フィル・ティペット監督、『マッドゴッド』、12/10、KBCシネマにて鑑賞(レイトショーにつき鑑賞料金1300円)。2022年51本目。
「すごい」としか言いようがない映画があります。
面白いとか、面白くないとか、そういう基準では測れなくて、いや、もちろん面白くないと言っているわけではなくて、まず最初に来る感想が「すごい」という映画がこの世にはあるのです。
去年観た映画では『ジャンクヘッド』がそうですね。
『ジャンクヘッド』は特撮の素人が7年かけて作った、地下世界を舞台にしたディストピア映画でストップモーションアニメです。
この映画にはやられました。
こんなすごい映画をたった一人の人間が生み出したとは!
この作品を未見の方、公式サイトの予告編を見て何かしら感じるものがあったら是非ご覧になって下さい。
『ジャンクヘッド』にやられた人間としては『マッドゴッド』を観ないわけにはいかないのです。
『マッドゴッド』は特撮の神様が30年かけて作った、地下世界を舞台にしたディストピア映画でストップモーションアニメです。
あれ?って思いますよね。
やたら被るものが多くない?
二作の違いを自分の目で確認せずにはいられませんでした。
そして実際観に行って、全然違う、と思いました。
どういったところが違うと思ったかというと、まず『ジャンクヘッド』には曲がりなりにもストーリーと呼べるものがありました。
一方『マッドゴッド』にはそれがないんです。
ただ延々と地下世界の地獄めぐりが続くだけです。
『ジャンクヘッド』にはあって、『マッドゴッド』にはなかったものは他にもあって、それはユーモアですね。
『ジャンクヘッド』の登場キャラクターにはどこかしらユーモアを感じさせるものがありましたが、『マッドゴッド』の登場キャラクターはひたすら不気味でグロテスクなだけでした。
『マッドゴッド』はどこまでもグロテスクなんですよ。
自分はある程度グロいのにも耐性がある方だと自負しています。
血がドバドバ出るのも平気で見ることが出来ます。
でもそれは血がドバドバ出ることに何かしらの理由があってこそです。
血がドバドバ出るシーンを理由もなく見たいとは思いません。
『マッドゴッド』では血がドバドバ出るシーンが飽きもせず繰り返されるのですが、そのことにこれといって理由がないんです。
強いて言えば監督であるフィル・ティペットがそういったシーンが好きだから、ってところでしょうか。
何となく、監督のフィル・ティペットがストーリーとか特に考えることなく、30年間自分の好きなシーンだけを勝手に撮影して、それがある程度尺が溜まったから適当に編集して映画として公開することにした、そんな感じの映画でした。
この想像、たぶん半分ぐらいは合っている気がします。
この映画、レイトショーで観ました。
レイトショーなんだから子どもなんかいないはずなのですが、小学校4年か、5年ぐらいの女の子が両親(と思しき大人)と一緒に観に来ていました。
あれぐらいの子どもが自分で『マッドゴッド』を観たいと言い出すとは思えないので両親のどちらかに連れられて来たんでしょうね。
自分の子どもにどんな映画を観せるのかはちゃんと考えろよ、と思いました。
映倫もちゃんと審査してるんですかね、こんな血がドバドバ出る映画がPG12のレーティングだなんて…。
あの子が『マッドゴッド』を観て、トラウマを覚えなければいいんですけれど。
お気に入り度★☆、お薦め度★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
「すごい」としか言いようがない映画があります。
面白いとか、面白くないとか、そういう基準では測れなくて、いや、もちろん面白くないと言っているわけではなくて、まず最初に来る感想が「すごい」という映画がこの世にはあるのです。
去年観た映画では『ジャンクヘッド』がそうですね。
『ジャンクヘッド』は特撮の素人が7年かけて作った、地下世界を舞台にしたディストピア映画でストップモーションアニメです。
この映画にはやられました。
こんなすごい映画をたった一人の人間が生み出したとは!
この作品を未見の方、公式サイトの予告編を見て何かしら感じるものがあったら是非ご覧になって下さい。
『ジャンクヘッド』にやられた人間としては『マッドゴッド』を観ないわけにはいかないのです。
『マッドゴッド』は特撮の神様が30年かけて作った、地下世界を舞台にしたディストピア映画でストップモーションアニメです。
あれ?って思いますよね。
やたら被るものが多くない?
二作の違いを自分の目で確認せずにはいられませんでした。
そして実際観に行って、全然違う、と思いました。
どういったところが違うと思ったかというと、まず『ジャンクヘッド』には曲がりなりにもストーリーと呼べるものがありました。
一方『マッドゴッド』にはそれがないんです。
ただ延々と地下世界の地獄めぐりが続くだけです。
『ジャンクヘッド』にはあって、『マッドゴッド』にはなかったものは他にもあって、それはユーモアですね。
『ジャンクヘッド』の登場キャラクターにはどこかしらユーモアを感じさせるものがありましたが、『マッドゴッド』の登場キャラクターはひたすら不気味でグロテスクなだけでした。
『マッドゴッド』はどこまでもグロテスクなんですよ。
自分はある程度グロいのにも耐性がある方だと自負しています。
血がドバドバ出るのも平気で見ることが出来ます。
でもそれは血がドバドバ出ることに何かしらの理由があってこそです。
血がドバドバ出るシーンを理由もなく見たいとは思いません。
『マッドゴッド』では血がドバドバ出るシーンが飽きもせず繰り返されるのですが、そのことにこれといって理由がないんです。
強いて言えば監督であるフィル・ティペットがそういったシーンが好きだから、ってところでしょうか。
何となく、監督のフィル・ティペットがストーリーとか特に考えることなく、30年間自分の好きなシーンだけを勝手に撮影して、それがある程度尺が溜まったから適当に編集して映画として公開することにした、そんな感じの映画でした。
この想像、たぶん半分ぐらいは合っている気がします。
この映画、レイトショーで観ました。
レイトショーなんだから子どもなんかいないはずなのですが、小学校4年か、5年ぐらいの女の子が両親(と思しき大人)と一緒に観に来ていました。
あれぐらいの子どもが自分で『マッドゴッド』を観たいと言い出すとは思えないので両親のどちらかに連れられて来たんでしょうね。
自分の子どもにどんな映画を観せるのかはちゃんと考えろよ、と思いました。
映倫もちゃんと審査してるんですかね、こんな血がドバドバ出る映画がPG12のレーティングだなんて…。
あの子が『マッドゴッド』を観て、トラウマを覚えなければいいんですけれど。
お気に入り度★☆、お薦め度★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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