なかなか釣りに行けない

なかなか実釣出来ず、稀の釣行を夢見て、机上の空論を重ねる備忘録です。

「鬼滅の刃」考1(20201027)

2020年10月27日 18時15分16秒 | 日記

「鬼滅の刃」考1(20201027)

昨日の日本テレビ「しゃべくり007」のゲスト三浦瑠麗女史が「鬼滅の刃」を評した。
「小学生の娘が読んでいたから私も一巻だけ読んだけれど、ヒトが死に過ぎて残酷!」
ということ(意訳)をおっしゃっていた。

確かにその通りだ。
小学生対象の漫画にしてはヒトが死に過ぎる。
ただ、生死を扱う少年少女漫画は多くあるものの公序良俗を著しく損なう作品は稀だ。
むしろ漫画を通してヒトの生死を疑似体験することは、その目的が正しければむしろ有益になる。

ネットで「鬼滅の刃」評を探す。

1) 青沼 陽一郎氏、2020.10.26
『鬼滅の刃』はなぜこれほど日本人の心に響くのか
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/62663
曰く、
「いま、このアニメに夢中になっている子どもたちは、生まれた時からインターネットが当たり前に存在した世代だ。Z世代、それよりも新しい。『鬼滅の刃』も深夜放送ではなく、タブレット端末を使って視聴し、ブームになったとされる。それだけ利便性と情報伝達量は増し、私が子ども頃のよりも、ずっと世界は小さく、そして近くなった。それでも、この“日本的なもの”に共感を抱く。家族の仇をとる。妹を守る。鬼を倒す。刀で己の道を切り開く。そうしたかつての日本人のアイデンティティのようなものが好まれる。混沌とした時代に日本人らしさを求める。」

2)尾木直樹氏(尾木ママ)
考えせられた鬼滅の刃
https://ameblo.jp/oginaoki/entry-12633904379.html
曰く、
「なんだか弱肉強食
競争原理社会、自己責任論などの思想が、異様な人気獲得している背景には
コロナ社会の息苦しさも反映しているようにも思います」

3)合田 周平(著)、堀田 孝之(著)、笠倉出版社
『鬼滅の刃』に学ぶ絶望から立ち上がるための27の言葉
https://honto.jp/netstore/pd-book_30481423.html
曰く、
「88歳・最高齢ファンの名誉教授が、『鬼滅の刃』の名言をテキストにして落ちこぼれ編集者を覚醒させる実録対話ストーリー!
数々の著名人が傾倒する「実践哲学」を軸に、『鬼滅の刃』を新解釈!
炭治郎、禰豆子、善逸、伊之助らの名言に秘められた現代人が心に刻むべき大切なメッセージとは?」

4)サトミケンゴ氏
鬼滅の刃はなぜ売れたのか 社会現象の理由と名作マンガとの比較で検証してみた
https://satomi-manga.com/kimetu-review/
曰く、
「個人的な意見ですが、原作の魅力の最大のものは"共感"と"感情移入のしやすさ"ではないかと。ここまで行動原理に共感できる主人公とヒロインは少年マンガの中では珍しいのではないかと思います。物語の構造もシンプルかつ明確で分かりやすく、テンポよく話が進むので一気に読めるという点もポイントでしょう。キャラクターたちの多彩さと魅力は言わずもがなです。それゆえに女性読者もスッと入っていけたような間口の広さも、鬼滅の持ち味です。」


Googleで下記を検索し、2020/10/27夕方から1週間前に遡った時点までの検索結果から上記4つを抜粋した。
鬼滅の刃 評論

以前はTVしか見なかったから、私自身の意見などあろうはずもなく、自分自身の意見だと思ったことは、実はTVやマスコミの受け売りでしかなかった。
最近はTVやマスコミをとんと離れ、ネットから情報を得るようになった。
文字以外にyoutubeなど動画配信も盛ん、その情報から、多様な意見に接することが出来る。
私自身好意的に感じる考え方はもちろんのこと、批判的に感じる意見までもを知ることが出来るのだ。
そのどちらを取るか、どう解釈するかは個人の自由。

この「鬼滅の刃考」も少しずつだけれど、多くの方の意見を気長に集めていこう。

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