山と溪を旅して

丹沢の溪でヤマメと遊び、風と戯れて心を解き放つ。林間の溪で料理を造り、お酒に酔いしれてまったり眠る。それが至福の時間。

みずがき山の恵み

2010-05-17 01:43:22 | 自然薯 山菜
街路樹のハナミズキが街を淡く彩るこの季節
山にはミツバツツジや藤の花の紫が萌え始めた若葉の中に一際目立ち始めます。

それはシドケの摘み頃の知らせでもあり
フライフィッシングの本格的な季節到来を告げる合図でもあるのです。

寝不足の気だるい体をおして瑞籬山を訪れました。
この風景を目にするだけでスカッとするのです。






今日の目的はシドケ(別名モミジガサ)
昨年、ヤマトイワナの探索の途で偶然見つけたシドケの群生地に入りました。






時期はドンピシャでした。
沢を遡ってゆくと萌え始めたシドケの若芽が群生しています。

なんて可愛いんでしょ!
まるでおとぎ話の世界に迷い込んでしまったような気がします。

でも何故地元の人は摘まないのでしょうか?
もしやシドケもどきの毒草なのでしょうか?
でも、どう見てもシドケに間違いないのです。
まあ食べてみればわかるでしょ、食べてみればね。



 



ほんの1時間ほどでス-パ-のポリ袋2つが一杯になってしまいました。
これ、ほろ苦くて旨いんですよね。






お気に入りのダイニングに戻って試食してみましょうね。






これはきょう摘んだうちの4分の一ほど。
山菜って何とも言えず美しいですよね。






おしたしと炒め物で頂きました。
おしたしは醤油とめんつゆ、もう一品は酢みそ和えで、ポン酢でも旨いんですよ。

ウドとコシアブラ、沢沿いに自生していたアシタバのごった炒めも中々でした。
それぞれに個性の強い山菜なのに油が入るとなぜこんなにもまろやかになるのでしょうか?
水と油、火に油を注ぐ、そんな風に揶揄される油も料理に使われると俄然良い人になるのです。


 
 



今日は質素にこれだけ、これだけで充分なのです。
川原乞食の生活も心だけは豊かでありたいものですね。






仕上げはひやむぎ
良い季節になりましたねえ。
あとはお昼寝、幸せを感じる時間です。


 



とろけるような昼のひとときを過ごして
これで帰る訳にもいかないのが釣り師の性と言うものでしょうか?
ちょっとだけ岩魚に挨拶せんといかんですわね。

                



みずがき山荘へ向う小道の脇の穏やかな流れを釣ってみました。





誰も入らなかったのでしょうか、季節が良いのでしょうか?
小さなポイントから適度に岩魚がアタックしてきました。
今日はもうこれで充分です。

 



                






藤の花が盛りです。
いよいよフライフィッシングの盛期です。
次はこの深い谿をやりましょうかね

熊さん、覚悟!



コメント (20)
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