
夏休みは子供にとってはうれしいものですが、親にとっては頭を悩ませる時期でもあります。ややもすれば子供がうちでゴロゴロして、スマホやパソコンのゲームばかりすることになってしまいますので、何かすることを考えてやらないといけない!!
そんなわけで、こちら、「樹火紀念紙博物館」へ連れて行ってみました。ここでは紙漉き体験ができるとのこと。

博物館の入り口はこちら。こんにちは~、お邪魔します~。

紙漉き体験希望者はまとめて屋上に案内されました。係りの人の指示に従って紙漉きをします。

ほう~。この青い四角い水の中でやるんですね。

係りのお姉さんがみんなに道具を配ります。網がついている四角い枠を使います。

「この水の中には紙の繊維がたくさん入っています。」

ほんとだ!水の中をぐちゃぐちゃかき混ぜてみると、こういう和紙の繊維が手の中に残ります。

「この網を使って下から掬い上げるようにしてください。」

網に均等に紙の繊維がついたら、引きあげてこちらに持ってきますよ~。」

「これから水分を抜いていきますね。」

「白いこの分厚い布をかぶせて和紙の上に押し付けていきます。」

「体重を乗せるようにして、ぎゅっと押しましょう。」

「すると、このようになりま~す。」

さあ、みんなもやってみよう!!わからなかったら、係りのお姉さんたちに聞いてね。

ちびっ子たちが果敢に挑戦!

はい、お母さんたちもやってみて!

そうそう、上手上手!

布をそうっとのっけて・・・・・

水分を抜いた紙がたくさん出来上がりました。これから更に、機械を使って乾燥させていきます。

乾燥作業を待っている間に、博物館の中を見学しました。紙のオブジェがあちこちに飾られていました。

一階では、プロの手による本格的な紙漉き作業が行われていました。

大きくて白い和紙を作っている様子・・・・

30分ほどで乾燥作業が終わり、各自の和紙が出来上がりました!これが作品です。このおじ様の絵は、中国で最初に紙を作った蔡倫さんです。『本館の活動において、じゅうぶん紙と戯れ楽しく紙漉き体験したことを、ここに蔡倫が証明しました』というようなことが書かれています。漉いた紙は薄紫色っぽいヤツです。
なかなか面白い夏休みの一日活動でした。
樹火紀念紙博物館:台北市長安東路二段68號 電話(02)2507-5539