山と溪を旅して

丹沢の溪でヤマメと遊び、風と戯れて心を解き放つ。林間の溪で料理を造り、お酒に酔いしれてまったり眠る。それが至福の時間。

深森沢に生きるヤマト

2008-09-17 23:17:03 | フライフィッシング
次から次へと仕事が湧いて出て、結局3連休も仕事に明け暮れてしまった。
晴れた日の平日釣行、たまには自分へのご褒美も許されるよね。

ならばヤマトに逢いに行こうか。
不運な怪我で、予定していた南アルプスも中央アルプスへの釣行も流れてしまったから。

ここは僕の隠し沢の一つ『深森沢』
釣り人は入っているが、みな僕と同じようにこの沢を大切に思っている筈である。



この沢を荒らさないようにと数年に一度しか入らないが
小さい流れにヤマトイワナはしたたかに生きていてくれた。
鮮やかなオレンジ色のお腹は居着きの証である。



帰りに馴染みの民宿のご主人に写真を見てもらった。
体側にも背中にも白点が全く無い、純粋のヤマトイワナだと太鼓判を押してもらった。
今日釣れた20尾ほどの個体はすべてこれと同じものであった。
太古の昔から連綿として生き続ける日本古来の純粋のヤマト岩魚である。



今では人の手によって放たれたニッコウイワナに住み処を奪われ
或いは血が混ざり合って純粋のヤマトが生息する溪はホンの一部になってしまった。
この深森沢が、いつまでもヤマトイワナの聖域であってくれることを祈りたい。



沢山のヤマトに出逢い、元気であることが確認できた。
F沢に入って遅めの昼食、大満足のビ-ルであった。



このF沢もヤマトが居る。
しかしその殆どが放流されたニッコウとのハイブリッドになってしまった。
30分ほど釣り上がったがビ-ルのお陰で集中力が途切れて釣りにならず。



今シ-ズン中に、もう一度だけ行ってみようか。

コメント (12)
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