9月になったら北信濃に住む釣友をプチ遠征に誘おうと考えていた。
その前にイワナの魚影を確かめておこうと偵察釣行に出てみた。
朝夕のウォ-キングをサボっている身には久方ぶりの猛暑の山歩きがエラく堪える。
途中で50代と思しき身軽な釣り人に追い越されて見る見るうちにおいて行かれる。
20代の重装備の登山者にもあっという間に追い越された、若いって素晴らしいなあ!
嫌な予感がしていた。
登山道を1時間半ほど歩いて目的の沢に辿り着いた。
ここまでに越えてきた大小3本の沢の増水がきつくて釣りになる状態ではなかったのだけれど
この沢の状態も同様で対岸への渡渉もままならず、攻めるポイントも殆どみつからない有様である。
登山道に接する辺りの数少ない緩いポイントで6寸ほどのイワナを2尾釣ってリリ-スし上流へと釣り上がる。
白泡だらけの巻き返しに大きめのガン玉をつけたニンフを沈めて何度も丁寧に攻めれども反応はまったく無し。
諦めて早めの川飯にする、、、夏はいかにも涼しきように、、、やはり冷たい沢水に浸したビ-ルは欠かせない。
川飯しながらのんびりしていると先行していたベテラン釣り師が下りてきた。
怖くて渡渉できずに100mほどの区間で粘ったそうだがイワナの気配すら無かったとのこと。
なんでも一昨日までの数日間、50ミリを超えるゲリラ豪雨が続いたようで貧果もやむなしとお互いに慰めあって別れる。
この沢にはいいテン場があって8月に入るとテン泊する釣り師が絶えない。
今日はここでタ-プとシュラフカバ-だけで夜を過ごす、、、この沢には虫がいないのが何よりありがたい。
イワナ料理のない山の夕餉は侘しいものがある。
お中元に頂いたステ-キ用のハムで昼と同じメニュ-もまた如何にも侘しいものがある。
こんなこともあろうかとザックの中にはいつも本を忍ばせてある。
『池波正太郎指南 食道楽の作法』、四季折々の食と酒に纏わる薀蓄には山飯川飯に通ずるものがあって僕の愛読書の一冊になっている。
食も酒も一期一会、この一食が最初で最期と思ったら一食たりとてないがしろにはできない。
独りの時も食べたいと思うものを食べたいし、心許せる酒敵と呑みながら和やかに語り合う時を過ごしたい。
そう思うと今回の夕餉は死んでも死にきれないほどに侘しいものがある。
イワナを殺すな喰うなと批判する者もいるが次回こそはイワナを酒肴に一期一会の酒を楽しみたいものである。
この夜は風が強くなって眠る前に焚火を消した。
貧果も手伝っていつになく眠れないほどの寒い夜になった。
それでも、この燃えるような夕景に出会えたことで一日のいい締めくくりになったと思いたい。
その前にイワナの魚影を確かめておこうと偵察釣行に出てみた。
朝夕のウォ-キングをサボっている身には久方ぶりの猛暑の山歩きがエラく堪える。
途中で50代と思しき身軽な釣り人に追い越されて見る見るうちにおいて行かれる。
20代の重装備の登山者にもあっという間に追い越された、若いって素晴らしいなあ!
嫌な予感がしていた。
登山道を1時間半ほど歩いて目的の沢に辿り着いた。
ここまでに越えてきた大小3本の沢の増水がきつくて釣りになる状態ではなかったのだけれど
この沢の状態も同様で対岸への渡渉もままならず、攻めるポイントも殆どみつからない有様である。
登山道に接する辺りの数少ない緩いポイントで6寸ほどのイワナを2尾釣ってリリ-スし上流へと釣り上がる。
白泡だらけの巻き返しに大きめのガン玉をつけたニンフを沈めて何度も丁寧に攻めれども反応はまったく無し。
諦めて早めの川飯にする、、、夏はいかにも涼しきように、、、やはり冷たい沢水に浸したビ-ルは欠かせない。
川飯しながらのんびりしていると先行していたベテラン釣り師が下りてきた。
怖くて渡渉できずに100mほどの区間で粘ったそうだがイワナの気配すら無かったとのこと。
なんでも一昨日までの数日間、50ミリを超えるゲリラ豪雨が続いたようで貧果もやむなしとお互いに慰めあって別れる。
この沢にはいいテン場があって8月に入るとテン泊する釣り師が絶えない。
今日はここでタ-プとシュラフカバ-だけで夜を過ごす、、、この沢には虫がいないのが何よりありがたい。
イワナ料理のない山の夕餉は侘しいものがある。
お中元に頂いたステ-キ用のハムで昼と同じメニュ-もまた如何にも侘しいものがある。
こんなこともあろうかとザックの中にはいつも本を忍ばせてある。
『池波正太郎指南 食道楽の作法』、四季折々の食と酒に纏わる薀蓄には山飯川飯に通ずるものがあって僕の愛読書の一冊になっている。
食も酒も一期一会、この一食が最初で最期と思ったら一食たりとてないがしろにはできない。
独りの時も食べたいと思うものを食べたいし、心許せる酒敵と呑みながら和やかに語り合う時を過ごしたい。
そう思うと今回の夕餉は死んでも死にきれないほどに侘しいものがある。
イワナを殺すな喰うなと批判する者もいるが次回こそはイワナを酒肴に一期一会の酒を楽しみたいものである。
この夜は風が強くなって眠る前に焚火を消した。
貧果も手伝っていつになく眠れないほどの寒い夜になった。
それでも、この燃えるような夕景に出会えたことで一日のいい締めくくりになったと思いたい。
何度もレポ拝見してしまいました。
H沢谷を詰めて読売新道を下る壮大な沢旅にも感動しましたが
南アの峪に1週間も籠ってどでかいヤマトと遊ぶ沢旅もまた垂涎ものです。
実は僕も20代のころ東の最奥部に入ってたっぷり2日間ヤマトに遊んでもらった記憶があり
いずれ入りたいと思っていたら核心部が永年禁漁になってしまい諦めていたところです。
手前のエリアでもこれだけのヤマトに会えるならぜひまた入ってみたいとうずうずし始めています。
峪に籠り、停滞してじっくり浸る今回のような沢旅が僕の理想とするところですが、そのお手本のような沢旅を見てうずいてうずいてどうにもなりまへん。
素敵な沢旅のレポ、ありがとうございました。
沢で2泊とりますが、ゲリラ豪雨は本当に怖いですね。
自分のいる場所が降っていなくても、上流で豪雨になったら危ないですから。
先週は南アをやりましたが、天気が不安定でラジオの天気予報と沢に異変が生じていないかチェックしながら遡行を続けました。
自然と向き合いながら、無理せず楽しみましょう!
Kちゃんの場合の農作業は
趣味なのか本職なのか、どっちやねん?
まあ、農作業には収穫の喜びがあるからいいよね。
考えてみたら今年はスイカを一つも食べておりまへん。
子供の頃はあれだけ食べていたのになんでだろうねえ?
スイカもナスもキュウリもトウモロコシもまずまずの出来
寄ってくれたらいくらでも上げたいんだけど忙しくて無理か
な
沢ではくれぐれも早めの撤退に心がけてくださいよ
豪雨に襲われたら経験のあるなし関係ないからね
古女房とくたびれた親父が共に酒を酌み交わすのもいいものではありませんか。
うちは毎晩、カミさんとキンキンに冷えたビ-ルを楽しんでます。
喜多方の居酒屋通いもええですが
たまには奥様と指しつ指されつの時間をお楽しみ下さいませ。
最近のゲリラ豪雨はホントに怖いですわ。
天気予報に関係なく突然襲ってくるからね。
峪を責めるKちゃんも絶えずエスケ-プポイントを探しながら遊んで下さいね。
この日は午後7時20分に夕焼けが出現しました。
強い風さえ吹かなければ最高のテン泊になったんだけど、、、、
半額のタイミングをつかむのも狩猟で獲物を捕らえるのと同じ心境ですな。
ステ-キの焼き方担当、さすが肉食男子の面目躍如ですな。
猛暑の夏を肉で乗り切ろうね。
最近はどうしちゃったのかと心配していましたが
仕事が忙しいのならなによりだす。
今は家でゴロゴロしてて
イワナの荒食いの9月出撃を狙っている訳ですな。
もう酒と古い女房の文句とグチあれば何もいらない、人は死ぬまで生きているみたい、あと少なくなった残りを品格もなく格好よく頑張るつもりの山親爺。
最近のゲリラ豪雨が怖くて、足が遠のいておりますが、こんな綺麗な場所で泊まって癒されたいです。
自然児高崎先輩の夏がやってきましたね!
しかし、異常気象のせいかゲリラ豪雨が頻発しております。先輩のようなベテランは大丈夫なんでしょうが…万が一のことで奥様を泣かすようなことが無いよう、栃木の田舎から祈っております。
さて、一期一会。私も意地汚くて、毎回の食事に煩く、カァちゃんに面倒くさがられております。最近はアメリカンビーフに凝って、お気に入りのステーキ肉が時間で半額になるタイミング狙いのスーパー通い…
(なんせ、1人前250円まで下がるのです!)
勿論、ステーキ焼くのは食道楽の私の仕事。家族皆ペロリと食べます。(最近円安で出物が少ないですが、密かな道楽になっております。)
『池波正太郎指南 食道楽の作法』、マイタウンライブラリーで探してみます。
どこでもドアがほし~い。
そう、山の夕景と朝焼けは感動ものだったでしょ?
山の素晴らしさは何と言っても雪と夕景と朝焼けなんですわ。
この感動は、山で夜を過ごさなければ絶対に体験できないものですね。
今年は槍で荘厳な夕景と夜明けに感動できるといいですね。
渓の傍は夏でも気温が低いのですわ。
特に強い風に吹かれるとタ-プとシュラフカバ-だけでは厳しいっす。
地面はどんなに凸凹でも寝られるのですが
寒いと熟睡は無理なんですよね。
やはり野宿のためには温かいウェアを一枚携行すべきでした。
今年の夏はトムさんも是非とも渓泊を、、、、
9月に一緒に遠征できれば焚火とイワナで一献傾けられるのですが。
10月初旬なら、みずがきでハナイグチを摘んで食しながらたき火で一献もいいかも。
ご都合をお知らせ頂ければ日程調整いたしまっす。
是非やりたいですね。
山の頂で見る夕景は他の何よりも素敵ですよね
私は雲の平への途中の双六小屋で夕景と朝焼けを見て感動しました
あの時の体験から、山に登ったら一泊して夕景と朝の景色を見ないと
本当の山の素晴らしさはわからないと強く思いました
今年の夏は少しシ-ズンを外して槍ヶ岳の小屋に泊まって北アルプスの夕景を眺めたいと思います
この増水具合じゃ仕方ありませんね。
9月はご釣友と良い釣りを!
しかし、盛夏の折、寒いとは!!(驚
灼熱の下界とはずいぶん違うんですね。
とにかく無理せんことですよ。
ここで無理したら来年に響きますからね。
雨雲レ-ダ-を見ていると今年の新潟、富山、長野辺りはゲリラ豪雨が頻発しているようだから
かえって諦めがついてNさんにはよかったかもと思っておりました。
残り8月9月は危険地帯は諦めてT内川の下流あたりで軍艦イワナを狙うのもいいかも。
今年もまた40センチ級を期待しちょります!
北アルプスはゲリラ豪雨が頻発したようで散々でしたわ。
南アの方がよかったかも、、、、
こんな状況でも執念とテクニックの熊さんなら釣っていたかもね。
それにしても予定が合わなくて心許せる酒敵と山でやれないのが寂しいですわ。
いずれ山で一献傾けたいと思うちょります。
お盆には激戦の北信濃で是非とも軍艦イワナを抜きあげて下さいね。
寅さんによろしくです!
我らは言うなれば病人みたいな者ですな。
我ら病人は山や渓でしか心癒せない訳だから
野宿するなと言われてもハイそうですかとはよう言えぬ訳でして。
自然に敬意を払いながら心置きなく野宿して疲れを癒そうではありませんか。
二ツや三つイワナを食べたからといってイワナの再生能力が衰える訳ではありません。
利根川水系は僕も未体験ゾ-ンだす。
若いころボ-トで湖を渉って入ろうかと画策したことがあったけれど未だに果たせぬままだす。
ぜひレポを拝見したいと思います。
それにしても、み-さがちゃんほどの健脚でも仕事に明け暮れているとスタミナ不足に陥る訳だから
僕のような体力曲線が下降線を辿っている年代はトレ-ニングを続けるしかありませんな。
これからが山釣りの盛期、お互いにいい山釣りをしましょうぞ!
食道楽の作法、ぜひご一読を!
四季折々の食と酒に関する薀蓄にはなるほどと頷いてしまいます。
たとえインスタントラ-メンを食べるのにもひと工夫、
山菜や鍋を美味しく仕上げるヒントなどなど毎日の料理にも十分に使えます。
そして食に対する意識が少しだけ変わると思います。
限られた時間、やはり食と酒と酒敵、そして口福は大切にしたいものですね。
散々な山釣り解禁となってしまいました。
こんなことなら6寸イワナをキ-プしておけばと後悔しきりです。
この夜は強風の中でのタ-プ泊だったので寒かったっす。
下は山ズボンに雨具、上は山シャツと薄手のフリ-スその上に雨具
焚火があればなんちゃないのだけれど風が強かったので焚火を消しちゃったからね。
テントなら強風にあおられることもなく快適に眠れたと思いますね。
山は軽量化も大事だけれど衣食住はもっと大事ですな。
この憂さは黒部で果たしましょうぞ!
でも、すぐに嗜好を変えて別の楽しみを享受するところはさすがですね。
こちらまだ梅雨も明けておらず、釣り仲間情報だと、今年はみんな思うような釣りが出来ていないようです。
幸か不幸かこのところ週末も天気が悪く、おかげでうずうず感も薄くなり、何となく救われてます。
本当は今週末から復帰しようと目論んでましたが、未だ痛みが引かず、このままお盆に突入してしまいそうです。
おいらも溪の景色だけでも見に行くかな?
にしても、心洗われる大自然の景色ですね、
今年も黒部で幼気で無垢な岩魚を釣るのですね、私は毎年休みが合わないので行けませんが頑張って下さいまし、私は下界でスレ切った狡猾な渓魚を根性で釣りますので!
先日利根川水系の平坦な渓流を歩いただけでヘトヘト・・・
スタミナ不足なのか、単に疲れていたのか・・・汗
遠征先で野宿なんて良いですね~
丹沢でやると私のように叩かれます(笑)
ここだけのはなし、確信犯的に仲間に突っ込まれるの期待して
記事にしたら。。。。あんな事に(笑)
どうもお騒がせしました、すいません♪
高崎さんほどの熟練の手際の良さは学びたいですね
ハムめちゃくちゃ美味そうじゃないですか~
誰かお中元にくれないかなあ~
自然の恵みに感謝を忘れずイワナを食したいと思っています。
愚妻は僕の好きなものをできるだけ取り入れて毎日満足できる料理を心掛けてくれています。
この年になると一食一食を大事にしたいということを強く感じます。
食の一期一会、この一食が最初で最後と思ったら食べ物に感謝すると同時に一食たりともないがしろにできないですね。
食道楽の作法、ぜひ一読したいと思います。
いよいよ山釣りの季節ですね。
今回は不調に終わられたようですがこれからいい思いをされればいいですよ。
僕は仲間と一緒には何度となく山中の沢で幕営したものですが単独では怖くて経験がないのです。
焚火や夕景を眺めながら独りの時間を過ごせる貴殿がうらやましく思えます。
水量の多い川は本当に怖いから勇気ある撤退ですね。
夜は何度ぐらいまで下がりましたかね?
格好はどんな感じでしょうかね?
そろそろ黒部イワナ爆釣旅の準備始めてます。