山と溪を旅して

丹沢の溪でヤマメと遊び、風と戯れて心を解き放つ。林間の溪で料理を造り、お酒に酔いしれてまったり眠る。それが至福の時間。

人はこんなに変われるんだ

2007-04-05 23:56:14 | 独り言
今日は埼玉県羽生市のK歯科医院に伺いました。

今月から患者さんに初診カウンセリングを実施することとなり、私も空いた時間にカウンセリングのロ-ルプレ-イングに立ち会わせていただきました。カウンセラ-第一号は女性スタッフのYさん。私が患者さん役となって、30分ほどのロ-ルプレ-イングをビデオに収録しディスカッションをすることとなります。カウンセラ-のYさんはとても意欲的で、この医院を進化させてきた中心メンバ-の一人であり、これからの成長をとても楽しみにしています。

昼休みにはスタッフル-ムにおじゃまして、女性スタッフのみなさんとお茶しながら30分ほど雑談をさせていただきました。スタッフの皆さんとは年に2回、個別面談をさせて頂いているので何の違和感もなく話に入っていけるのがうれしいですね。話題はカウンセリングのこと、イベント企画のこと、セミナ-参加のこと、医院見学のことなどなど、前向きな話題に終始してとても楽しい時間を共有させて頂きました。

この前向きな皆さんの意識、1年前とは明らかに違っています。
『自分がこんなに勉強好きだとは思わなかった』『自分が変わっていくことがすごくうれしい』『セミナ-や医院見学をすることで自分の医院の良さや欠けている点が良く分かった』『以前はやらされているという感じだったのに、今では自発的に学んだり行動に変えることができている』『こういう機会を与えて頂いた副院長に感謝している』

人間はこんなに変われるんですよね。何かの切っ掛けで意識が変われば加速度的に変わっていくものなんですね。成長することが楽しくて仕方ない、いまK歯科医院のスタッフはそんなプラスのシナジ-効果を生み出し始めています。これを更に発展させて学び続けること、自分を成長させ続けること、レベルの高いチ-ム作りをすることを医院のカルチャ-として定着させて欲しいと願っています。


帰宅して食卓に着くと、私の大好物がたくさん並んでいました。
『どうしたの?』『今日はあなたの誕生日でしょ!』『えっ、4月5日?そっかぁ』
と言うわけで、今日は私の55回目の誕生日でありました。忙しくて誕生日も忘れているし、最近は自分の年齢さえも分からなくなっているほどなんですね。困ったものですが、自分の年を忘れることはまんざら悪いことではないように思いますがいかがでしょうか?



さあ55才の今年はどんな年にしようか?なにも考えていませんでした。
20年前に立てた私の人生設計では、今頃は仕事の半分はスタッフに任せて、森の中を流れる溪のそばにツリ-ハウスを造り、悠々自適の時間を過ごしている、、、、、、、、、筈だったのに。

でもね、仕事、こんなにおもしろいことスタッフだけに任せておけませんて。仕事が充実しているからこそ趣味の時間も楽しいものになるし、自分のための時間がこんなにも貴重なものなのかと実感できるものだと思うんですね。あと10年、仕事に励みたいと思っています。

いま、歯科医師の過剰時代と言われています。この状況を歯科業界にとってマイナスと捉えている方々が殆どです。歯科医院が増え続けて経営を維持できなくなってしまう?そうでしょうか?ちょっと視点を変えて見てください。

歯科医師が過剰で給与水準も低くなった。大規模化のチャンスではありませんか?

すでに大規模医院では、着々と人を育て、更なる大規模化の道を歩み始めています。大規模医院は、経営理念も医院文化もしっかりしています。組織作りも企業並みに構築され、各部署の幹部も要としての役割を強く認識し、要を中心にチ-ム作りも完成されています。もちろん上質のホスピタリティも設備も医療技術もしかりです。

全てに遅れをとった中途半端な医院は、患者さんから不満を持たれ、不満を持った患者さんは上質な医院へと流れていきます。大規模化と小規模化の二極化が進んでいくのは自然の流れと捉えています。

では、小規模医院はダメなのか?
そんなことはありません。『小さいことは良いことだ!』。この言葉が死語になることは永遠にないはずです。医療やサ-ビスは建物や機械ではなくて人がするものです。小規模でも医療に取り組む姿勢が真摯で、個別対応のおもいやりあふれるホスピタリティがあれば患者さんから愛され続けることはまちがいありません。

大規模医院も小規模医院も、人の成長を促し、人に対する信頼と愛情と思いやり、これを育て続けていれば決して滅びることはありません。停滞し諦めたものだけが滅んでゆくのです。滅ぶか成長するか、トップのあなた次第ですよ。





コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする