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山と溪を旅して

丹沢の溪でヤマメと遊び、風と戯れて心を解き放つ。林間の溪で料理を造り、お酒に酔いしれてまったり眠る。それが至福の時間。

どさ? 呑さ!

2011-01-24 01:04:31 | 川飯.B級グルメ
       あれは、今から31年も前のことでした。

       僕たちが初めてマンションを手に入れたのは結婚した27歳の時。
       物件を決める必要条件は旨い呑み屋が近くにあること、唯それだけ。
       渋谷区幡ヶ谷、僕の条件を十二分に充たしてくれた理想郷でした。

       中央高速が真ん前にあって、まるで騒音と煤煙の中で生きてるような
       劣悪な環境にも関わらず、良く呑み、しかも良く眠れたものでした。
       人間の環境適応能力のすごさを思い知らされたのもあの時でした。

       そんな最悪な物件が、なんと1年で倍以上で売れちゃったのですから
       バブルというものは恐ろしいものでございます。
       しかも、その後2回の買い替えで最初の投資額は17倍にも膨らむ異常
       としか言えないバブル時代を経験した訳ですが、異常な事態が長く続く
       と異常が正常に思えてしまうのもまた恐ろしいことなのでございます。
        
       さて、彼の地で僕と妻がよく通ったのが『呑酒庵(どんじゅあん)』
       『呑』という漢字を『どん』と読むことも初めて知ったものでした。

       あれから31年、僕たちが通った呑酒庵は多分もう無くなっただろう
       けれど僕たち夫婦は変わらぬ愛を貫きとおしているから奇跡です。



       呑み助の僕たちが家を出たのは午後3時45分のことでした。
       なんてったってこの店は午後4時に暖簾が下がるのです。
                


           






       アルチュハイマ-の常連さんは暖簾が下がるのを待ちきれずに勝手に
       店に入って呑み始めるのだそうですが、法律と正義を貫く仕事をしてい
       る僕はきちんとル-ルを守って4時きっかりに暖簾をくぐります。
       暖簾をくぐって席に着いたらオシボリで手を清潔に拭います。
       そうしないと妻に叱られるので仕方なくそうしているだけなんですね。
       そして先ずはビ-ルとレバ刺し、あれっ、コブクロじゃん?




       





       国分寺界隈の呑み屋さんは僕よりもカミさんの方が詳しくて。
       実はここもカミさん御用達のお店、どうりで清潔なお店だこと。
       レバ刺しなんて新鮮でコリッコリ、角がたってます。




       






       今日は土曜日、久しぶりに事務所でゆっくり仕事ができると思っていた
       のだけれど、急に入った午前2時間と午後2時間の経営相談に応じて
       終わったのが3時半、どサ?呑サ!のグッドタイミングでありました。






       






       ダブルショットのハイボ-ル2杯と燗酒、ほろ酔うにはちょうどいい。
       明るいうちから酒が呑めるなんて、それだけで極上の幸せなんですな。





       




   
       僕たちが就いた席は5時半の予約が入っていたので仕方なく退散です。
       席に就けない人たちは焼き場の前で立ち呑み、まだ5時15分でっせ。





        




       

       さて、呑み足りない僕たちはというと
       家に帰ってから頂き物の球磨焼酎で呑み直しです。

       やっぱり古酒はロックに限ります。
       味もすっきり、香りもすっきり、酔い心地も眠り心地もすっきり。
     





             





       たまにはこんな、ゆる~い一日もええもんですな!



コメント (26)
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