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山と溪を旅して

丹沢の溪でヤマメと遊び、風と戯れて心を解き放つ。林間の溪で料理を造り、お酒に酔いしれてまったり眠る。それが至福の時間。

蛙の子は蛙

2010-02-14 23:00:25 | 蕎麦、うどん、ラーメン
日曜日の午前5時、外はまだ真っ暗でありました。

ことさら歳をとったとは思わないが今日は何故か早起きをしてしまった。
疲れた体に酒が効いたのかたった1杯の水割りで9時間も爆睡してしまった。

朝飯をはさんで12時半まで仕事をして久しぶりに散歩に出かけてみたくなった。
事務所に缶詰になっていると顔に当たる外気が冷たくてたまらなく気持ちいい。


         



辿り着いたのは西国分寺『大蔵山蕎麦 最上わっせ』
店先の看板を見ると、おっ馬刺しがあるじゃん!
山形名物の板そばと肉そば、これは楽しみであるぞ!






引き戸を開けて暖簾をくぐると厚板のテ-ブルが並んだ落ち着いた雰囲気
午後一時をとうに過ぎているので先客は一人だけ、僕は迷わずカウンタ-に腰を落ち着けた。

日本酒をやるなら胡座のかける小上がりが定石なのだが残念ながらこのお店にはなかった。


 



先ずは山形産の馬刺しと日本酒『花羽陽』

話しを聞いてみると店主は若干25才なんですと。
東京の大学を終えてから出身地の新庄で修行をしたそうな。
実家もお蕎麦屋を2軒営んでいるそうで、蛙の子はやっぱり蛙なんですな。


     



花番を務めるお母さんがそっと出してくれた天然の生キクラゲ、プリプリの食感がなんともいえません。
こんなちょっとした心遣いが実はとても嬉しいものなんですよね。
すっきりした飲み口の『花羽陽』といぶりがっこもなかなかの相性でございました。


 



ちょっとほろ酔ったところで、お蕎麦を頂きましょうかね。
山形県大蔵村の最上早生を使った十割そば、なるほどぅ、それで『最上わっせ』なのね。


 



板そばと付け汁の鶏きのこ汁を注文すると、先ずはこれを味わってみてくださいと出されたのは『水そば』
口に含むと、蕎麦のほのかな香りとコシ、じんわりとした甘み、蕎麦打ちの自信が水そばにある訳ですな。


 



甘辛の味がほどよく調和した鶏きのこ汁、後を引く美味しさで一気にすすってしまいました。


 



久方ぶりに十割そばを堪能し爽やかな気分で仕事場に帰って行ったのでありました。

      


昨日降った雪で山はまた雪景色なのだろうか?

ああ、また山に籠りたいなあ!



コメント (10)
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