ファッションビジネスを見直す動きが広がっている。
大量生産、大量消費を前提にしているが、新品のままで廃棄さ
れる服がかなりある。売れ残りを安く売るとブランド価値が下
がるからだが、環境に負担をかけていると問題視され、世界的
に批判が高まっている。そうしたなか、服と環境との調和を
図るヨーロッパと日本で新しい動きが始まっている。
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パリ2区に今夏オープンした小さなブティックがある。白い壁
でしゃれた店内に並ぶ服は、すべてリサイクルした古着だ。
家庭や事業所から不要品を回収して販売し、その売り上げで生
活困窮者を支援するのは、パリの市民団体「エマウス」だ。
回収した衣料は、高級ブランド品が多く、オペラ座から寄付さ
れた衣装もある。洗濯や綻びのの修理をして、スカート390
円、ジャット640円で販売する。選別をして「着られない
ものは工場で車の内装用に加工する」。
エマウスが2017年に回収した衣料は11万トン。積極的に
店を増やして、回収量はここ5年で20%増えた。「着られる
服を捨てるのはもったいない。上質な服であれば売れ残っても
アフリカなどへ支援で送ることができ、長く着てもらえる」。
・
名古屋市の「ファイン」は、ブランドの価値を守りながら売れ
残りの在庫を販売する。ブランドが在庫で抱える服を買い取り
、ブランド名を切り取って自社ブランドで販売する。通販サイ
トを中心に2年で25万着を売り上げた。
流行が次々と変わり、服の寿命が短くなる中で「もったいない
」の意識を生かすサービスが広がれば素晴らしいことだ。
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