ふぉるもさキッチン(台湾厨房)

台湾あれやこれや、色々なトピックスをご紹介したいと思います。(すでに閉店してしまった施設、店舗もあります。悪しからず。)

春先は泰安温泉で その1

2006-04-22 23:18:29 | 温泉
        
 
 旧正月のお休みの間、苗粟(台湾中部)にある泰安温泉へ行くことに決めた我が家。列車と中距離バスとタクシー(白タクだった・・・)でかかること約3時間半、山深き温泉宿に着きました。温泉宿といっても宿泊先は上の写真のようなロッジ風で、手前には川が、そして川には吊り橋がかかっていて、「山と渓谷」を絵に描いたような素敵なロケーションじゃな~い♪とはやくも心はウキウキ。お部屋は山小屋タイプああ、いかにもバケーションって感じじゃーん!

        
 
 ところが、よくよく見てみると、山という山は下半分木がなくて、茶色い地肌が丸見え状態、川には大きい石がごろごろしていて水がほとんどない!しかも川と川じゃないところの境目がどうもはっきりしない(上の写真)。なんか変だなと思ったら、去年の夏の台風で景色がめちゃくちゃになったとのこと。今、世界各地で自然災害が起こっているけれど、ここも被災地だったのね・・・・。

         
 
 ホテルの近くを散歩してみても台風による破壊ぶりは実感できました。道が途中で寸断されていたり、川の流れが変形していたりと、ちとショッキングな風景が続いてガチョーンという気分。でも、川の横っちょから湧き出している水はあったかい~。そう、ここは紛れもなく温泉地なんだと少し心がなごみましたが(上の写真)。泰安のお湯は入ってみたらぬるりとした感じで、温泉特有の硫黄っぽい匂い。実際、入浴後はお肌つるつる、リンスしなくても洗った髪はさらっさらで櫛の通りがとってもいい!ホテルのお風呂は日本風で面積が広く、ゆったりできたのでうん、満足だ!!

         

 苗粟の山岳地帯にはタイヤル族という原住民が暮らしていて、泰安温泉にもそのがありました。訪ねてみると、そこはかなり急な坂道の上にあって、上りはホントきつかったな。しかし素朴な方々と出会え写真も撮りました。上の写真はタイヤル族のおばあさんとその孫と一緒に、はいパチリ。
 また、周辺にはタイヤル食堂も数軒あって、昼ご飯はもっぱらそこでお世話になりました。最後の写真は典型的なタイヤル料理の石板焼き肉(写真一番左)と竹筒飯(写真手前)、野菜炒めは台湾でよく見る野草の龍髭。肉は山ブタとのことですが、これが結構うまい!竹筒飯は椎茸入りのおこわで娘の大好物。私も大好きなごはんです。