫が凝らされた造りであることから、保存されるというのは、日本人としては嬉しいものがあります。宿舎の建物の特徴について、詳しく説明がされています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/dd/02e2bf6013358a6f14d86445b47cb10c.jpg)
説明によると、2010年からこのエリアの保存活動が始まったようですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/da/22c06e7faac58d9ac57818cc3db7b6ff.jpg)
雨水を濾過していた工夫についての説明でしょうか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/ea/89f736250857f12d1cd34b30e6c4a58d.jpg)
このエリアにすっくと立っている台湾の油杉。国宝級の樹木なんですって!!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/61/72fb21cd2c7ee7d1f3e522bfa9e09227.jpg)
保存活動、うまくいきますようにと思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/c9/a3d92cead99f48aa669e61d841641ad5.jpg)
このエリアから金山南路を隔てた向かい側に、「齋東詩舎」という建物がありました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/d2/79ac394f4be4067945ac213dd5bd8e8f.jpg)
しばらくの間修理中だったのですが、きれいになっていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/5f/46bb2b5ff8d90e74725b52658eceea55.jpg)
こちらが入り口。入ってみましょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/22/a7a344725d5d8655aee777c8131335a3.jpg)
日本家屋ですねえ。木の廊下や障子タイプのドアの模様など、日本式を意識しています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/41/ae2da99013df4b4eda555775a92e4aea.jpg)
日本統治時代は官舎だったのですが、その後国民党も政府の高官の宿舎として1992年まで使用していたようです。そのあとは、台湾文学の展示スポットとして活用することになったそうです。というわけで文学関係の資料が展示されています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/f7/efc59878b60be82760d765597ce63402.jpg)
大変落ち着いた静かな館内です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/f1/6faee5a0a9e39d9979fc2fd4d316749a.jpg)
当時の建物に近づけて修復されたのがうかがえます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/bb/53aa42f872b01685bdcf3c1921f73495.jpg)
この八角形の窓なんか、ノスタルジーが漂っていますねえ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/96/67c97cdd203b166f919afff10e289625.jpg)
外観も完全に日本のうちですな。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/a8/f38522ae394b06dc83da83f831594c10.jpg)
あ、さっきの八角形の窓、外から見たらこんな風なんだ!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/5f/737a54da9c49de2328202ac61f2b5bba.jpg)
庭石なんかも日本式を意識しているのかな。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/79/90797e005364fd5d8ff525099f4fa2d0.jpg)
敷地は意外と広く、芝生の庭もあります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/14/710cbfe6c618d6942c3d2b3573c7926a.jpg)
「斎東詩舎」の隣には、このエリアの雰囲気に合わせた造りの喫茶店もあります~。
錦安日式宿舎群落:金山南路二段203巷あたり。MRT東門駅から南へ徒歩10分程度
周りはマンションが立ち並んでいましたが
一瞬 昔の日本に来たようで懐かしかったです。
木々が大きくなり長い時の流れを感じた場所でした。
母の兄が総統府に勤めていたので、住んでいたようです。
そんなこんなで一年に一回は台湾旅行しています。
「湾生回家」を見ましたが時代は遠くになりにけりです。
老朽化した家は取り壊されるのが、昨今の常ですが、工夫にあふれた住居ということで、日式宿舎群が保存されるというのは、本当にありがたいことに思えます。
出来上がりが待ち遠しいです。
コメントありがとうございます。
青田街からこちらの宿舎群をご覧になりましたか。
「湾生」の方であれば、本当に懐かしいエリアでしょうね。
お母様のご兄弟がこちらに住んでいらしたのですか!
それでは、感慨もひとしおですね。
台湾では最近、昔の建物をリニューアルする動きが活発です。
こちらの宿舎群も、きれいに修復された暁には、台湾の人にも日本の人にも、見ていただきたいなと4思います。