長寿遺伝子

石垣島の長寿７人兄弟のことが、新聞に掲載されていました。
７人の平均年齢が８９才になるそうですが、ガンや心臓病などの大病は
せず、視力もほとんど衰えてないそうです。長寿は食生活が一番影響を
しているようで、肉や酒は年数回しか取らないという粗食をしています。
粗食だからといって、そんなに動かないわけではなく、夜明けから日暮
れまで体を動かして働いているそうです。戦後沖縄県に米国食が入って
きた後も高カロリー食は食べずに粗食生活を変えなかったことが長寿に
なった大きな要素のようです。２０年前から世界各国で、長寿遺伝子の
調査が始まりました。遺伝子の違いだけで長寿になるとは限らずに環境
にこそ重要なカギがあることがわかりました。
長寿遺伝子をもつ人でも、栄養価の高い食生活をしていたら長寿遺伝子
は機能しないことがわかってきたようです。昔人類は飢えと共に生存し
てきたわけで、そうゆう環境であったから長寿遺伝子が活発に機能して
人類を発展させてきたわけですね。
男女とも長寿日本一の沖縄県でしたが、２０００年に男性の平均寿命が
全国で２６位に急落しました。これは米国食の脂肪や肉類を多く食べる
ようになり沖縄の伝統的な食生活が崩れたからのようです。
本土から転勤で沖縄に行き、沖縄の食生活をしていると一年でメタボ体
型になるといわれるようになりました。沖縄県に限らずいまこそ先人達
が築いてきた粗食の食生活を見直す時期にきているのかもしれません。

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