馬場に連れて行きクリの横に踏台をつけた。
するとクリは横に少し動いて、私を乗せまいとする。
「こらっ、くり、じっとしちょけ」。
クリが動いた分だけ、踏台を移動すると又乗車拒否をする。
「クリ、動いたらダメじゃんか。今度動いたらペンするぞ」
今度は踏台から鐙に足をかけると、瞬時にまたがった。
・
常歩から軽速歩に移行したあと、しばらくするとピタッと止ま
った。軽速歩で反抗するのはめずらしいが、つかさず拍車で軽
く蹴った。すると首をあげ、尻っぱねをして反抗を強めた。
こんなことを許すとクリの思うつぼになるので、負けずに拍車
を繰り返すと観念して軽速歩で動き出す。
・
クリの体もだいぶん温まったので、駈歩の指示をする。
しかし従わないので拍車を使うと、反発をして尻っぱね。
許さずに拍車を入れると、今度は猛反発を強めて何を思ったの
かバックをして、立ち上がって私を振り落とそうとした。
以前これで落馬した悪夢がよみがえった。
・
以前の体験から出来るだけ体を立てて、手綱をしっかり持ち続
けるとそれに耐えることが出来た。この体の動きは、毎朝の筋
トレ・ストレッチを続けているからに他ならない。
・
立ち上がっても落ちない私にあきらめて、クリの駈歩は速度を
あげる。馬が立ち上がることはめったにないのだが、運動不足
で元気がありあまっている時に起こりやすいようだ。
1年前は不覚にも振り落ちたが、今回は耐えられたということ
は歳は取っても体幹は進化しているのかな。・・・続く
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