ふぉるもさキッチン(台湾厨房)

台湾あれやこれや、色々なトピックスをご紹介したいと思います。(すでに閉店してしまった施設、店舗もあります。悪しからず。)

緑島へゴー、ゴー!

2006-04-05 00:42:22 | 温泉
 台湾の離れ島へ行って来ました。まず、台北から飛行機で台東まで飛び、そこから19人乗りの小ちゃいプロペラ機に乗り換えて東へ15分ほど飛ぶと目指す緑島がありました。

        
       

 始めに緑島の説明を少々。台湾本島の南東に浮かぶこの島は面積約16平方キロ。その名の通り島のほとんどが小高い山になっていて上から見るとほんとに濃いグリーン。島には環状道があり、バイクでぐるっと一周すると約45分しかかからないんだから小さな島と言えましょう。夏は島の季節で、ダイビング、シュノーケリング、サーフィン、釣り、ホエールウォッチングとマリンリゾートのメッカ!私も初めてシュノーケルやりましたが、ほんといいもんですねぇ~。海に浮かんでお魚眺めていると時間が経つのも忘れちゃいますね。娘をおまる型の浮き輪に乗せて遊ばせながら親二人はぼんやり海を漂っておりました。そんな事はさておき、緑島の魅力は美しい海沿いの景色でして、青い海に白い砂浜、そして犬が伏せているように見える岩や女の人が仰向けに寝ているように見える岩、鍾乳洞などの観光ポイントもあります。また、蒋介石時代には白色テロにより政治犯を多く収容した監獄跡もあって悲しい台湾の歴史もかいま見られます。夜は外にほとんど電灯がなく、真っ暗ななか星がいっぱいはっきり見られなかなかよろしい。が、夜道をバイクで走っていたらのっそり出てきた水牛と危うく正面衝突するところだったのでした。暗がりは怖いなー。

 マリンスポーツができるリゾート地という感じの緑島ですが、これだけなら沖縄やサイパン、グアムと変わりありません(たぶんね)。緑島で特筆すべきはなんと海底温泉があることなのですよ!島の南部にある朝日温泉は世界で三カ所しかない海水温泉だそうで(あとはイタリアと九州だそうです)それなら入ってみるっきゃないでしょうと行ってみました。

       
       
 
 陸地にきれいに整備されたSPA形式の温泉プールもありましたが、おもしろいのは海へ下りていったところにあるお風呂。円形の露天風呂が三つあってそれぞれ温度が違うのですが、舐めてみるとアーしょっぱい!しかも湯船の底はそのまま海底になっていてぽこぽこぽこと下から温泉が湧き出ていました。満潮になると海水がお風呂の中に入ってきて湯の温度が低くなるんだそうです。露天風呂の外に出て
みると海なんですが、やっぱり海底からぷくぷくぷくっと温泉が湧き出していてなんともあったか~い。いいお湯加減の海に入ったのは初めての経験、とっても不思議な気分だけど気持ちいい!!こんなあったかなのに潜ってみると、おーっといるいる熱帯魚!イソギンチャクやウツボまで・・・・海と温泉、どちらも楽しめて一挙両得という気分だな。

       

 さて、もう一つのお楽しみと言えばやっぱり食事でしょうか。緑島ではいろんなシーフードが味わえますが名物のトビウオの唐揚げ(写真中央奥)、青のりのスープ(写真右)なんかが美味でした。写真には写っていませんがゆでミニダコ、貝とセロリの炒め物、イカと野菜の炒め物なども食べました。どれもおいしかったです。他にこの島では梅花鹿が生息していて鹿肉料理も有名なのですが、うーん、お肉がちょっと硬いもんで私はやっぱり海鮮料理の方がいいなと思いました。

 あっという間の三日間、緑島から帰ってきてわが家の夏休みは終了・・・。後に残るはヒリヒリ痛む日焼けの跡なり。水着のまま調子に乗ってシュノーケルしていたら体の後ろの部分がみーんな真っ赤っかになっちゃった!日焼け止めクリーム塗ってもダメだったみたい。うわぁ、いたたたたた、いい年をしてこんなに日焼けするもんじゃありませんなぁ。