５０００円は高い

今回のトラブルは無事終了したと思ったので、
Ｈ氏から入金している５０００円はもう必要ないだろう。
今朝会社に行く前に、家に寄ってお金を返すことにしよう。
Ｈ氏は朝が早いので、朝６時半過ぎに家を出て７時頃にＨ氏の
家に着いたとき、とんでもない物が目に飛び込んできた。
・
当社の管理駐車場の端に止められている青い乗用車だ。
この車は確か事故車の代車としていたはず、その代車がまたも
や違法駐車をしていることになる。懲りないＨ氏にこれを看過
するわけにはいかないので、とりあえず事務所に行って対処方
法を考えることにした・・・
・
「先ほど５０００円を返そうと思って、Ｈさんの自宅前に行っ
たとき駐車場に青い車が止まっていたんですが、あれは事故車
の代車ではなかったですかね」
「代車は自宅敷地に止めていましたから、他の車でしょう」
「Ｈさんの敷地内には、車は止まってなかったですよ」
「そう言えば、３０秒ぐらい荷物を出すのに止めていました」
ああ言えばこう言う、こう言えばああいうまるでペテン師。
・
「駐車場借主には、違法駐車がいたらすぐに連絡を入れるよう
に伝えましたからＨさんに限らずに気をつけて下さいね」
「５０００円は、事務所に取りに来て下さい」
「あのお金は、今回の手数料として納めて下さい」
最初のやり取りでは、５０００円は高いと言っていたのに・・
これにて今回は、一件落着とさせて頂きます。

 

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