この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

【エアベンダー】、シャマランファンのレビューを読むのが楽しみだ!!

2010-07-19 21:27:25 | 新作映画
 M.ナイト・シャマラン監督、【エアベンダー】、7/19、TOHOシネマズトリアス久山にて鑑賞。2010年31本目。


 別に正確な統計を取ったわけではないし、広範な調査をしたわけでもないんですが、何となくシャマランファンって、映画が単なる娯楽以上の意味を持つ、熱烈な映画ファンに多いような気がします。

 彼らの展開するシャマラン論は時に自分のような消極的な映画ファンには理解し難いものであったり、時に「なるほど、そういう見方もあったのか!」と目からウロコ的なものもありますが、共通するのは、例え何があろうと俺たちがついているぞ、という、M.ナイト・シャマランへの惜しみない愛ですね。
 
 自分にはそういう偏愛する特定の映画監督がいないので、シャマランファンが熱く語るシャマラン論は読んでいてとても羨ましくなります。
 シャマランファンとシャマランはファンと映画監督の、理想的な関係を築いているのではないでしょうか。

 さて、シャマランの最新作【エアベンダー】ですが、個人的にまったくダメでした。
 どこがどうダメか、具体的に説明する気になれないぐらいダメでした(同じくダメだと思った【借りぐらしのアリエッティ】は何がどうダメなのか、説明出来ます。今度の週末にでも書くつもり。)。
 シャマランの前作【ハプニング】はそれなりに楽しめたんですけどね。
 前々作である【レディ・イン・ザ・ウォーター】の「物語の力を信じろ」というメッセージは素直に感動もしました。
 しかし、【エアベンダー】のダメさ加減は、信じろという物語がこれなのかよ!!と【レディ・イン・ザ・ウォーター】まで否定したくなりました。
 200円でDVDを購入したタイのB級アクション映画の方がまだ楽しめるんじゃないかって思います。

 自分が全面的にダメだと思った【エアベンダー】レビューをシャマランファンの方々がどのように書くのか、今から読むのが(皮肉でも何でもなく)とても楽しみです。

 お気に入り度は☆、お薦め度は☆(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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天草旅行記、二日目。

2010-07-18 22:07:59 | 旅行
 昨日の続きです。

 昨晩なかなか寝付けなかった割には(クーラーを消して寝たのも失敗だった)、翌朝いつも通りに六時半ぐらいに目が覚めました。

 旅先の贅沢ってことで朝風呂に入り、そのあと散策に出かけました。
 ぶらっと町中を見た限りでは、下田温泉、温泉街にはつきものの歓楽街や娯楽施設が一切ない!(飲み屋すらなかった)
 こんな健全な温泉街はこれまで見たことありません。


   


 写真は下田温泉の入り口にある看板代わりのオブジェ(?)。
 誰の足をモデルにしてるんですかね。笑。

 散策から戻り、八時から朝食。
 たまに夕食は豪華でも朝食はイマイチ、みたいな旅館もあったりするのですが、今回お世話になった伊賀屋さんは朝食も美味しかったです。

 九時過ぎ、旅館を出発。
 まず向かったのがお袋の希望である窯元へ。
 販売所の壁に、サッカーの元日本代表である中田英寿にそっくりな人が陶芸をしている写真が貼ってあったので、冗談でお袋に「中田が陶芸してる!」と言ったら本人でした(去年来たらしい)。笑。

 次にせっかく天草に来たんだから一つぐらいは教会に行っとくかってことで大江天主堂に向かいました。
 が、ミサ中につき入館出来ず。
 迷える子羊を門前払いかよ!!
 と神様に文句を言っても仕方ないので、あっさり引き下がって帰ることにしたのですが、近くのお土産屋さんで売っていた柑橘類のジュースが非常に美味。試しに買った一本が車内であっという間に無くなり、車を引き返して四本ぐらい買い求めてました。笑。

 で、いよいよ今回の旅行のメインであるイルカウォッチングへ!!
 昼食に手間取っていたので、1:30の便にギリギリ乗り込み、いざ出航。
 行く前はそう簡単に野生のイルカに遭えるもんなのかいな?といぶかしんでいたのですが、まったくの杞憂でした。
 めちゃめちゃいました、イルカ。


   

   


 まったくもって上手く写せてないのですが、この写真だけで軽く十頭(十匹?)以上のイルカが写っています。
 イルカ、別にいつも潜っているわけでなく、ちょくちょく水面から顔を覗かせるのですが、それも一瞬なので、撮れども撮れどもまともにイルカが写った写真が撮れないのです。

 一つ笑える話があって、この日自分たちが乗った船は他の船に比べ、イルカの移動に対して後手後手で、何でこんなに鈍いんだろうと思っていたのですが、あとでお袋から聞いたところによると、船頭のおじいさんは妊婦さんがいたためにいつも以上に操船に慎重だったそうです。
 なるほど、それだったら仕方ないなと一瞬思ったのですが、よくよく聞くと、実はおじいさんが妊婦さんだと思っていたのは我が義姉。
 おじいさん、ゴメン、あなたが妊婦だと思ったのはただの中年太りの女性だったんだよね。笑。

 イルカウォッチングを終えた後は帰途に着きました。

 天草は久留米からだとだいたい片道三時間ぐらい掛かります。
 で、観光の目玉はというと、ぶっちゃけイルカウォッチングしかありません。
 しかし、そのイルカウォッチングは三時間掛けて観に来る価値がある、といってよいです。
 水族館のイルカには見られないダイナミックさが味わえますよ。
 イルカ好きの方は、一度天草を訪れてみてはいかがでしょうか。   
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天草旅行記、一日目。

2010-07-17 22:00:58 | 読書
 三連休は天草の下田温泉というところに行ってきました。

 元々は、亡くなった親父に連れて行ってもらう約束だったお袋を、代わりに自分が連れて行ってやろうと思ったのが最初だったのですが、どうせ行くなら多人数の方がいいかな、と気の迷いで、つい北九州にいる兄一家も誘ってしまいました。
 まぁ子供の頃って近所の三家族ぐらいで毎年海に行ってましたからね。それを思い出したっていうのもあります。

 三連休といっても何故か連休初日はうちの会社が午前中だけ開いていて、出発は自分が戻り次第、十二時半ぐらいの予定でした。
 予定通り自分は十二時十五分ぐらいに帰宅、、、しかし、兄一家はまだ家に来ていませんでした。
 十時半ぐらいには出たって言うんだけど、と申し訳なさそうに言うお袋。
 子供連れってこれだから嫌だよ。
 結局兄たちが家に着いたのは三時近くになってからでした。
 遅いよ!と言いたくなるのをぐっと堪えて「いらっしゃい」と出迎える自分。
 予定より二時間半遅れているというのに、家でまったりしていく兄たち。
 翌日が義姉の誕生日ということで誕生日の小パーティまで開かれました。

 三時半ぐらいになってようやく出発。
 車は兄の七人乗りで、自分は旅行の間ずっと助手席がポジションでした(運転しようと思って免許証も持ってきていたんだけど、保険の関係で出来なかった)。
 おかげで楽といえば楽な旅行でした。

 道中はひたすら姪っ子のなるみと甥っ子のたけひろが騒がしかったです。
 小学五年になるなるみが、五歳のたけひろのゲーム機(DSとかではない)を取り上げて遊ぼうとするんですよねぇ。
 譲り合いの精神なぞこれっぽっちも持たない二人なので、サッカーのWカップの応援でのブブセラの比ではない騒がしさでした。

 いろいろと騒動を起こしながらも、三時間後、よーやく宿に到着。
 今回お世話になったのは伊賀屋という老舗の旅館。
 料理はお袋たちには評判がよかったです。

 温泉はちょっと熱かったかな。
 まぁでも源泉掛け流しで加温も加水もしてないならあまり文句は言えないよね。

 この日はなるみとたけひろ、それにお袋と自分の四人でちょっとだけトランプをした後(もちろん子供相手だからといって手加減はしない自分。でも神経衰弱でなるみに負けた。涙。)、早めの就寝。
 部屋割りはなるみとお袋と自分だったのですが、なるみのいびきが五月蝿くてなかなか寝付けませんでした。
 彼氏が出来る年齢になるまでに、そのいびき、どーにかした方がいいぞ、なるみ!!

                                 二日目に続く。
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旅に出ます。。。

2010-07-16 23:59:35 | 日常
 三連休は旅に出ようと思ってます。

 行き先は秘密です。

 どうか探さないで下さい。。。




 嘘です。

 といっても旅に出るっていうのは本当で、行き先が秘密っていうのが嘘です。

 いつかブログにも書きましたが、熊本県の天草というところに行きます。

 最初は親孝行でお袋との二人旅行の予定だったのですが、ふと気の迷いで「兄貴たち(つまり姪っ子のなるみと甥っ子のたけひろ)も誘ってみたら」と提案したら、それが実現の運びとなってしまいました。

 二人の面倒を見る、文字通りの面倒しさに、今はその提案をちょっぴり後悔しているところです。。。
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今さらですが、、、

2010-07-15 22:39:36 | 日常
    
   


 今さらですが、昨日、出勤の途中に車の中から撮った写真です(写真を撮ったのを忘れてた)。

 写真ではわかりにくいかもしれませんが、道路がほとんど川と化していて、公園も完全に水没しちゃってます。

 自分の置かれた状況のあまりのヤヴァさに笑いが止まりませんでした(極限状態になると笑いがこみ上げてくるんだよね)。

 ま、何事もなくてよかったです。
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【マインド・ゲーム】、暴走する、圧倒的なイマジネーション。

2010-07-14 21:49:30 | 旧作映画
 【四畳半神話大系】がすこぶる面白かったので、同じ湯浅政明監督の【マインド・ゲーム】を借りてみました。

 漫画家志望の青年西が、初恋の人みょんちゃんと再会したその夜、ヤーさんにケツの穴から(!)拳銃で撃たれて死亡するが、尋常ならざる生への執着により蘇り、ヤーさんを逆に射殺、追いかけてくる極道から逃亡中、西とみょんちゃん、その姉やんは、いつしか巨大なクジラに飲み込まれて、、、とストーリーを説明するのが馬鹿馬鹿しくなるような作品です。

 もう本当にストーリーは意味不明で、わけわからんのですが、何ていうか、イマジネーションがすごい。
 【四畳半神話大系】もそうだったんですが、あれはギリギリ湯浅監督の手綱でコントロールされてるな、と思えるのに対し(まぁ深夜とはいえテレビ放映だったしね)、【マインド・ゲーム】のイマジネーションはおそらく監督自身でもコントロール出来てないんじゃないかぐらいに暴走しまくり。
 そのすさまじい暴走っぷりは一見の価値ありです。

 余談ですが、最初自分はこのDVDをツタヤで借りようとしたんですよね。
 で、店内にある検索機で検索したら、在庫はありませんって検索結果が出ました。
 在庫がない商品はリクエストが出来るので、リクエストしたら、
本商品は諸般の事情によりツタヤではお取り扱いできません
って表示が出ました。笑。
 どういう事情なんですかね。
 ちょっとだけ気になるところです。

 まぁ他のレンタルショップで借りれたからいいんだけどね。
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【借りぐらしのアリエッティ】、物語を本気で作ることを放棄した人間の作った物語。

2010-07-13 22:11:38 | 新作映画
 宮崎駿企画・脚本、米林宏昌監督、【借りぐらしのアリエッティ】、7/13、ワーナー・マイカル・シネマズ・筑紫野での試写会にて鑑賞。2010年30本目。


 おそらく、この映画の作り手は物語を本気で作ることを放棄しているのだろうと思います(もしくはその能力に欠けるか)。

 例えば、本作の舞台は現代日本なのですが(具体的な時代背景については言及されないが、携帯電話が出てくるからね)、何故かしら登場する小人たちの名前はイギリス風なのです。
 この現代日本のどこかに小人たちが隠れ住んでいたとしても、その可能性は否定しません、しかしその小人がイギリス風の名前であるということありえないでしょう。
 彼らがイギリスに行ったことがあるとは考えにくいし、そもそもイギリスの存在すら知らない可能性が高いですしね。

 脚本を書いた宮崎駿であれ、監督をした米林宏昌であれ、本作の作り手の誰かに、本作に出てくる小人たちは何故イギリス風の名前なのか?と尋ねたとしても、彼らは露骨に嫌な顔をするだけでしょう。
 そして、そうなのだからそうなのだ、という答えになってない答えを返すだけではないでしょうか。

 同じようなことは前作『崖の下のポニョ』でもいえました。
 海に棲む生き物であるポニョは水道水を入ったバケツの中で元気に動き回ります。
 しかし言うまでもなく海水魚が淡水の中で生きられるはずもありません。
 本来海に棲むポニョが何故淡水の中でも平気なのか、と宮崎駿に聞いたところで、まともに答えてくれはしないでしょうね。
 せいぜい、そうなのだからそうなのだ、と答えるのが関の山でしょう。

 大人の事情を明かせば、本作の小人たちがイギリス風の名前であるのは、原作がイギリスの児童文学だからです。
 舞台だけをイギリスから日本に移し、登場する小人たちはイギリス風のままだから、現代日本にいる小人の名前がイギリス風などという頓珍漢なことになるのです。

 舞台を日本に移すのもいい、小人たちをイギリス風な設定のままにするのもいい、しかし、そうであれば、最低限現代日本にいる小人の名前がイギリス風である理由を考えるべきでしょう。
 それが本気で物語を作るということなのではないでしょうか。

 本気で物語を作っているとは思えない箇所は他にもあって、例えばビックリするぐらい展開が唐突なのです。
 人間の少年である翔はほとんど初対面だといっていいアリエッティにこともなげに「君たちは滅び行く種族なんだ」と言ってのけるシーンがあります。
 えぇ!?ですよ。
 確かに原作の『床下の小人たち』でも男の子が同じような台詞を口にするシーンはあります。
 しかしそれは先に物知らずな発言をしたアリエッティを諌める為であり、シチュエーションが全然違います。
 他にもいろいろいいたいことはありますが、ありすぎて、ちょっと言う気になれないかな。

 最近観た二本の3Dアニメ映画、【ヒックとドラゴン】と【トイ・ストーリー3】が素晴らしかったので、さすがにそこまでよくはないだろうな、と鑑賞前低くハードルを設定していたのですが、【借りぐらしのアリエッティ】は低く設定したハードルのさらに下を行く出来の作品でした。
 前売り券を事前に購入していたのですが、もう一度観ようという気にはまったくなりません。
 前売り券、どーしよ。。。

 物語的にはどうしようもないと思いますが、見せ場なく、山場なく、クライマックスと呼べるものすらない、美術は腐ってもジブリなのでそれなりにいいです。それを目的に観に行く人は構わないと思います。
 
 お気に入り度は★☆、お薦め度は★★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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【光待つ場所へ】、ノベルズのスピンオフをハードカバーで読むことへの抵抗。

2010-07-12 21:32:27 | 日常
 いつだったか(『スロウハイツの神様』のレビューでだったかなぁ)、いつか辻村深月の新作をノベルズで読めなくなる日が来るだろうと予言したことがあります。
 図らずもその通りになってしまったわけですが、デビュー作から辻村深月の作品を読み続けている自分にとって、売れっ子作家になるというのはこういうことなのだなぁと嬉しくもあり、寂しくもあり、複雑な心境です。

 ただ、ノベルズのスピンオフ作品ぐらいは同じノベルズで出して欲しいなぁというのが偽らざる本音ですね。
 自分が貧乏だから、というのもありますが、やっぱり本館より立派な分館っておかしいもの。
 まぁでもそんな一ファンの(貧乏臭い)希望が叶えられることはないでしょうね。
 今後、『V.T.R』のような例外を除き、スピンオフであれ、短編集であれ、辻村深月の新刊は全てハードカバーで出版されることでしょう。

 さて、辻村深月の最新刊である【光待つ場所へ】は三篇の作品を収めた短編集なのですが、個々の作品はどれも上々の出来だと思います。
 ただ、自分の求めるものではなかったかな。
 ミステリーでもサスペンスでもない、超常の要素もない、ドラえもんも出てこない、校舎の時も止まらない、単なる青春小説は、自分が読むにはいろんな意味でつらすぎる。笑。

 でも、本作を読んで確信をしましたよ。
 予言しましょう、辻村深月は遠からず著名な文学賞を受賞するであろう、と(今のところ彼女が受賞したのは確かメフィスト賞ぐらいなものだからね)。
 その受賞作が自分が求めるような作品かどうかは定かではありませんが。
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DVDを大人買い♪

2010-07-11 23:28:59 | 日常
 DVDを大人買いしました。

 といってもよく行くレンタルショップで、一枚三百円、十枚で二千円のセールをやってたから、売れるものなら腎臓でも売りたいってぐらい赤貧ではあるのですが、思い切って十枚買っちゃったのです(まぁ翌日はあの日だったしね)。

 購入したDVDは次の十作(順不同ではなくメジャーと思われるものから並べてみました)。
1.『マスター・アンド・コマンダー』
2.『シューテム・アップ』
3.『トム・ヤム・クン!』
4.『ナイト・ウォッチ』
5.『バス男』
6.『ハドソン・ホーク』
7.『フレイルティー 妄執』
8.『フロスト・バイト』
9.『プライマー』
10.『タイガーブレード』

 以下簡単な購入理由。

1.オーストラリアの暴れん坊ラッセル・クロウの主演作ではこれが一番好き。原作はパトリック・オブライアンの海洋冒険小説(未読)。
2.監督が頭に思い描いた銃撃戦だけを繋げて作った映画。よってストーリーと呼べるものはないがその馬鹿馬鹿しさが結構好き。
3.タイの生んだ命知らずのアクションスター、トニー・ジャーの主演第二作。一作目の『マッハ!!!!!!!』を持ってるので、こちらも買ってみた。
4.ロシアの奇才ティムール・ベクマンベトフが生み出したSFシリーズ第一弾。以前にブログ仲間のYUMIKAさんと機会があれば見てみますね、と約束して、これがその機会だろうと思って。
5.独特のノリが一部ではカルト的な人気を呼んでいるコメディ。個人的にはそこまで好きではないけど、二百円なら買いだろう。
6.ネットではあまりいい評判は聞かないが(というかボロクソ)、ブルース・ウィリス主演作の中では『ダイハード』、『バンディッツ』の次に好き。
7.実はこの十作の中では一番好きかも。俳優のビル・パクストンの初監督作品で、それだけに所々拙い作品ではあるけれど、結末の衝撃はそれを補って余りある。
8.未鑑賞。九月に『ぼくのエリ』を観に行くので、予習と思って同じスウェーデンのヴァンパイア・ホラーを買ってみた。
9.未鑑賞。タイムトラベルもの。帰ってからネットで調べたところなかなか拾い物っぽい。恐ろしく難解らしいけれど。
10.未鑑賞。タイのアクションもの。帰ってからネットで調べたところかなりの駄作っぽい。十本の中で唯一別のにしときゃよかった、と思ってます。まぁ二百円だからいいんだけど。笑。

 この先しばらくは週末見るものに困らないな。笑。
 しかし、『プライマー』みたいな超のつくマイナー映画は、鑑賞して、仮に傑作だと思ったとしても、レビューする意味ってあるんですかね?
 どう考えても、レビューを読んで見たいと思った人がいたとしても見る手段がなさそうな気がするけど。
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【トイ・ストーリー3】、子供にもわかりやすいストーリーと大人も考えさせられるテーマ。

2010-07-10 20:34:00 | 新作映画
 リー・アンクリッチ監督、【トイ・ストーリー3】、7/10、Tジョイ久留米にて鑑賞。2010年29本目。


 先日の記事でこの夏のお薦めは【ヒックとドラゴン】だと書きました。
 実際その言葉に偽りはないですし、個人的な好みでいえば【ヒック~】ではあるんですけど、ピクサーの最新作である【トイ・ストーリー3】はやはり素晴らしかったです。

 物語はいたってシンプル。
 なんですが、非常によくシナリオが練られていて、よどみなく、そしてテンポよく物語が流れる様はほとんど芸術といってよいです。
 ここら辺の功績はピクサーが珍しく外部から招いた、『リトル・ミス・サンシャイン』の脚本家として知られるマイケル・アーントに負うところが大きいのでしょうね。

 もちろん物語はシンプルなだけでなく、そこには深遠なテーマも込められています。
 わかりやすく、そして若干大袈裟に言うと消費社会への警鐘、かな。
 
 自分が子供の頃っておもちゃが買ってもらえるのは誕生日とクリスマスの年に二度だけで、おもちゃを買ってもらえるってだけでそれは一大イベントで、買ってもらったおもちゃはそれこそ宝物でした(といってる割には子供の頃に持ってたおもちゃは処分しちゃったけど)。しかし今の子供たちにとっておもちゃってほとんど使い捨て、ですよね。
 幼稚園児の甥っ子の部屋を覗くと、そのたびに新しいおもちゃが増えていますしね(それはつまりテレビの戦隊ものが新シリーズに突入するたびに親から新しいロボットのおもちゃが買い与えられているってこと)。

 けれどそれは何も子供のおもちゃに限ったことじゃないんですよね。
 携帯電話の新機種やパソコンの新しいOSの発売日にお店に並ぶいい年をした大人たち。
 もしかしたら買い替え時だったのかもしれませんが、これまで使っていたもので満足出来ないの?と聞いてみたくなります。

 この作品を観て、単純に面白かった!と楽しむのもいいんですけれど、使い捨てされるモノたちにももしかしたら魂があるのかもしれない、と思いに及んでもいいのではないでしょうか。

 お気に入り度は★★★★☆、お薦め度は★★★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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