
台北市の中華路沿いに「西本願寺広場」なるものがあります。そうです、あの西本願寺の台北支店のようなものだったのでしょう、1922年にこの地に建立されたらしいのですが、1975年に火事により消失し、違法建築物が跡地に建てられて長らくそのままになっていたのですが、2005年から台北市が正式に改善に乗り出し、かつての西本願寺の姿を再建する努力を重ねてきました。2012年に修復工程が完了し、西本願寺広場として開放されたとあります。

小高い丘の上には、鐘つき堂も復元されています。

黒々とした鐘ですが、勝手に鳴らしてはいけません。

鐘つき堂からは広場が一望できます。本来はあの階段の上に本堂があったのでしょうね。

鐘つき堂のすぐ側にはレンガ造りの重々しい建物が・・・

樹心会館という場所のようです。日本語の説明が気もありました。

この日は中で、ちょっとした音楽会が開かれていました。

本道から中華路沿いまでコンクリートの長い道。

参道もちゃんと再現されていました。

参道の脇には、長い年月、この台北の移り変わりを見てきたのであろう樹木が、枝を広げていました。

広場の一角にはこんな木造の建物がありました。「八拾捌茶」という暖簾が下がっています。

おや、建物の前にはこんな立て札が。以前は住職の宿舎だったらしいのですが・・・

中に入ってみました。ここは中国茶の喫茶店でした。茶葉各種、取り揃えられています。

店内には茶器も展示されています。

椅子に腰掛けるテーブル席もありましたが・・・

畳敷きのテーブルもあります!

では、メニューを見て、私たちもお茶をいただくことに。

店員さんのお勧めにより、柑橘系の香のするダナーウーロン茶をいただくことにしました。

メニューの中には、輪番所についても説明が書いてありました。

お茶が来ましたーーー!ドライフルーツやナッツ類などのお茶請けとともにいただきました。うん、おいしい!お茶碗もお茶が冷めにくいように厚手になっています。

広場の外にも赤いレンガの建物がありました。これは樹心会館から続いている建物です。

広場の壁には台北の歴史にまつわる資料が展示されています。こちらは日本統治時代にあった台北の古い建物の紹介です。

こちらはかつて台湾が日本の植民地になったことについて図解しています。
台北西本願寺広場:台北市中華路一段147號 MRT西門駅1番出口から徒歩4,5分
