明日がある社長ブログ(モール前不動産)

2006年9月からブログを書き始めて17年が経過しました。<不動産のこと、趣味のことなど話題が盛りだくさん>

かじ屋が作ったカマ

2009年02月21日 | 不動産屋のブログが一番
昨日広島県太田町の、かじ屋さんの仕事が紹介されていました。
鉄の棒を焼き、かなづち一本でカマとかクワなどを作っていきます。
その村は1000所帯ほどの小さな村ですが、かじ屋が一件しかありま
せんでした。親の代からのかじ屋仕事を続けてきましたが、歳を取り松
炭の入手が困難になりやめようとしました。村の人達は一件のかじ屋が
なくなれば、畑仕事をする道具のカマとクワの修理をしてくれるところ
がなくなってしまいます。村の人達は自分たちで松炭を作って、かじ屋
さんが仕事を続けられるように、何とか話を持っていきました。
かじ屋さんは、村の人達から自分が必要とされていることに、心が動き
、かじ屋を続ける決心をしました。自分が仕事をすることで、回りの人
に喜びをあたえる素晴らしさを感じながら、今日もかなづちをカンカン
と打ち続けています。年齢は75才は超えているようでしたから、体が
動くかぎり働き続けようと思っているのでしょう。
たかがカマ、たかがクワと思いがちですが、本物のかじ屋職人が作った
ものは一生使われるように頑丈にできているんですね。カマ一本を作る
のに、真っ赤に焼けた鉄を30分ほど、かなづちでたたき続けます。
刃先にはくさびを打ち込んで、はがねを入れていきます。こうすること
で、切れ味と強度が一段と増すんですね。そこまでしてできた道具を、
変形したからとか、切れ味が悪くなったからといって買い替えていたら
切りがありません。かじ屋に持っていって手直ししてもらったら、また
新しい切れ味が戻ってきます。消費すること、使い捨てになれた私達は
、今こそ物を大切にする心を見直す時なのかもしれません。


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