山と溪を旅して

丹沢の溪でヤマメと遊び、風と戯れて心を解き放つ。林間の溪で料理を造り、お酒に酔いしれてまったり眠る。それが至福の時間。

野宿は男のホスピタル

2010-11-27 23:37:44 | 独り言
『あした、行かね?』

僕の誘いはいつも唐突です。
それでもあの男は、建築廃材をジムニ-に満載して夜の川原にやってきました。


ここは奥相模湖のインレットの上流です。
対岸の大河原集落の家々には、暖かそうな明かりがほのかに灯っています。

午後9時、天気予報を嘲笑うかのように暗い空が泣き出しました。
面倒なので幕は張らずに川原に直接野宿しようではないか、そう決めました。

まあ要するにただのズボラなわけでして、テントを張るのも撤収するのもカッタルイ、これが本音です。
まるで川原乞食さながらに雨露凌げる橋の下に陣取って焚火を囲んで酒盛りです。
カミさんがあきれるほど好きものの男たちにはこれほどお似合いの場所はありません。










さあ、次は野菜たっぷりの塩チャンコを作るぞ!
と、フラッシュを焚いた途端にカメラの電池が切れました。
という訳で、画像はこの2枚だけしかありません。









熱々の塩チャンコと盛大な焚火で暖を取りながら酒盛りは夜更けまで続きました。
やはり男の病を癒すのは川飯と野宿に限りますな。




『寒くなかったかよ~?』
翌朝、集落のオバチャンが二人、僕らを心配して見に来てくれました。
いやあダウンシュラフとシュラフカバ-の威力は大したもので、温ぬくの野宿を約束してくれるのです。



朝飯のあと、熊さんは自然薯堀りに、僕はちょっと山歩きをして帰ります。

ところがです、今年は鹿が多いのでしょうか?
例年より1月早く鉄砲が解禁になったようで山のあちこちで銃声が響きます。
皆さん、マイナ-な山に入るときはくれぐれも誤射されないように思いっきり派手な服装を心掛けてくださいませ。





<さてさて、ここでお知らせです。>

僕の釣友Satoshiがモンタナでプロのフィッシングガイドとして活動を開始します。
モンスタ-級のカットスロ-トやレインボ-と格闘してみたいフィッシャ-マンは是非問い合わせてみてください。
ガイドは来年の夏からの予定ですが、きっとご期待に添える釣果と思い出が得られると思います。

なお、これに合わせて日本語のブログも始めました。
リンクしてありますので併せてご覧いただければ幸いです。











コメント (26)
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