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ふぉるもさキッチン(台湾厨房)

台湾あれやこれや、色々なトピックスをご紹介したいと思います。(すでに閉店してしまった施設、店舗もあります。悪しからず。)

ミャンマー街の水掛け祭り

2016-04-18 20:52:50 | 風物詩

 東南アジアでは4月が新年。新年といえば水掛け祭りというわけで、新北市中和区のミャンマーの方々が集まる区域では、毎年4月中旬に水け祭りが行われます。今年も16日に行われました。
 実は今年は行かなかったのですが、過去の水掛け祭りの写真がありますので、それをご紹介いたします。



 所は新北市中和区の華新街。ミャンマーの方々が多く住むエリア。毎年行われるこのお祭も年々グレードアップしている模様。
 新北市長の朱立倫氏の挨拶があった後、盛大に祭りが始まりました~~!(朱立倫氏は仮設ステージから下りたとたん、一斉に市民から水をかけられて、早速全身びっちゃびちゃになっていました。)



 ちびっこたちは水鉄砲を持って準備万端。



 道のあちらこちらで水鉄砲売りの方がいますよ~。



 このお祭りのときだけ、水撒き設備が道路の真ん中に設置され、そこらじゅうを水浸しにします。



 大人も子どもも水の掛け合いに興じます。



 北台湾の4月は暑いこともありますが、運悪く寒いときもあります。寒くても水浸しになりますので、参加する方は覚悟の上ご参加ください。



 消防のポンプ車も待機していて、水を供給しています。雨合羽を着て参加している人もいますが、そんなものを着てたって、無駄!全身びしょぬれになりますので、諦めてください。
 一度娘に雨合羽を着せて行ったことがあるのですが、このお祭の意義は濡れることにあるそうで、小さいバケツに汲んだ水を襟元から中へジャッと入れられました。濡れないとこの一年幸せになれないのでしょう。



 ビデオを撮る場合はビニールでカバーしないとね。



 水がかかっていない人は間違いなく掛けられますので、ご注意を!



 いや~ん、水が目に入っちゃったあ。



 イエ~イ!逆襲だーーい!



 あっちこっちで水鉄砲の水光線が発射されています。



 外国のお客さんは格好の的。見つけられたら水を掛けられまくります。



 あああ、だんだん私のカメラも湿ってきた・・・・・



 バケツに入った水を豪快にドバッと撒く人もいますから、気をつけて!



 国籍など関係なく水浸しになります。



 背中めがけて水掛けちゃえ~~!



 やったわね~、お返しよ~!と西洋人の女性たちが反撃に出ていました。

 とにかく30分くらいこの場にいただけで全身水浸しになります。参加する方は着替えを持って行ったほうがよろしいです。かく言うわたくしめも、全身びっちゃんこになり、パンツまでびしょ濡れ。最後は水を滴らせて歩いていました。幸い暖かい日だったので、帰りは娘だけ着替えさせて、私も主人も濡れネズミのままバイクに乗って、自宅まで戻りました。
 童心に返ってはしゃぎたい方にお勧めのお祭りです。

華新街:MRT南勢角駅から徒歩10分。バスなら242番、249番、670番などで華新街駅下車。
    水掛け祭りは毎年4月中旬頃行われます。間近になったら新北市の観光サイトなどで発表がありますので、ご参考までに。
 
 

観劇半日ツアーに参加して

2016-04-17 15:27:10 | 試してみてね
 知り合いの台湾の方が日本語ガイドのボランティアをしている関係で、先日、半日の観劇ツアーに参加してきました。知人が所属しているのは、「台北街歩きツアー」という団体で、定期的に一日遊覧ツアーを企画、実行しています。
 対象は地元の台湾の方だけではなく、外国人でもOKなのです。ガイドさんは英語、日本語のできる方もいらっしゃいますので、興味のある方は来台にあわせてどうぞご参加ください。
 台北街歩きツアーのサイトはこちらです。

 さて、今回参加したツアーでは、歌仔戲(ゴアヒ)という台湾オペラ、小劇団による現代風歌劇、布袋戲(ポテヒ)という伝統的な人形劇という3種類の劇を鑑賞するコース。今回のお客さんは台湾の方と日本人というわけで、ガイドさんの説明も中国語と日本語で行われました。

    
 まずは迪化街にある大稻埕故事工坊という建物の前に集合し、最初に行われる歌仔戲(ゴアヒ)を鑑賞しました。



 まずは劇が始まる前に、楽器担当の方々は慎重にチューニング。



 劇が始まりました。台湾固有の伝統芸能である歌仔戲(ゴアヒ)は、日本の宝塚歌劇団のように、劇が主に女性だけで行われるのが特徴です。台湾語で行われるので、何を言っているのかわかりませんが、ちゃんと字幕がスクリーンに出ますのでご心配なく。今回はほのぼのするような恋愛劇でした。



 劇が終わって役者さんたちがご挨拶。衣装が素敵ですね。



 次に延平北路と重慶北路の間にある茶芸館「有記名茶」へ行きました。一階では茶葉や茶器などを販売していますが・・・



 二階はこのようになっております。



 お茶を飲むスペースがあり、小さなステージもあって、定期的に舞台鑑賞ができるようになっています。



 ガイドさんによる芸の説明がありました。二つ目の劇は、台北の小さな劇団による、現代風にアレンジした古典劇。



 お客さんはテーブルについて幕が開くのを待ちます。



 お、始まりました。



 ステージの脇には楽器隊。



 日本人の観客のために、日本語による字幕も出ていました。



 このお話はなかなか面白かったです。珍珠奶茶(パールミルクティー)がどうやって誕生したのか、という実話を元にユーモアを交えてお話が展開します。



 茶葉のお店の主人が登場。



 白い服を着た女性がミルクティーを、黒い衣装を着た男性が珍珠(タピオカ)を表現しています。最後に腕を組み合って踊り、融合を表現していました。



 最後にライバル店同士だった、ミルクティーのお店とタピオカティーのお店は協力して、それぞれの看板メニューを合体させることにしました、とさ!



 めでたし、めでたし!とここで終劇。楽しい劇でした。


    
 最後に保安街にある「順天外科醫院」というカフェの最上階にあるイベントスペースで、布袋戲(ポテヒ)が行われました。ガイドさんの後ろに見えるのが布袋戲(ポテヒ)の人形劇に使われるステージです。



 人形は向かって右側の「入相」と書いてある窓口から登場します。



 人形師さんの巧みな人形遣いに驚かされます。時には人形をぽんと高く放り投げて、上にある窓をくぐらせることもあるんですよ。



 今回の劇は勧善懲悪もので、わかりやすく、面白かったです。



 客席からは見えないのですが、ステージの後ろに楽団がいて、「北管」という中国北方の流れをくむ旋律で音楽を奏でます。



 人形遣いの方は人形を操るだけではなく、台詞も言います。



 楽しい観劇のひと時でした。



虎尾の切り絵の町

2016-04-14 20:19:01 | お勧めスポット

 虎尾に、切り紙細工のような絵が描かれている一角があると聞き、是非見たいってんで行ってきました。それがこちら。虎尾の中心からやや西に行った、「北溪厝」と呼ばれるエリアにありました。



 158号線から龍安宮に続く道を右に折れ、お宮の門の下をくぐったところから、絵は続いていました。



 ほら、見てください!白い壁に赤一色の動物の絵。中華伝統の切り絵みたいな図案です。ネズミ、牛、トラ・・・干支の絵が描かれています。



 おおおお!家の壁一面に描かれた、大胆な絵!



 お寺のすぐ斜め向かいにある建物の壁も、ご覧の通り大胆に描かれています。



 すぐ側では台湾の伝統芸能、布袋戯(人形劇)が青空上映中。



 その向かい側の大きな建物の壁にも、いっぱいに赤い絵が描かれています。この絵はちょっと可愛いデザイン。



 お寺に続く道の両側の壁には、切り絵タッチの絵がずらりと並んでいました。これも干支の絵です。



 この絵も素晴らしい~!チャルメラを吹いているのはお猿さんかな?


    
 電信柱にもこのように、鯉のぼりのうろこみたいなデザインが赤で描かれています。



 作品の青空展示場という感じでしょうか。



 この絵もすてき!すごく気に入りました。



 ちょっとした休憩所もあります。疲れたらここに腰掛けてゆっくりしましょう。



 ん?これは何でしょうか?このニワトリさんも作品の一つなんでしょうね。



 あ、台湾のお正月のとき、玄関に貼る紙に、よくこんなデザインがありますよね。



 おそらくトラ。立派なお髭が自慢です。



 聞いたところによると、絵の先生の指導のもと、大勢の学生が手分けしてこのエリアの壁に絵を描いたのだそうで。それにしてもうまいなあ。



 おお、可愛い!2012年に描かれたのかな。



 蝶々が壁に羽根を広げました!



 アートな壁に目が釘付け。



 年少者が描いた絵とは思えません。



 こちらは大きな絵。ダイナミックな構図です。



 丸々太ったブタさん、愛くるしいですね。



 活動中心には、わりと現代タッチの絵が描かれていました。



 絵本館は、本日お休みのようです。



 とっても楽しげな絵。



 社区の地図も赤い絵で描かれていました。

ハローキティー冰菓室

2016-04-12 20:13:04 | レストラン、喫茶店、茶芸館

 台北市の中心忠孝東路にある、台湾オリジナルハローキティーのお土産物屋さんの奥に、「HELLO KITTY冰菓室」という喫茶店があります。奥まっているため、ちょっと分かりにくいのですが、お店の奥にひっそりとありますので、思い切って覗いてみましょう。


 
 お店はざっと見渡すとこんな感じです。



 キティーちゃんの絵や人形が置いてあるから、キティー関連のお店だと分かりますが、キティーがなかったら単なる喫茶店という感じです。あ、ところで日本ではみな「キティーちゃん」と言いますが、台湾の皆さんは「ヘローキティー」と、なぜだか必ず「HELLO」をつけて呼びます。確かに正式な呼び方なのですが、日本人には違和感がありますよねえ。



 お店の壁はキティーちゃんで飾られています。



 ほら、ご覧の通りです。あ、ちなみにキティーは中国語では「凱蒂」と書きます。


    
 壁で一番目立つ所にあるキティーちゃん。



 丸椅子にもキティーちゃんが描かれていました。日本人以上にキティーちゃんが好きな台湾の方々ですが、どんだけ好きやねん!!と思ってしまいます。他の国のキャラクターなのに、この力の入れよう・・・まあ、台湾にはキティラーと言われる人もいますからねえ。


    
 とにかくテーブルについて、メニューを見てみました。「古早味」というメニューがあるように、こちらは懐かしの古きよき時代をテーマにした店構え。どおりでキティーちゃんにしては哀愁漂うようなお店の雰囲気になってるなあと思っちゃったよ!


    
 栄養トーストセットのメニューから注文することにしました。



 私のチョイスは卵のサラダに人形焼をプラスしたもの。ドリンクはコーヒーで。



 こちらは娘のオーダー。ハムチーズトーストにキティー餅のついたもの。ドリンクはミルクティー。


    
 キティーちゃんの顔が焦げ目になってつくように作られたトースターで焼いたのね。素人でもできそうなメニューですが、これで商売が成り立つところが台湾。



 娘は喜んでいますが、私は「ふーん、こんな店よう作ったなあ・・・」と別の意味で感心しておりました。



 懐かしのムードがコンセプトとは言え、キティーちゃんとはちょっとミスマッチかも・・・というのが私の感想ですが、まあ、それもいいのでしょう。


    
 うむ、この昭和感というか、電飾がまたノスタルジックというかチープというか場末感があるというか、なんちゅうかほんちゅうかという気分でお店を後にしました。
 キティーちゃんが好きな方にお勧めのお店でした。

HELLO KITTY冰菓室:台北市忠孝東路四段313號 TEL(02)8773-2248
               営業時間11:00~22:00 年中無休

虎尾のサロンカフェ

2016-04-11 20:28:18 | レストラン、喫茶店、茶芸館

 虎尾には沙龍(サロン)カフェという素敵なカフェがあります。これがその建物。


    
 この看板が目印なんですが、場所がとってもわかりにくいので、行くときは町の人に訊いてみたほうがいいでしょう。というのも、道と道の間の奥まったところにあるからです。中正路と福民路の間にありますので、注意、注意。



 探し回ってやっと辿り着きました~。門もなかなか素敵じゃないですか。



 郵便受けもずいぶんと洒落ていますこと!



 とにかく中に入ってみましょう。松の木の枝が伸びているところのドアから入ります。



 「サロン」というだけあって、お店の中は、ほら、ご覧の通り。



 本棚にぎっしり飾られた本、それに立派なテーブルとソファー。この椅子に腰掛けて、実際にティータイムができるんです。



 どうしよっかなあ、ここに座ろうか・・・



 少人数なら、この席でもいいですねえ。奥にも本棚や飾り棚があります。


    
 こちらの席もソファー、テーブルがゴージャスです。でもって、窓などは和風。和洋折衷が面白いですね。



 こちらの二人用の席は、1925年代のアールデコですって!



 展示品の、昔のタイプライター。



 天井から吊るされたシャンデリアがなんとも可愛いデザインです。



 結局、この席に座ることに決めました~。



 午後のティータイム。店主にお勧めのメニューを教えてもらって注文しました。尚、このお店では最低消費一人250元になっていますので、ご注意を。



 お店オリジナルの手作りチーズケーキとコーヒー。


    
 蜂蜜レモンジュースはすっきりとした清涼感。暑かったので喉に爽やかでした。



 私が注文したのは、サトウキビラテという変わった飲み物。飲んでみると、確かにサトウキビの味がしましたが、バター風味もあり、なかなか新鮮なお味でした。



 店主お勧めのニンニクパイ。これ、とっても美味しかったです!お店のオリジナル商品のようです。ああ、お土産に買ってきたらよかったと後悔。温めて食べると尚おいしいです。

虎尾厝沙龍:雲林縣虎尾鎮民權路51巷3號 TEL05-631-3826
      營業時間:11:00 ~ 23:00 日曜日:11:00 ~ 18:00 (月曜休み)