この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

耶馬溪旅行記、その3。

2010-08-24 23:30:12 | 旅行
 一目八景の散策で、というか登山で、正直へとへとに疲れ切っていたんですが、このままここで休んでいく、という贅沢は出来ませんでした。

 何故かというと、このとき既に十二時四十五分か、五十分ぐらいだったんですが、ART☆RANDOM展のことを教えてくれたwizさんから、昼一時からライブがあるよ、って聞いていたんです。
 本来であればそれに間に合うように行動していたつもりだったんですが、何としても見晴らし台を見つけてやる!などと意地になって行動していたもので遅くなってしまいました。
 なので、体力回復を待って移動する、などという選択は出来なかったのです。

 ここからART☆RANDOM展が開催されている山の音楽舎という、元小学校分校があったイベント会場に向かったのですが、、、この先はちょっと涙無しには語れません。
 まず、山の音楽舎の地図を事前に見せてもらっていたのですが、これがまぁ何というか、非常にアバウトで。こちら
 ね、アバウトでしょう?ほとんど略図といってよいと思います。
 まぁ地図がわからなくても地元の人に聞けばいいや、と来る前は思っていたのですが、一目八景にあった観光案内所のおばちゃんに聞いても「う~ん、わからないねぇ」と困り顔。 
 電話番号もないのでカーナビに頼るということも出来ない。
 最後の手段として、一か八か勘を頼りに行ってみることにしました。

 結果から先に述べると、何とか無事に目的地には辿りつけました。が、辿りつけたのははっきりいって奇跡!!(by Greeeeeeeeen)
 途中標識が二ヶ所ありましたけど、それもほんと非常にわかりにくかったです。もし少しでも日が暮れていたら絶対気づかなかったと思います。っていうか、実際一度気づかず通り過ぎたよ!!
 標識はもっと目立つ色と大きさのものにして下さい!!
 地図もイラストっぽいものじゃなく、もっと実用的なものにして下さい!!
 あと、地元の人にももっと展示会のことを広めといて下さい!!

 などとのっけから文句たらたら言ってたりしますが。
 展示会自体はとてもよかったですよ。
 そりゃどっかの美術館でやる本格的なものに比べたら見劣りするかもしれないけれど、こういった、手作り感溢れる展示会にはそれはそれでよさがあると思います。

 それに何より!!
 この展示会で生まれて初めて自分以外の人が作った連鶴を直接目にすることが出来ました(つまりwizさんとM.スージーさんの作品を観たってこと)。
 何ていうか、、、連鶴なんて面倒臭いものを自分以外の人間が製作しているってことが改めて実感出来ました。満足♪
 
 野外ライブも非常によかったです。
 最初は野外でやるカラオケなのかな、ぐらいに思ってたんですけど、とんでもない、本格的なライブでした。
 といってもそこでも手作り感は溢れていて、出演者は皆主催者の知人、友人で、演目もフォークから声楽までバラエティに富んでいて、とても楽しかったです。
 
 ライブ終了後は食事会でした(つまり昼の一時から夕方五時近くまでライブがあったってこと!出演者の方々、本当にお疲れ様でした)。
 ほとんど部外者といっていい自分もご相伴に預からせてもらいました。
 猪肉の焼肉やら何やら、たらふく頂きました(しかもタダで。笑。)。

 食事が済むと特にテーマを決めるでもなく、歓談が始まりました。
 教育問題やら日常の話題やら政治やら、取りとめもなく話しました。
 そこにいた方の半分以上が阪神大震災の被災者だったので自然と話題は大震災のことに。
 大震災の起こった朝は(何も動くものがないので)とても静かだったそうです。
 不思議な気がしました。

 夜の十一時ぐらいになり、さすがにお開きにしようかということになったので、お暇することにしました。
 この判断はちょっとミスでした。
 遠出をしたときはいつも移動は真夜中だったのと、残っていた人に対して寝具が足らないような気がして、気を使って暇することを申し出たんですが、そのせいで余計な心配を掛けたみたいです(深夜に山道を下るからね~)。
 しかも、忘れ物までしてしまうし(大したもんじゃないけど)。
 出発して一分ぐらいで気づいたんですけど、さすがにUターンする気にはなれませんでした。
 正しい選択はそのイベント会場に車を停めて、そこで車中泊をするだったかな、と思います(その夜は道の駅で車中泊をしました)。

 そんなこんなでお盆休みの耶馬溪旅行は思っていた以上に充実したものになりました。
 ART☆RANDOM展の関係者の方々には非常にお世話になりました。
 展示会の準備と片付けが大変なので今回が最後かもしれないと主催者の方がおっしゃったそうですが、そんなことを言わず、来年も再来年もそのまた次の年も是非開催して欲しいです。
 そのときはもう少し目立つ標識にして、地元の人にも喧伝した方がいいと思いますけどね。笑。
コメント (3)
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