イギリスのメイ首相が辞意を表明したそうで。
【ロンドン=板東和正】辞任を表明したメイ英首相は、英国の欧州連合(EU)離脱に道筋をつけられないまま退陣に追い込まれた。円満な離脱に必要な離脱協定案の下院可決には3度も失敗。打開策はいずれも猛烈な批判を浴び、辞任表明の演説では涙ぐみながら無念さをにじませた。メイ氏が失態を繰り返した原因は何だったのか。
確かにEU離脱派との交渉が上手くいっていなかっただけでなく、保守党内ですら意見をまとめることが出来なかったって点では「乏しい」とも言えなくもないのですけど、この人の場合、結構気の毒でもあるんだよなあ。
そもそもこの人は離脱反対派の立場の人で、側近も“そっち系”だったのに、国民投票でEU離脱の方が上回った為、自らの信念を曲げてEU離脱に向けての活動をしなくてはいけなくなってしまったのですから。
しかも離脱賛成派が勝利した途端、側近が次々と裏切り始め、政府内でも殆ど孤立状態になってしまったので、他党との交渉なんてやっているヒマも無し。
その上、かつての側近を含めた与党側も意見が二転三転しまくったり、メイ首相の不信任案を出したり、逆に野党から出たのを否決したりと国会自体が完全に大混乱に陥ってしまって何一つ決まらない状態がずっと続いていたのですから、そんな無茶苦茶な状況の中、よくやったとは思いますよ。
しかも、EU側からもヘンな圧力掛けられたり“嫌がらせ”をされたりして、そっちの方の対処にも追われる始末。
で、最後は離脱賛成派・反対派双方から責められて、にっちもさっちもいかなくなって辞任せざるを得なかった、と。
それにしてもイギリス議会ってもう少し「まとも」なのかと思っていたのですけど、今回の騒動であっちも「かなり腐り切っている」事が良く判りました。
欲と欲が露骨にぶつかりまくって、話が全然進まないんだもんなあ・・・。
ただ、話が進まないって事に関しては我が国の国会も負けていないどころか、そもそも野党が話し合いの場にすら出て来ないのですから、文字通り話になりません。
そのくせ、丸山穂高議員の事は何が何でも潰したいらしく、特にかつて所属していた維新の会などは殆ど憎んでいるとしか思えない程、徹底的に丸山穂高議員を潰す気満々!
で、その丸山穂高議員が体調不良で2ヶ月程入院する事になったそうですが・・・
衆院議院運営委員会の高市早苗委員長は24日、議運委理事会の事情聴取を欠席した丸山穂高衆院議員が「2カ月間の休養が必要」とする診断書を提出したと明らかにした。病名は本人の意向で公表できないとした。
それに対する維新の会の松井の言い草がこれ。
日本維新の会の松井一郎代表(大阪市長)は24日、体調不良を理由に衆院議院運営委員会の理事会を欠席した丸山穂高衆院議員について「2カ月も出て来られないなら、まずはけじめつけて早く辞めて、治療に専念してもらいたい」と記者団に語った。
「物も言い様で角が立つ」
って言葉がありますけど、敢えて角を立てて相手を挑発する始末。
もしこれが仮病じゃなくて、マジの病気だったらどうするつもりなんでしょうなあ。
しっかし、丸山穂高議員絡みの件では、私の中で維新の評価ダダ下がりと言うか、最早「マイナス」ですがね!
いやまあ、別段高く評価していたワケでも無いのですけど「旧民主党のヤツらよりは少しは役に立つ」と思っていたのに、今やってる事は正に旧民主党議員のやり口そのまんま!
やっぱコイツも「ツラ構え通り」だった、と言う事でしょうなあ。
┐( ̄ヘ ̄)┌ フゥゥ~
それと、元島民とかも抗議しているみたいですが・・・
丸山氏に元島民らの団体が抗議文 「常軌逸した言動、容認できぬ」
北方領土を戦争で取り返す是非に言及した丸山穂高衆院議員(大阪19区)に対し、元島民らの団体が23日、「発言やその前後の行動は常軌を逸したものであり、極めて遺憾」とする抗議文を送ったことが団体幹部への取材で分かった。
何でしょうねえ、私には
「ロシア様のご機嫌を損ねる様な事を言うヤツは許さん!」
って風にしか見えんのですわ。
そう言えば昨日の情報番組に元島民って人物のインタビューが流れていたのですけど、その時その元島民ってのが
「地元のロシアの方々」
とか言ってたんだよなあ。
で、個人的にはこの「地元」って言葉が引っ掛かると言うか、そういう言い方をしている時点で、この元島民とやらはロシア側が島を所有していることを認めている様なものって事になるんじゃないの?
それに、こういう言い方をすると失礼ですが、その元島民とか言う人達はもし島が返還されたとしても本当に島に戻る気があるのかな、と。
だって、元島民と言う事はハッキリ言って高齢者ですよね?
そんな人達が果たして今更「島の生活」が出来るとは、私にはとても思えんのですわ。
それに、今の様な状況だったら政府からも色々と援助を貰えたりしているけど、島が返還されたらいずれそれらも全て無くなってしまうワケですわな。
数十年と「そういう生活」をしてきた人達が、今更「ど田舎」に暮らすことが出来るでしょうか?
いや、出来ない!
地方再生計画の一環で「田舎に住もう!」ってのを政府や各自治体が推奨していた関係上、一時期定年退職した人達が“移住”して来たりしたのですが、これがまあ、結構な確率で逃げ出すんですわ。
曰く
「田舎の生活に憧れていたけど、現実は余りにも不便過ぎる上、人間関係も難しすぎて、とてもじゃないが住んでいられない」
だそうな。
まあ、私もUターンした時に同じ事考えたので、その気持ちは良く判るんですけど(^^;)、これが島だったらそれこそ不便どころの話ではありません。
なので私はおそらく大半は「島に戻ることを諦めている」のだろう、と。
まあ、大半の人はそんな事判っているけど、敢えてツッコミ入れないだけでしょうけどね。
アイヌ等々を見ても判る通り、一度手にした利権を敢えて手放すような奇特な人間は、世の中なかなか存在しませんからなあ・・・。
┐( ̄ヘ ̄)┌ フゥゥ~
と言う所で、丸山議員じゃありませんが私もちょいと体調が悪いので、本日はこの辺にて。