未熟な自分

昨日昼からおだやかになったので自転車で巡回した。
ある空き家を通り過ぎると、空き家の庭から人影が見えた。
その空き家は何度か目にしているが、痛みが激しいのでとても
住めるような状態ではないと思っていた。だが場所的には、と
ても人気があるところだ。
・
行きすぎた自転車にブレーキをかけて、Ｕターンをしてその空
き家に向かった。「キィ～」、ペダルを一生懸命にこぎ直した。
滅多にお目にかかれない千載一遇のチャンスを見過ごすわけに
はいかない。
・
もう少しで玄関を出て、見過ごしてしまうところだった。
「こんにちわ～、不動産屋のものですが」
その男性はポカンと口を開けて、何の用事かという顔をした。
「ゆめタウン前で不動産屋をやっているものです」
？あそこの不動産屋かとわかった様子でちょっと安心した。
・
「建物は古いようですが、直して貸家とかにはしないですか」
「でも、かなり痛みがあるのでお金がかかりすぎるから無理」
「それではお子さんがいずれは立て替えるとかしますか」
こんなたわいない話を色々として、大体の様子がわかった。
・
だが私がいたらないことを聞いてしまったので、急変した。
「何でそんなことを聞くのか・・・」
しまったと思ったがもう遅い。せっかくここまで話ができたの
にぶち壊してしまい、未熟な自分を後悔した・・・





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その空き家は何度か目にしているが、痛みが激しいのでとても
住めるような状態ではないと思っていた。だが場所的には、と
ても人気があるところだ。
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行きすぎた自転車にブレーキをかけて、Ｕターンをしてその空
き家に向かった。「キィ～」、ペダルを一生懸命にこぎ直した。
滅多にお目にかかれない千載一遇のチャンスを見過ごすわけに
はいかない。
・
もう少しで玄関を出て、見過ごしてしまうところだった。
「こんにちわ～、不動産屋のものですが」
その男性はポカンと口を開けて、何の用事かという顔をした。
「ゆめタウン前で不動産屋をやっているものです」
？あそこの不動産屋かとわかった様子でちょっと安心した。
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「でも、かなり痛みがあるのでお金がかかりすぎるから無理」
「それではお子さんがいずれは立て替えるとかしますか」
こんなたわいない話を色々として、大体の様子がわかった。
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