インク補充の練習

昨年１２月にエプソン印刷機を購入した。
それまでキャノンの印刷機を使用してきたが故障した。家電店
に行くとエプソンの展示品が多く並んでいたので、趨勢として
これからはエプソンの方がいいのかなと思った。
・
白黒の印刷は複合機を使うが、年に数度カラー印刷を使うため
に買い替えた次第で、年末には年賀状でカラー印刷を使うので
それに合わせた。それから３ヶ月が過ぎたが、ほとんどと言っ
てカラー印刷は使っていない。年末に年賀状印刷をしたあとカ
ラーインクがある程度減っていたのを思い出した。
・
キャノンプリンターのインクの補充は、何度もおこなっていた
がエプソンプリンターのインク補充は行ったことがない。
たちまち印刷機を使う予定はないが、突発で使用しているとき
インク不足となったとき補充が必要になる。もしお客さんを
待たせていたりすると、大変なことになる。
・
今なら時間も十分あるので、インキ補充の下準備をすることに
した。パソコンでエプソンの機種を打ち込んで、インク補充方
法と検索すると動画で出てきたので、それを見ながら行うがな
かなかうまくいかない。２回、３回と見直してようやく、補充
方法を理解することができた。時間の余裕があるとき、前もっ
て練習をする大切さをこれからも続けることにしよう。

 

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ペーパーレス化に逆行

繁忙期のさなか昼から１人の男性が来店した。
「今日はアパート探しに来られたのですか」
「いいえ、サンライフパル○○号に入っているＨです。じつは・・・」
契約更新の更新手数料を持ってきたという。契約書類は郵送をして
済ませていたが手数料の支払いはまだだった。
・
火災保険の更新料は、コンビニ払いですでに済ませていたという。
なかなか更新手数料が入金されないので、当社の賃貸担当者がシ
ョートメールで契約更新手数料督促したのでようやく腰を上げて来
店をしたようだ。ちょっと申し訳なさそうな様子から、Ｈさんの人柄が
垣間見えた。
・
「それでは、今から領収証を切りますの待ってくださいね」。
今までなら賃貸管理ソフトをパソコンから開けて、本人確認などをす
るのだが先月からコピー用紙Ａ３に入居者一覧表を出していたので
アパート名、号数、氏名、更新時期を瞬時に確認した。
「はいこれが領収証です。ありがとうございました。」
・
パソコン管理ソフトを立ち上がるのを待っていたら、２～３分
はゆうにかかる。この時、お客さんに待たせる時間はイライラ
することになる。ペーパーレス化に逆行するようだが、時と場
合によれば紙で出している入居者一覧表は、当社にとって必要
なアイテムということになりそうだ。

 

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無断駐車を繰り返す

朝の出勤する時たまにちよっと遠回りをすることがある。
それは当社の管理駐車場の見回りをするためだが、以前無断駐
車を再三する手に負えない人間がいたからだ。１度怒り飛ばし
てからは当分違反はしなくなったが、油断をすると又無断駐車
を繰り返す悪質さがある。
・
その人間は初老のＨ氏と言い、最近車を買い替えたようだ。
最近たまに朝の出勤の時、見かけない車を見るようになった。
Ｈ氏の家から近いので、Ｈ氏所有の車の可能性がある。
私が怒り飛ばしてからは他社管理の駐車場に止めているようだ
が、週末等に当社管理の駐車場に止めたりするようだ。
・
本日無断駐車があったのでＨ氏に電話をしたが出なかった。
『Ｈさんの車種車番と色を教えて下さい』のショートメールを打つ。
すると２時間後電話がかかってきた。「車番は７０－３？軽自動車
の黒です。今日は小便をするとき２０～３０秒止めました」。
ああ言えば口から出まかせを、しゃぁしゃぁと繰り返す。
・
悪質なＨ氏対策として、再度ショートメールを打った。
『無断駐車は小便で２０～３０秒止めようが、１回につきその場で
１０００円を徴収しますのでそのつもりでいて下さい』
ここまで言っても無断駐車を繰り返すだろうか。５０％の確率があり
そうなので、その時は覚悟をしてもらおう。

 

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内装屋さんに無駄足

クリーニングを済ませた平屋貸家のチェックに行った。
入居者が退去後、壁に数カ所汚れとキズがあったのでそれ確認
するためだ。壁についたキズは取れないが、汚れはクリーニン
グをすることで消えたりするのでそれを見極めるためだ。
・
ガス管につけたキーボックスからカギを取り出して、玄関を開
けて室内に入った。やはりクリーニングのプロだけあってフロ
ーリングには、ワックスがかけられてピッカピッカだった。
壁でトイレドアノブが当たって壁にキズがついていたが、その
部分には白い小さなアクリル板がついていた。「あれっ、前回
はなかったのについている」大家さんがつけたのかな。
・
洋間の壁にキズと汚れがあったので、目印に青いマスキングテ
ープ張っていた。汚れは落ちていたが、キズがあるのでその部
分のクロス張替は必要のようだ。現場から内装屋さんに電話を
かけると事務所に２時間後に行くということになった。
・
事務所で平屋貸家の現地場所と、間取り図でクロスの修理個所
を説明してさっそく内装屋さんに現地に走ってもらった。
３０分すると内装屋さんから電話がかかってきた。
「修理壁を剥がしていると、大家さんが来たので変わります」
「すいません。壁修理は大工さんに頼んで明日工事予定にな
っているんです。早めに言えばよかったのにごめんなさい」
大家さんからクリーニングと修理を頼まれたのに何ということ
だ。当社の内装屋さんに無駄足を使わせてしまった。大家さん
の気持ちはわかるが、困ったものだ・・・

 

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ギアチェンジ

今日は昼から事務所で１人留守番をしていた。
ポカポカ陽気に気持ちも抜けてしまい、ボ～としていると１本
の電話がかかってきた。リリリーン、リリリーン着信から当社
がアパートを管理しているＡ大家さんからの電話だった。
・
最近大家さんからの電話は、あまりいい話しはないので取りた
くないが取らないわけにはいかない。
「はい、モール前不動産です。お世話になっています」
「０００号室のＢさんのことなんですが、」
Ｂさんのことは以前駐車場のことでトラブルがあったが、この
トラブルは一旦解決をしたはずだったが・・・
・
４月から新年度になり、駐車契約を更新し直す必要があるので
Ｂさんが施設管理公社に行って町内会費を支払う確約をして１
年間の駐車料金を支払う必要がある。しかし大家さんの話では
、Ｂさんは町内会費は支払いたくないと言っていたらしい。
アパート管理と関係はないが、大家さんが言いにくいから当社
に言ってきたのだろうから不動産屋は受ける必要がある。
・
「Ｂさんですか。駐車場の件ですが、○■△※・・・？」
「わかりました。町内会費を払って・・・手続きを取ります」
Ｂさんの性格から抵抗をするだろうと思っていたが、素直に聞
いてくれたので調子が狂った。１０分前のボ～とした気分から
、ギアチェンジをしたのがよかったのかな。

 

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「もったいない？」

先日戸建て住宅仕様の、平屋貸家の退去があった。
家賃は結構高いが退去する前にすでに申し込みが入っていた。
退去する前にお客さんから「エアコンがついているが、撤去
しなくてはいけませんか」との問い合わせが入った。
・
入居して４年しか経っていないので、エアコンはまだ十分使え
るし、しかも２台もあるので「撤去しなくていいですよ」。
しかし退去後大家さんから「エアコンは撤去してください」。
困った、前入居者のお客さんは退去しているのでどうしよう。
・
一番いいのは新規申込のお客さんが、既存エアコンを自分の所
有物として引き受けてくれるのが一番いい。２番目はシングル
アパート大家さんで、自分でエアコンの取替ができる方がいる
のでその人に無償で引き取ってもらう。ダメなら３番目は工事
店にエアコンをはずしてもらい、わが家の倉庫に保管する。
・
新規入居者にエアコンの話しをすると、現物を見て判断した
いということで、昨日お客さんが現地に確認に入った。
「もったいないので、私がそのまま使用します」の返事。
３つの方法で、１番いい方法で決まったのでホッとした。
今回の問題点は残置物の対処方は色々あるので、「もったいな
いから」と安易に返事したのがまずかったようです。
「もったいない」も、時と場合によりけりということかな。

 

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②性根を入れる

常歩からスタートして、軽速歩に移行した。
軽速歩はやや速度が遅いので、スピードをあげさせようと脚を
使う。しかし思ったようにすぐにスピードはあがらない。アー
スにしたら「いつもの今のスピードで、いいじゃないか」とい
うことだろうが、私としたらこのスピードでは不満だ。
・
脚を何度も使っていると、徐々にスピードがあがってきた。
更にスピードをあげさせようとすると「スピードの出し過ぎ
だから、落として下さい」との指示が入り、やや落とす。
しかし今までは軽速歩で「もう少し早くして下さい」と言わ
れてもなかなかできなかったので、内心ニンマリした。
軽速歩から駈歩に移行すると、いつものアースのスピードなの
でこれも遅すぎるので脚を使って締めた。
・
すると機嫌が悪くなって尻っぱねをする。おなかの後ろ気味だ
ったので、前のおなかを締め上げると尻っぱねはしなくなって
スピードがあがってきた。「スピードをそれ以上あげないで下
さい」と言われたので、それ以上はあげなかった。
・
次はアースの苦手な右回り駈歩をする。ぎこちない足取りで、
とても遅いので躊躇なく脚を使うと、ようやく満足のスピード
が出てくる。今のぎこちない足取りは古傷があり、おそるおそ
る走ったからだろうが、走れば古傷は治るというあかしだ。
ようやく本日の騎乗時間終了になり、アースは久しぶりに私が
騎乗していい汗をかいたようだ。たまには私が性根を入れてあ
げるのも、アースにとっては刺激があっていいのかな。

 

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①久しぶりのアース

岩国乗馬クラブに行き騎乗するノートを見た。
するとめずらしくじゃじゃ馬娘のアースだった。最近はクリが
大半だったので、アースに騎乗するのは１ヶ月ぶりになる。
本日騎乗するＴさんも時間帯は同じだったんだが、いつもは
アースに乗るのに他の馬になっている、なぜだろう。
・
Ｔさんに聞くと、前回アースに乗っていて落馬したという。
騎乗しているときアースが物音に驚いて、尻っぱねをして落と
されたらしい。落馬したあとすぐにアースに乗るのはためらう
ので、代わりに私がアースに乗るようになったようだ。
・
私が以前アースによく乗っていたときは、よく走っていたのだ
が最近他の人が乗っているのを見ると、あまり熱心に走ってい
るようには思われない。騎乗する相手を見て、どうもサボり癖
がついたのかもしれない。
・
更にちょっとした物音に驚いたりするということは、裏腹に騎
乗者の指示に集中していないことになる。騎乗者の方がアース
より格が上ということを教える必要がある。ということで、
久しぶりにアースに気合いを入れて走らせることにしよう。
馬装を済ませてアースを連れて馬場に出た。踏台からアースの
鞍に乗る時、他の人の場合はなかなか騎乗させまいと逆らう。
しかし今回私が乗るときは、おとなしくしていた。続く・・

 

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熱が３８．１度！

先日おばあちゃんの３回忌の法要があった。
ブッチャーかあさんと娘と孫の３人が大島に行ったが、当日は
寒の戻りでとても冷えたという。娘は防寒着を着て行ったが、
ブッチャーかあさんは薄手のジャケットしか着ていなかった。
・
大島の家に入ってすぐに電気をつけるが、電気がつかない。
テンパールは落ちていないが電気がつかないと言うことは、ち
ょっとした手違いで電力会社から電気を止められていたのだ。
仕方なしに、電気無しで家での３回忌はおこなったと言うが、
エアコン無しでブッチャーかあさんだけ薄手のジャケットを着
てブルブル震えていた。
・
明くる日は体調をくずして、昼から早めに仕事場を退社した。
体はだるいし、食べたものをもどすし、究極は熱が３８．１度
まであがった。「もしかして、コロナに感染したのでは」と本
人。「まさか、体が冷えてかぜをひいただけだろう」と私。
本人「明日医者に行って、ＰＣＲ検査を受けてみる」。
ブッチャーかあさんは、１ヶ月前にブースター接種を受けたば
かりなのでコロナに感染するんだったら接種２回の娘が先だろ
うと思った。しかし娘は、いたって元気そのものだった。
・
明くる日朝、お医者さんに電話をして予約を取り検査をしても
らったが結果は陰性。ただの風邪でも大事になるこのご時世、
早くコロナ禍が収束して元の生活に戻りたいものです。

 

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自分の正しさ

事務所から車で出かけた後、帰るルートは３つある。
交差点前を左折して帰るルートと、交差点を過ぎて右折して帰
るルート。そして３つ目は、交差点直前を右折して歩道を４～
５ｍ直進して帰るルートがある。
・
３つ目のルートは正しくは、交差点を右折して再びすぐに又右
折して帰ればいいのだろうが、後続車がいれば迷惑ががったり
危険が伴う時がある。だから歩道を４～５ｍ通って車道に出て
事務所に帰るようにしている。
・
昨日３つ目のルートで歩道を通ろうとすると、横断歩道前で老
夫婦が信号待ちをしていた。青信号に変わるまでには、まだ時
間がかかりそうだったので老夫婦に声をかけた。
「すいません～、ちよっと移動をしてもらえませんか」
すると奧さんは移動しようとしたが、主人は私を睨んだ。
「何を言うか！ここは歩道だぞ。◯▲□※〠・・・？？？」
言う相手を間違ったかなと思い直して、老夫婦に言い直した。
「ああいいです。青信号で渡ってください」
・
老人は人の状況を察するより、自分の正しさを押し通す人なの
かなと思った。世の中にはこんなちょっとしたことで、言い争
いになりトラブルになったりする人たちが多い。１～２分待て
ば言い争いもないのだから、こんな時は待つことに限る。

 

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審査前の稽古

３月２０日に今年度最後の弓道の昇段審査がある。
通常であれば審査の２ヶ月ぐらい前から稽古に励むのだが、今
回はコロナ禍で弓道場使用ができなくなり半分の１ヶ月の稽古
期間しかない。
・
弓道の審査は体配がしっかりしていないと合格はできないので
体配の稽古を多めにする。５人列んで体配をするのだが、他の
４人が動作をする時は自分の番が来るまで跪座すわりをして待
つことになる。弓道の審査時間は一組１０分ぐらいかかるので
、５分以上は跪座で待つようになる。
・
跪座は両つま先を立てて左膝を浮かせてすわるのだが、弓道を
始めた頃は足が痛くて跪座ができなくて大変だった。最近はだ
いぶんできるようになったが、コロナ禍で４０日間練習をして
いなかったので跪座を長時間すると足が痛い。
・
体配が終わり休憩をしていると、先生から声がかかった。
「児玉さん、ちょっと体配の稽古をしてみよう」
今体配をやって足が痛くなっているのに、続けて又体配をする
と足がガクガク震える。この練習が終わりホッとしていると、
又他の先輩から声がかかり体配の練習をする。
・
先生や先輩たちは審査のために一生懸命教えてくれているので
、私は足の痛みをこらえて必死になって稽古をする。２時間の
稽古が終わり帰る時に先輩から声をかけられた。
「児玉さんは跪座をたくさんしても大丈夫でいいですね」
「とんでもないですよ。膝がガクガクいっていますよ」
審査まで残り２週間、何とか頑張ろう。

 

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ニコニコ笑顔

夕方５時前になる頃１台の車が事務所前にやってきた。
この時間帯に来店するお客さんは少ないが、アパート探しの新
規のお客さんだろうか。しばらくかると事務所のドアを開け、
１人の女性が入ってきた。その女性は大きめのＡ４版の封筒を
持っていたのでホッとした。
・
封筒はいつも見ている当社のものだったので、契約更新書類を
持ってこられたお客さんなんだろう。新規のお客さんと、既存
のお客さんなら気の使いようが全然違うものです。
「遅くなってごめんなさい。営業は何時まででしたかね」
「一様５時迄ですけど、大丈夫ですよ」
お客さんは当社の管理アパートに入っているＳさんだった。
・
何度が来ているＳさんはニコニコ笑顔で話しをするので、こち
らもなぜか同じようにニコニコ顔になってしまう。
「ちょっと聞きたいことがあるんですが、よろしいですか」
「どうぞ、どうぞ。気をつかわなくてもいいですよ」
「車を１台増やしたいんですが大家さんに聞くと、駐車場は
今満車で空きがないと言うので困っているんです」
「それなら、アパートから出て１分程南側に歩くと２個所程駐
車場がありますので、そこで聞いてみてください」・・・
・
Ｓさんは来た時と同じニコニコ笑顔で事務所を出て行った。
以前あのアパート近くで駐車場を調べたことがあり、予備知識
があったのでＳさんに役に立ててよかったかな。

 

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退去前の申込み

ＡＭ９時３０分にアパートのカギを開ける予定があった。
人気ある物件は室内を見て申し込んでいると、先を越されるの
で当社のホームページの写真とか、動画を見て申し込まれる方
も意外に多い。本日内覧をするお客さんもその１人で、前入居
者が退去２週間前に申し込まれた。
・
予定時間の１０分前に駐車場で待っていると、時間通りに１台
の車がやってきた。車は高級なスポーツタイプだったが、アパ
ート前の道路に止めて敷地に歩いてやって来た。車の往来が少
ない道路だが、もしものことがあったらいけないので。
「Ｓさんですか。こちらの駐車場に入れてもらえませんか」
すると、ちょっと面倒くさそうな顔をしたが正解だった。
・
アパートの間取り図と、ボールペンと、メジャーを渡した。
「内覧が終わったら電話をください。カギを閉めに来ます」
と言って、私だけアパートから事務所に帰った。
そしてしばらくしてＳさんから電話が入った。
「内覧が終わりました」「それではカギを閉めに行きます」
・
時計を見ると１０時３０分、１時間も内覧をしていたことにな
る。あのスポーツカーを見れば、凝り性なのは理解出来た。
でも１時間も路駐していて、車にキズでもつけられたりしたら
大変だった。やはり駐車場に入れ直して正解だったかな。

 

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トイレの詰まり

事務所に出社すると連絡ノートにあることが書かれていた。
戸建て貸家に住んでいるＡさんからで、トイレが半年間で２回
も詰まった。できれば１度見に来てほしいとのことだった。
戸建て貸家は築４０年程と古いが、トイレは最新型の節水タイ
プにリフォームされてのものだった。
・
そういえば２年前に、最終の排水マスから水があふれ出したこ
とがあったが原因は排水マスの中に木の根っこが繁殖して、そ
れが排水を阻害してあふれ出していた。あの時の木の根っこは
全て取り出したが、もしかして又繁殖したのだろうか。
・
Ａさんに電話を入れるが、仕事をしているのか出てこない。
同じ方向に行く用事があったので、子供さんがいるかもしれな
いので寄ってみた。留守でだれもいなかったが、最終排水マス
は道路近くにあるので排水マスの蓋を開けてみた。すると根っ
こは繁殖されてなく問題はなかった。
・
夕方近くにＡさんから電話がかかってきた。
「電話があったようで、すいませんでした」
「排水マスを確認しましたが問題はなかったようですが」
「なんで半年に２回も詰まるんでしょうか」
「排水で小は使わずに大だけを使うようにしてみてください」
「わかりました。それではそのようにしてみます」
節水トイレタイプなので紙を流す時、小レバーでは詰まりやす
くなるので大レバーを使っていなかったようだ。

 

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②蹄鉄が曲がる

４０分の騎乗時間が終わりクリを洗い場に連れて行った。
ここ２週間は寒すぎたので、足の水洗いはやめてブラシによる
手入れだけだったが、今日は暖かかったので水道水をかけて洗
うことにした。右前足を持って、ひづめの裏側の泥を落として
水洗いできれいにしていく。続いて右後ろ足・・・
・
そして反対に回り左前足をみた時、「あれっ」異変を感じた。
ひづめの裏側をひっくり返して見ると蹄鉄がなくなっている。
スタート前の馬装の時は間違いなくあったはずなのに、いつは
ずれたのだろう。すぐにインストラクターへ連絡に行った。
「先生クリの前足の蹄鉄がなくなっています」
「前足のどちら側がなくなっていますか」
「ええと～、左側の前足です」
「わかりました。クリの世話はそのまま続けてください」
・
左側の蹄鉄がはずれるということは、左回り駈歩の時に左前足
に負担がかかり、さらに巻乗りをする時が一番負担がかかる。
そういえば巻乗りしようとした時、Ｋさんとぶつかりそうにな
り一瞬軌道を修正した。もしかしたらあの時、左前足に大きな
負荷がかかり蹄鉄がはずれたのかもしれない。
・
見つかった蹄鉄を見ると、グニャンとねじれて曲がっていた。
あんなに固い蹄鉄がこんな状態になるなんて信じられない。
あの時クリは左前足の痛さのあまりに体を振って、尻っぱねを
したのだ。そうとを知らずにムチを打ってしまったクリに申し
訳ないことをしたと思った・・・

 

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