秋はゆるゆるの北八つに浸ろうと3日から出かける計画であった。
それが天気予報に惑わされて出発を4日からに変更したら悲惨な天候に見舞われることとなってしまった。
天候が芳しくないので雨池でちょいと呑んで昼寝でもしようかと麦草峠から歩きはじめる。
このコメツガの苔の森を目にすると、あぁ北八つに来たんだと感慨もひとしおである。
木道の先に広がるコメツガの森が懐かしい!
1時間30分ほど歩いて雨池、今日は珍しく満々と水を湛えて何年か前に昼寝した砂浜も水に埋もれている。
雨池をちょうど半周した辺りで粉糠雨になり気温も1度まで下がって寒さが増してきたが登山道脇に腰を落ち着けて山飯を始める。
ほどなくして雨は霰に変わり紙つぶてのようにバチバチと雨具のフ-ドを打ち付けてくる、気温はマイナス2度まで下がった。
この状況で独り山飯ならすわっ遭難だあ~となるところだけれど二人なら喜々として炒めたベ-コンを頬張り冷たいビ-ルを煽りながら笑いあえる。
山飯を終えて歩きはじめる頃には霰が雪に変わった。
雨池は復路の方が登りが多い、体力が衰えてくると悪天時にもスピ-ドを上げることができずに北アなどでは低体温症で遭難の原因にもなる。
午後3時半に青苔荘(せいたいそう)に駆け込んで乾燥室で衣類を乾かしスト-ブの前で暖をとった。
風呂は遠慮して午後5時半、玄関のテ-ブルをお借りして呑み始める。
8時半まで使っていいとのお許しを頂いた、酒はたっぷりあるのでいい夜になりそうである。
食堂で食事を終えた登山者が次々と覗きにきてたわいない会話で盛り上がる。
小屋の女将さんから野沢菜漬けを頂いて、更に日本酒さわやか信州を追加する。
午後8時半、たっぷり3時間お酒を楽しんで個室の布団に潜り込んだ。
相棒のオ-ちゃんはマイナス6度の寒さに抗しきれずに電気毛布をレンタルした。
これではマイナス25度になる真冬の上高地でのテン泊はほぼ絶望的ということになる。
翌日は信じられない程の快晴になった。
白駒池は群青の空を映して抜けるように青い!
少し先の入り江には一面に氷が張って昨夜の寒さが偲ばれる。
ちょいと歩いてメルヘンチックに浸る、老体にはこんな些細なひとときもこれはこれでいいのです。
帰路は大月ICで下りて小菅村に寄り道して赤く染まったもみじをたのしんでからお蕎麦を頂いた。
原始村そば処と、おばあちゃんの手打ちそば、腰の強い蕎麦としょっぱめのツユはオ-ちゃんの好みである。
いよいよ新蕎麦の季節、今年は何件のお蕎麦を楽しめるのでしょうか?
それが天気予報に惑わされて出発を4日からに変更したら悲惨な天候に見舞われることとなってしまった。
天候が芳しくないので雨池でちょいと呑んで昼寝でもしようかと麦草峠から歩きはじめる。
このコメツガの苔の森を目にすると、あぁ北八つに来たんだと感慨もひとしおである。
木道の先に広がるコメツガの森が懐かしい!
1時間30分ほど歩いて雨池、今日は珍しく満々と水を湛えて何年か前に昼寝した砂浜も水に埋もれている。
雨池をちょうど半周した辺りで粉糠雨になり気温も1度まで下がって寒さが増してきたが登山道脇に腰を落ち着けて山飯を始める。
ほどなくして雨は霰に変わり紙つぶてのようにバチバチと雨具のフ-ドを打ち付けてくる、気温はマイナス2度まで下がった。
この状況で独り山飯ならすわっ遭難だあ~となるところだけれど二人なら喜々として炒めたベ-コンを頬張り冷たいビ-ルを煽りながら笑いあえる。
山飯を終えて歩きはじめる頃には霰が雪に変わった。
雨池は復路の方が登りが多い、体力が衰えてくると悪天時にもスピ-ドを上げることができずに北アなどでは低体温症で遭難の原因にもなる。
午後3時半に青苔荘(せいたいそう)に駆け込んで乾燥室で衣類を乾かしスト-ブの前で暖をとった。
風呂は遠慮して午後5時半、玄関のテ-ブルをお借りして呑み始める。
8時半まで使っていいとのお許しを頂いた、酒はたっぷりあるのでいい夜になりそうである。
食堂で食事を終えた登山者が次々と覗きにきてたわいない会話で盛り上がる。
小屋の女将さんから野沢菜漬けを頂いて、更に日本酒さわやか信州を追加する。
午後8時半、たっぷり3時間お酒を楽しんで個室の布団に潜り込んだ。
相棒のオ-ちゃんはマイナス6度の寒さに抗しきれずに電気毛布をレンタルした。
これではマイナス25度になる真冬の上高地でのテン泊はほぼ絶望的ということになる。
翌日は信じられない程の快晴になった。
白駒池は群青の空を映して抜けるように青い!
少し先の入り江には一面に氷が張って昨夜の寒さが偲ばれる。
ちょいと歩いてメルヘンチックに浸る、老体にはこんな些細なひとときもこれはこれでいいのです。
帰路は大月ICで下りて小菅村に寄り道して赤く染まったもみじをたのしんでからお蕎麦を頂いた。
原始村そば処と、おばあちゃんの手打ちそば、腰の強い蕎麦としょっぱめのツユはオ-ちゃんの好みである。
いよいよ新蕎麦の季節、今年は何件のお蕎麦を楽しめるのでしょうか?
拝見している方が震える様な氷点下行…
もしかして、遭難と紙一重では?
その後、山小屋でした長~い酒宴は、無事を祝う祝宴。
(蕎麦が旨そう!)
持病持老体の先輩方の健脚に脱帽です。
次ぐ日の天気はご褒美だったですね。
追伸
私のパソコン(XP)が壊れまして、今記事が出来ません。
誕生祝のお礼も出来ずに失礼しました。
晴れても雨でも暑くても寒くても山でも渓でも
山の頂上を制覇しなくても、とにかく呑む楽しみだけは
譲らないという心意気は大したものでございます。
小菅村のお蕎麦屋の風景がいいですねえ。
格子戸から眺めるもみじが艶めいて美しゅうございます。
整備点検中の私と身体が若干衰えてきた母にとっては最高の紅葉狩りとなりました。
松姫峠~牛ノ寝通り‥とっても素敵な森でございました。
まだ、体が夏の暑さを覚えているので、果たしてマイナスになる外気がどんなに締め付ける寒さか思い出せません( ̄∇ ̄)
1人では中々楽しめない雨でも相棒が居れば楽しく飲み語らえるんですね。
いつもながら本当に、羨ましい限りです!
薪ストーブの前で野沢菜つつきながらやる一杯も楽しいでしょうね。
昔は食べられなかった野沢菜や春菊が今は大好物になりました。
もう今年も11月。
一年が、本当に、早くて困ります。
新蕎麦いつかは本場で食べたいです!
パソコンが壊れて治らなくてもバッカスちゃんが快癒してくれたら充分喜ばしいのです。
しかし記事がアップできないとバッカスちゃんの近況が分からないではありませんか?
やはり早々にパソコンを買い替えて近況報告を楽しみにしちょりますよ~!
山とは?
息を飲むほどの感動が、辛くて長いアプロ-チを一瞬のうちに帳消しにしてくれる。
そして文句なくビールが旨い、それが僕にとっての山ですかねえ。
山の中でビール、山を下りたら温泉とお蕎麦とビール、日本という国は何と素晴らしいことでしょうか!
牛の寝通りを歩くと穏やかなブナの森に癒されますよねえ。
来年は夏きのこの季節に歩いて一緒にチタケそうめんとタマゴタケの天ぷらでビールを楽しみたいですねえ!
コメツガとしらびその森、苔の森に包まれたメルヘンチックな池、
乙女たちだけでなく老体の我らにも魅惑の世界であるのですよねえ。
野沢菜や春菊、大人になって酒を覚えるにつれて癖のある食材が好きになるものなんですねえ。
小管や丹波山、奥多摩街道沿い、好みの蕎麦屋に巡り会う旅もええものですよ!
夜はおいしいお酒と温まる鍋料理でよかったこと。そして白駒池も静かで美しく冬支度ですね。
霧が雪に変わる・・・
でもこの時期は 空も青々していてとてもきれいですね。
何か秋を通り過ぎ冬になりそうな気がしますが、紅葉に蕎麦は羨ましいです。
真っ赤な紅葉はなかなか見れないので楽しみにしています。
蕎麦もですが・・・