富士山は、山頂の火口から噴火を繰り返して約3200年前に
ほぼ現在のような高い円すい形になったが、山腹や山麓で見
つかった火口も多い。これまで確認された火口は、山頂を含め
70個以上ある。富士山では過去3200年間に100回以上
噴火を繰り返していて300年前に最後の噴火をおこした。
・
富士山は、国内で最も観測態勢が充実した火山のひとつだ。
地震計や傾斜計など多数の観測機器が、山体を取り囲むように
設置されている。観測結果からは、地下の浅い場所でマグマや
水などの液体が動くことで細かい揺れが続く「火山性微動」や
マグマの上昇で山体が膨らむ地殻変動も確認されていない。
一方地下深くでは少し事情が違う。地表から深さ5~15キロ
にかけては「火山性地震」やマグマの活動に関連するとみられ
る低周波地震がそれぞれ観測されている。低周波地震は年に
十数~数十回だが2000年秋には月100回以上に増加して
注目された。
・
国内の多くの火山の寿命が50万年以上であることを考えると
富士山の活動期間は若い部類に入る。比較的短い期間で日本の
最高峰の標高3776mにまで成長したのは、地下からのマグ
マの供給量が多いことを意味する。マグマが多いのは、富士山
の地下では3枚のプレートが衝突し、うちフィリピン海プレー
トが沈み込んでいて、ちょうど富士山の真下でプレートが割れ
ており、マグマが上昇しやすいとする説もある。
富士山は、1707年12月16日に宝永大噴火が起きて30
0年なりを潜めている。それまでの100年に1度のペースで
噴火を繰り返してきたことを思えば、富士山がいつ噴火が起き
てもおかしくない。
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