9月5日からの3日間、野呂川源流の『両俣』へ入った
今回の旅は両俣のヤマトに唯ただ再会したいがための旅である


前夜8時には芦安の駐車場に入って今回は万全の体制である
車中で『ひとり大宴会』を打って9時半、酔いにまかせて眠りに就いた
明日は早朝5時10分発の広河原行のバスに乗る
たっぷり眠って気分爽快で朝を迎える筈であった
が、大幅に寝過ごして次のバスも満員でチケットが買えず、またもや先が思いやられるスタ-トとなってしまった

北沢出合から両俣小屋に向けて歩き始めて1時間と少々、山小屋までの中間点に『仙丈ヶ岳』から流れ下る谿『大仙丈沢』が見える
興味をそそられて最初の堰堤を高巻いて1時間ほどロッドを振ってみたが反応すらなく僕の好奇心は脆くも打ち砕かれてしまった




両俣小屋に辿り着いたのは昼過ぎになっていた
26才になる女王様のブ-にソ-セ-ジをやりながら小屋番の星さんに先行者を聞いてみると
左俣に若いルア-マンが3人、右俣はエッサマンが2人入ったと言う。
諦めてビ-ルで喉を潤しながら入溪時間を計ることにした




本命の右俣は明日に温存することにして午後2時過ぎに左俣に入った
残された釣り上がりの時間は2時間半、小さなポイントは無視して上流へと飛ばした
中流はニッコウとハイブリッドが、上流はほぼヤマトが、15尾ほど出たが型はみな7寸止まりの小型である
しかし先行者がいてもこれなのだから魚影の濃さは推して知るべしである




帰路は北岳からの登山道を懐かしさを噛みしめながらゆっくりと下った
苔むした栂の林には『ムラサキシメジ』や『チャナメツムタケ』が沢山顔を出していた(この画像は関係ありません)
夕飯に出されたムラサキシメジとナスの炒め物でビ-ルがすすんだのは言うまでもありません


この小屋は山屋さんと釣り人が6:4といったところでしょうか
食後はビ-ルをやりながら釣り談義と山談義に花が咲く訳ですが
『重い荷物を背負って山に登るなんざ苦しいだけでおもしろくも何ともないだろうに』と無神経な釣り人の言葉に対して
『釣れるかどうかも分からないくせに何がおもしろいの?』と言うオバチャン山屋さんの反論なんぞをを聞いていると
釣りも山もやる(やった)僕は不毛の議論を聞いているようで悲しくなってしまう訳でして
結局は『理屈じゃなくてね、やった者でないと分からないんだよね』と言ってやりたいのをぐっと呑み込んでブ-と戯れていた訳で






さて、明けて日曜日
沢割で僕は本命の右俣を譲ってもらって午前8時半にひとり右俣へ向った
朝の光が差し込む溪からは凍えるような冷気が消え緑濃い原生林が目映く輝き始めていた
この深い原生林にひとり居る自由が僕を先へ進めと促し、ひとり居る恐怖が僕を押しとどめようと葛藤する
それでも僕は、あの日に出逢った精悍なヤマトともう一度対峙したくて、
ロッドを通じて感じる生命漲る躍動のバイブレ-ションをもう一度この手に感じたくて流れの先へと踏み出して行った
ロッドをたたんだまま下流を過ぎ、中流もポイントを絞ってテンポよく上流域を目指した
岩魚のアタックに一々応じていては先に進めないほどの魚影の濃さがここにはある

左俣に比べて落差の大きい右俣の小滝を幾つも越えて行った
それでも高巻きの必要のないこの谿は標高2000メ-トルを越える谿としては難易度は高くない

いくつかのお花畑が現れる
これから先が右俣の核心部となる
幾つもの立木が無惨に生皮を剥がされていた
熊や鹿の生きるための究極の営みがここにはある、、、心底怖いと思った!
それでも、警戒心の強いヤマトイワナと対峙するために、僕はここで熊鈴を仕舞った

この岩陰に潜んでフライを投じた

一投目で飛び出したのは9寸を越える真っ黒いヤマトであった

ここは四連の小滝の三段目、まるでテラスのようなポイントに登り詰めた
身をかがめ息をひそめて下の小滝からテラスを覗き込んだ
最上段から流れ落ちる二筋の太い流れは、狭まった両岸にギュッと凝縮されて強烈なパワ-を蓄え
脈打つ白波となって暗く澄んだ淵の中層へと突き刺さっている
そして、それが嘘だったかのように流れは縒れて穏やかな波紋を作りながら
やがて落ち口の肩へと鏡のように透き通ったふくらみを描き次の小滝へと消えていく
ヤツは必ずここに居る!
確信してフライのトレ-スをシミュレ-ションした
一投目は白泡の消える当たりから落ち口の肩へ
二投目はあの円形の明るい深みから落ち口の肩へ
最後の一投は左の岩陰から左の落ち口へ、この三投で勝負は着く
もう一度かがみ込んで息を整え、フライのCDCウイングにジェルフロ-タントを薄く塗り、更にドライシェイクを刷毛でまぶした
水面を叩かぬようにロッドを高く立ててふわりとフライをプレゼンテ-ションした
フライは思い通りのポイントに舞い落ちて思い通りにトレ-スしていく
このとき、僕の五感からは滝の音も木々のざわめきも消えていた、、、ように思う
12番のテレストリアルが落ち口のカガミに到達するのを待ちかねたように真っ黒い陰が浮き上がり激しく水面を割った
僕は無意識に手首を返しロッドを高く掲げた
跳ね上げたラインに沿って一条の水しぶきが上がり、瞬時にそれはキラキラと輝く飛沫となって
ピンと張りつめたラインに降り注ぎ、そして水面に吸い込まれていった
ヤツは白泡の奥深くに潜り込み、凶器から逃れようと激しく頭を振りながら底石に針をこすりつけている
ロッドが弧を描き、やがて逆U字に折れ曲がって2番のグラスロットは悲鳴を上げ始めた
しばらく睨み合いが続いたあと、ヤツは弾丸のように落ち口へと突進し、僕の目の前を二段目の釜へとダイブした
黒い魚体に染まった鮮やかなオレンジが目に焼き付いた、美しいヤマトだ!

やがて力尽きてランディングネットに収まった彼は見事な尺ヤマトであった
威厳のある大きな目、鋭く厳つい口、黒ずんだ魚体に鮮やかなオレンジ、
逞しく張ったぶ厚い胸鰭と腹鰭、この魚体の何処を見ても厳しい谿で生き抜いてきた風格と神々しさがある
これこそ深山幽谷に息づく本物のヤマト、このヤマトに再会したくてここまで来たんだ
積年の想いを遂げた僕は、全身から一気に力が抜けてめまいを感じていた
時間はまだたっぷり残っていたが僕はここでロッドをたたみこの谿に感謝して下山することにした


下山の道すがら、岩魚汁の具にと栂の森に入って少しだけキノコを摘んだ
手つかずのこの森もまた、ここに棲息する野生動物たちに豊穣をもたらす森であり続けるのか

僕は心から感謝して彼の尊い命を頂いた
雄だと分かっていながらも緊張して腹を割いた
もし雌だったら、もし腹に卵があったら卵の数だけ命を奪ってしまう

刺身一尺、焼9寸!
マタギに伝わる言い伝えのとおり、脂ののった身は甘く締って絶品の味わいをもたらしてくれた

岩魚を捌いている時、30年前の遠い記憶が突然フラッシュバックするように蘇った
20代の頃、幼なじみのKちゃんと年に一度だけ源流行を続けていた
4度目か5度目の時だったろうか?僕は岩魚を捌きながらこれを限りに源流行を止めようとKちゃんに打ち明けた
釣った岩魚を締める時の、あの哀願するような目に耐えられなくなったからかも知れない
あのまま源流行を続けていたら僕たちは源流のエキスパ-トになっていたかも知れないが
深い谿の底で命を落としていたかも知れない
臆病で慎重な今の僕があるのは、あの時の岩魚のお陰かも知れないとふっと思い返した

両俣のヤマトと再会する旅は僕が思い描いたとおりに終わった

あと3週間余りで両俣の岩魚たちにも本来の孤独と静寂が訪れる
そしてまた餌の乏しい真冬の厳しさと向き合って生きる季節がやってくる
それでも彼らは、強靱な生命力で次代へと命のリレ-を怠りなく続けていく筈である
それを信じて数年後、またこの谿を訪れたいと思います。
今回の旅は両俣のヤマトに唯ただ再会したいがための旅である


前夜8時には芦安の駐車場に入って今回は万全の体制である
車中で『ひとり大宴会』を打って9時半、酔いにまかせて眠りに就いた
明日は早朝5時10分発の広河原行のバスに乗る
たっぷり眠って気分爽快で朝を迎える筈であった
が、大幅に寝過ごして次のバスも満員でチケットが買えず、またもや先が思いやられるスタ-トとなってしまった

北沢出合から両俣小屋に向けて歩き始めて1時間と少々、山小屋までの中間点に『仙丈ヶ岳』から流れ下る谿『大仙丈沢』が見える
興味をそそられて最初の堰堤を高巻いて1時間ほどロッドを振ってみたが反応すらなく僕の好奇心は脆くも打ち砕かれてしまった




両俣小屋に辿り着いたのは昼過ぎになっていた
26才になる女王様のブ-にソ-セ-ジをやりながら小屋番の星さんに先行者を聞いてみると
左俣に若いルア-マンが3人、右俣はエッサマンが2人入ったと言う。
諦めてビ-ルで喉を潤しながら入溪時間を計ることにした




本命の右俣は明日に温存することにして午後2時過ぎに左俣に入った
残された釣り上がりの時間は2時間半、小さなポイントは無視して上流へと飛ばした
中流はニッコウとハイブリッドが、上流はほぼヤマトが、15尾ほど出たが型はみな7寸止まりの小型である
しかし先行者がいてもこれなのだから魚影の濃さは推して知るべしである




帰路は北岳からの登山道を懐かしさを噛みしめながらゆっくりと下った
苔むした栂の林には『ムラサキシメジ』や『チャナメツムタケ』が沢山顔を出していた(この画像は関係ありません)
夕飯に出されたムラサキシメジとナスの炒め物でビ-ルがすすんだのは言うまでもありません


この小屋は山屋さんと釣り人が6:4といったところでしょうか
食後はビ-ルをやりながら釣り談義と山談義に花が咲く訳ですが
『重い荷物を背負って山に登るなんざ苦しいだけでおもしろくも何ともないだろうに』と無神経な釣り人の言葉に対して
『釣れるかどうかも分からないくせに何がおもしろいの?』と言うオバチャン山屋さんの反論なんぞをを聞いていると
釣りも山もやる(やった)僕は不毛の議論を聞いているようで悲しくなってしまう訳でして
結局は『理屈じゃなくてね、やった者でないと分からないんだよね』と言ってやりたいのをぐっと呑み込んでブ-と戯れていた訳で






さて、明けて日曜日
沢割で僕は本命の右俣を譲ってもらって午前8時半にひとり右俣へ向った
朝の光が差し込む溪からは凍えるような冷気が消え緑濃い原生林が目映く輝き始めていた
この深い原生林にひとり居る自由が僕を先へ進めと促し、ひとり居る恐怖が僕を押しとどめようと葛藤する
それでも僕は、あの日に出逢った精悍なヤマトともう一度対峙したくて、
ロッドを通じて感じる生命漲る躍動のバイブレ-ションをもう一度この手に感じたくて流れの先へと踏み出して行った
ロッドをたたんだまま下流を過ぎ、中流もポイントを絞ってテンポよく上流域を目指した
岩魚のアタックに一々応じていては先に進めないほどの魚影の濃さがここにはある

左俣に比べて落差の大きい右俣の小滝を幾つも越えて行った
それでも高巻きの必要のないこの谿は標高2000メ-トルを越える谿としては難易度は高くない

いくつかのお花畑が現れる
これから先が右俣の核心部となる
幾つもの立木が無惨に生皮を剥がされていた
熊や鹿の生きるための究極の営みがここにはある、、、心底怖いと思った!
それでも、警戒心の強いヤマトイワナと対峙するために、僕はここで熊鈴を仕舞った

この岩陰に潜んでフライを投じた

一投目で飛び出したのは9寸を越える真っ黒いヤマトであった

ここは四連の小滝の三段目、まるでテラスのようなポイントに登り詰めた
身をかがめ息をひそめて下の小滝からテラスを覗き込んだ
最上段から流れ落ちる二筋の太い流れは、狭まった両岸にギュッと凝縮されて強烈なパワ-を蓄え
脈打つ白波となって暗く澄んだ淵の中層へと突き刺さっている
そして、それが嘘だったかのように流れは縒れて穏やかな波紋を作りながら
やがて落ち口の肩へと鏡のように透き通ったふくらみを描き次の小滝へと消えていく
ヤツは必ずここに居る!
確信してフライのトレ-スをシミュレ-ションした
一投目は白泡の消える当たりから落ち口の肩へ
二投目はあの円形の明るい深みから落ち口の肩へ
最後の一投は左の岩陰から左の落ち口へ、この三投で勝負は着く
もう一度かがみ込んで息を整え、フライのCDCウイングにジェルフロ-タントを薄く塗り、更にドライシェイクを刷毛でまぶした
水面を叩かぬようにロッドを高く立ててふわりとフライをプレゼンテ-ションした
フライは思い通りのポイントに舞い落ちて思い通りにトレ-スしていく
このとき、僕の五感からは滝の音も木々のざわめきも消えていた、、、ように思う
12番のテレストリアルが落ち口のカガミに到達するのを待ちかねたように真っ黒い陰が浮き上がり激しく水面を割った
僕は無意識に手首を返しロッドを高く掲げた
跳ね上げたラインに沿って一条の水しぶきが上がり、瞬時にそれはキラキラと輝く飛沫となって
ピンと張りつめたラインに降り注ぎ、そして水面に吸い込まれていった
ヤツは白泡の奥深くに潜り込み、凶器から逃れようと激しく頭を振りながら底石に針をこすりつけている
ロッドが弧を描き、やがて逆U字に折れ曲がって2番のグラスロットは悲鳴を上げ始めた
しばらく睨み合いが続いたあと、ヤツは弾丸のように落ち口へと突進し、僕の目の前を二段目の釜へとダイブした
黒い魚体に染まった鮮やかなオレンジが目に焼き付いた、美しいヤマトだ!

やがて力尽きてランディングネットに収まった彼は見事な尺ヤマトであった
威厳のある大きな目、鋭く厳つい口、黒ずんだ魚体に鮮やかなオレンジ、
逞しく張ったぶ厚い胸鰭と腹鰭、この魚体の何処を見ても厳しい谿で生き抜いてきた風格と神々しさがある
これこそ深山幽谷に息づく本物のヤマト、このヤマトに再会したくてここまで来たんだ
積年の想いを遂げた僕は、全身から一気に力が抜けてめまいを感じていた
時間はまだたっぷり残っていたが僕はここでロッドをたたみこの谿に感謝して下山することにした


下山の道すがら、岩魚汁の具にと栂の森に入って少しだけキノコを摘んだ
手つかずのこの森もまた、ここに棲息する野生動物たちに豊穣をもたらす森であり続けるのか

僕は心から感謝して彼の尊い命を頂いた
雄だと分かっていながらも緊張して腹を割いた
もし雌だったら、もし腹に卵があったら卵の数だけ命を奪ってしまう

刺身一尺、焼9寸!
マタギに伝わる言い伝えのとおり、脂ののった身は甘く締って絶品の味わいをもたらしてくれた

岩魚を捌いている時、30年前の遠い記憶が突然フラッシュバックするように蘇った
20代の頃、幼なじみのKちゃんと年に一度だけ源流行を続けていた
4度目か5度目の時だったろうか?僕は岩魚を捌きながらこれを限りに源流行を止めようとKちゃんに打ち明けた
釣った岩魚を締める時の、あの哀願するような目に耐えられなくなったからかも知れない
あのまま源流行を続けていたら僕たちは源流のエキスパ-トになっていたかも知れないが
深い谿の底で命を落としていたかも知れない
臆病で慎重な今の僕があるのは、あの時の岩魚のお陰かも知れないとふっと思い返した

両俣のヤマトと再会する旅は僕が思い描いたとおりに終わった

あと3週間余りで両俣の岩魚たちにも本来の孤独と静寂が訪れる
そしてまた餌の乏しい真冬の厳しさと向き合って生きる季節がやってくる
それでも彼らは、強靱な生命力で次代へと命のリレ-を怠りなく続けていく筈である
それを信じて数年後、またこの谿を訪れたいと思います。
両俣まで行かないと、そのサイズには出会えないでしょうね、
奥飛騨釣行楽しみしています!
やっと、やっとでしたね。
しかし私にははっきりとしたヤマトとニッコウの違いが今だに判りませんが。
ドライにこだわって水面で食う瞬間はたまらないでしょうね。ルアーでは初めに手ごたえを感じることが多いです。
私の周りにはフライマンが居ないので見てみたいなぁ。
デカイのは広河原より下流の方が居るみたいよ
でも源流帯でひとり釣りに没頭するのが好きです
18日、飛騨川源流やりましょうね
右俣で左足の親指を潰して内出血で爪が真っ黒になっちゃって痛いのなんのって、靴がはけません
でも18日までには何とかなりそうです
余りあるけないので熊さんのジムニ-が頼りの綱です、宜しくっす
後日メ-ル入れますね
岩魚の刺身はホンナコツ旨かったっす
この猫は26才になる化け物の様な猫ですが
映画のオバチャンみたいに幾つになっても茶目っ気のある可愛いヤツなんですよ
ホントにようやく両俣に辿り着けました
今年は両俣に見放されているような年でしたから
今回は久方ぶりに緊張感のある釣りが出来ました
デッカイ岩魚が水面を割って食らいつく様はなかなかの迫力ものですよ
あと3週間、心残りの無いように楽しみたいですね
渓流釣りをする私にとって、高碕さんの気持ちが手に取るように分り、自分の感情の高ぶりを感じました、山師と釣り師の問答も、1人渓に立ち入る恐怖心も、渓魚に対する思いも、まるで自分が釣行した思えるほどです。
素晴しい釣行記、有難うございました。
それにしても、#2のグラスロッドとは渋い所ですね、たぶんスローテーパーの曲がりの綺麗なロッドなのでしょうね。
このロッドに尺イワナですからね、堪りませんね。
現在鮎釣りにどっぷり浸かり、渓流はお休みですが、私も山に行きたくなりました。
おいらももっともっと修行しなくちゃ。
またよろしくお願いします。
確かに4~5回やったよね
最後の夏は確か大井川左俣の源流だったと思う
記憶はおぼろだけど山地図を見ると広河内岳から下って山小屋に泊まって周辺を釣って、そのあと左俣本流を釣り上って熊の平に出たような?
あの頃はしっかりした登山道があって沢のそばに小屋もあったと思うけど地図からは小屋が消えてる
熊の平に小屋は無かったと思うけど地図には小屋がある、オレの記憶違いかなあ
2日がかりで沢に下りて2日がかりで帰ったよね
あの時の左俣は俺たちにとって桃源郷みたいだったけど今はどうなんだろうね
確かにあのまま続けていたら命を落としてたかもね、技術なんて何もなかったし教えてくれる人もいなかったし若かったから無茶してたし
でも、おもしろかったよね
また行ってみたいよ
これが純血の「ヤマトイワナ」なんですね。
南・中央アルプス界隈に僅かに棲息していると認識していますが、私が生息域最南限といわれている木曽川・矢作川水系で過去に出会ったのは「ハイブリット」であるとの認識を新たにしました。
19・20日とキャンプしながら、遠山川に詳しい南信濃の方と釣行なので、新たに出会うであろう現地の方々に「ヤマトイワナ」について、詳しく聞いてみようかと思います。
尺ヤマト、本当に良かったですね。
素晴らしい示唆に富んだ釣行記、「ありがとうございました」。