ふぉるもさキッチン(台湾厨房)

台湾あれやこれや、色々なトピックスをご紹介したいと思います。(すでに閉店してしまった施設、店舗もあります。悪しからず。)

注音符号

2006-04-07 16:40:34 | 生活に関する話題
 うちの娘も幼稚園の中班(年中組)になりました。カリキュラムも今までとは少し変わって、学習的な内容が盛り込まれています。その中でも頭が痛いのは週に一度の「注音符号の練習」・・・・・困っているのは娘本人ではなく、親の私なんですよ。まずは上の写真を見てください。これは台湾の絵本のある一ページ。漢字の右横に書いてあるのが注音符号という記号です。日本の子供が漢字を習う前にひらがなやカタカナを習うように、台湾の子供も小学校へ上がる前にこの注音符号を習うのですが、「できればおうちでも復習させてください」という先生の言いつけを守るにはまず親がわかってないといけない。しかし、わたしゃ大陸式の中国語を習ったもんでローマ字ピンインならわかるけれど、注音符号なんて覚えようと思っても、脳みそにはなかなか入っていかないよ~。

 そもそもこの注音符号というのはかなり昔中国で作られたものなのだそうで、一文字で一音節をあらわす表音文字なのですね。しかし大陸では毛沢東が中華人民共和国をうち立てると注音符号は廃止されピンインが用いられるようになりました。逆に台湾には注音符号が残って現在まで至り、子供の教育にも使われているのです。

 それでどうしても覚えなくちゃいけないのよね。仕方がないので注音符号の表を買ってきて壁に貼り付け毎日見るようにしています。うーん、娘と私、どっちが先に全部覚えられるでしょうか。(たぶん娘のほう・・・・・・)

上海レトロなお茶どころ

2006-04-07 16:31:07 | レストラン、喫茶店、茶芸館
       

 今回は最近お気に入りのレストラン兼カフェについてご紹介しましょう。台北にはたーくさんのお食事どころがありますが、こんな屋号は珍しい!その名も‘爾雅書馨一庭廣生食品行’。レストランと言うよりも貿易会社かなんかの名前のよう。しかも師範大学の界隈に属し、学生街のごちゃごちゃした巷子(路地)にあって見つけにくく、入り口の看板もあまり目立たず、ガラス窓を通して見える中の様子といえば骨董っぽいソファとテーブル。ここって本当に食事するところなのかな、まるで高級サロンのような・・・・と首をかしげてしまいそうなところなのです。うーん、噂に聞いた通りまさに知る人ぞ知るってかんじの穴場的お食事どころだなあ。

 ドアを開けると、外から見えていたソファとテーブルなどのレトロチックな調度品がこのようにまず目に飛び込んできます。(上の写真参照、ちょっと暗くて見にくいかな)見渡せば更にアンティークな家具だの、古めかしい時計だの、景徳鎮ぽい壺だの、長い年月を経たような絵画だのが目に飛び込んできて、気分はすっかり上海レトロ。おお、お懐かしや、中国にいた頃使っていたコルク栓の魔法瓶まであるじゃないの。

        

 お昼時ということでランチをオーダー。このお店では上海、寧波料理が出るとのことですが、私は栗と鶏肉の煮込み定食を、連れの友は肉団子定食を注文(上の写真参照)。セットメニューはメインのおかずにそれぞれ菜めし、スープ、青菜の炒め物、豆干(硬めの押し豆腐)とネギの炒め物がつき、食後に飲み物とデザート(サツマイモを甘いショウガ汁で煮たものだった)が出ました。これで280元(約1000円)、ボリューム満点、おなかいっぱいになったんで満足、満足。凝った店内の雰囲気にしてはリーズナブルな料金ってのが嬉しいな。食事は昼は11時半から、夜は5時半からいただけます。

       

 午後2時半からは下午茶(ティータイム)。コーヒー、紅茶などの喫茶店メニューはもちろん、オリジナリティーな中国茶も提供しています。別の日に下午茶の時間帯に訪れて海貝吐絲茶を注文(上の写真参照)。お湯に浸って開いていく茶葉の様子を見つめるのもいいのですが、このガラスの器がとっても綺麗!!粋なお茶が楽しめます。180元(600円くらい)で少々お高いかもしれませんが、注ぎ足し用のお湯もポットに入って出てくるし、お茶請けのお菓子も付いているのでお喋りのお供にはよろしいんじゃないでしょうか。

 このお店は地下一階もあって、そこの椅子はほとんどソファーになっているので、ゆっくりくつろぎたいなら地下が最高です。また厠所(トイレ)にもクラシック調の飾りが施されていてオーナーのセンスは◎ですな。

 居心地がよくて行く度についつい長居しちゃうこのお店。是非案内したいお食事どころの一つです。