ゲリラ型集中豪雨

日本各地に被害を起こしている、集中豪雨の報道をよく見ます。
天気予報は、県単位で表していました。「山口県東部は午前中はくもり
午後から時々雨が降るでしょう」この天気予報も、ゲリラ型集中豪雨は
役に立たないようです。雨の降る範囲が直径２～３キロメートルで、
１時間に１００ミリ前後の雨が、突然に降りだすわけですからどうしよ
うもありません。直径２～３キロメートルといったら町単位の距離にな
ります。このゲリラ型集中豪雨のメカニズムは、積乱雲（入道雲）が
急激に発達したものです。昔は夏の風物で、きれいに晴れ渡った青空に
、入道雲があちこちでできて、夏らしさをあらわしていました。
この入道雲が突然発達して巨大になり、各地に被害をもたらすわけです
からどうしようもありません。
「人を見れば泥棒と思え」という言葉がありますが、「入道雲を見れば
集中豪雨と思え」に匹敵するぐらいに漠然として、雲をつかむようなも
のです。昔から集中豪雨はありましたが、最近は頻度がぜんぜん違うよ
うで、毎日のように日本のあちこちで集中豪雨が起きています。
このゲリラ型集中豪雨がなぜ最近になって起こりだしたのかは、気象庁
もまだはっきりとは言わないようですが、私は地球温暖化による副産物
のような気がしてなりません。地球温暖化による『魔の手』は、私達
人間には予測不能です。これから新たな『魔の手』が出てくる前に、
地球温暖化をなんとかしたいものです。

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