Nonsection Radical

撮影と本の空間

作戦成功

2009年11月12日 | Weblog
某月某日
ニャンコのために作ったコタツ。
ちっとも入らない(苦笑)。
satoboが暖まっていても、天板の上とか、satoboの上とかでくつろいでいる。
そこで強制的にコタツの中に入れた!

前回はすぐに出て来たが、今日は出てこない。
今日は寒さを感じる天気だったので、さすがのニャンコも毛皮だけでは寒くなったらしい。
少ししてコタツの中をのぞいてみると・・・
リラックスしてノビノビと寝そべっている。
作戦成功。

だが、少し予想外の事も。
あまりの心地よさに出てこなくなった。
出ても、すぐに自らコタツに入っていく。
この変わり身の速さ。
冬はまだこれからなのに、先が思いやられる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

購買有理

2009年11月11日 | Weblog
某月某日
中国は現在高度成長期をむかえているようだ。
まるで日本が約半世紀前にむかえた進歩を再現するかのように。
その点でsatoboは少し中国経済の判断を誤っていたようだ。
2点ある。
まず、ケータイ電話だ。
数年前にケータイ電話が中国でも普及し始めたと聞いたが、伸びるとは思わなかった。
収入に比べてケータイ本体の値段が高すぎるからだ。
月収の数ヶ月分をケータイ電話購入に充てるのは「庶民(人民?)」には無理だと思った。
韓国でさえケータイ本体価格が高いので気安く買い換え出来ないと話を聞いた時期だ。
日本だけだ。ガキが気安く「機種変」していたのは。

10日の朝日新聞で、中国で新車販売台数が年間1000万台を超えたという記事があった。
最近の新規需要は国産(中国産)の低価格車の伸びが大きいそうだが、そういう車を年収ほどのお金を出して買う層が増えているそうだ。
そんなに急激に「マイカー」を持つ人が増えるとは、これも予想していなかった。

しかしよくよく考えてみれば、高度成長期に入った日本でも、同じ光景が見られたのだ。
三種の神器。
3C。
家付き、カー付き、ババア抜き。
みんな今から考えると途方もない金額で買ったのだ。
もちろん現金でではないだろう。
ローンじゃない。
割賦販売だ。
テレビだって年収以上した。
電話だって電電公社の債券を買うのに月収分ぐらい(以上)払った。
クルマもサニーやカローラが夢で、360ccの軽自動車だった。
だから「いつかはクラウン」だったのだ。
耐久消費財は月収、年収単位で何ヶ月分、何年分と計算した。
それでも日本人は買ったのだ。
中国人が買わない道理はない。(購買有理)
その点を考慮しなかったsatoboである。

これ欲しいなと思っているのだけれど、こんなもの日本人が作るわけないと思ったのでいろいろ調べてみたら、やはり中国メーカーであった。
Shanghai Shenhao Professional Camera Co., Ltd. 上海申豪专业照相机有限公司で発売されている。
別のメーカー製品でOEMという話もあった。
また性能的には作りが雑で光線漏れするという書き込みもあった。
でもヨドバシでも扱っているので保証はききそうだ。
でもこういうものを作るというのは「台湾」でもそうであったが、成長期のわき上がるアイデアの賜物であると言えよう。
昔の日本もそうだった・・・(遠くを見る)
コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

帯に短し助けてたもれ

2009年11月10日 | Weblog
某月某日
リコーからレンズユニット交換式のカメラが発表されたが、レンズユニット交換式ならこちらが欲しい。
ワイドフィールド・コンゴーにつけるカメラ(本末転倒)を計画中だが、なにぶんこのご時世、自民党でさえ「餅代」がだせないのだから、satobo宅も年を越せるかどうかという塩梅だ。
そんなもんで、カメラのような高額なものは後回しにして、周辺機器を揃えようと色々調べている。
いろいろ必要なのだ。
インスタント写真を撮るためのホルダーは必需品。
これが高い。
そして軽量な三脚。
バイテン写真を始めた時には教科書を信じて大きくて重い三脚を買ったのだが、重すぎて持ち運びに苦労する事がわかり、少し軽いものを買った。
それでも3.7キロあるので、ワイドフィールド・コンゴー計画では更に軽い三脚にする事にした。
現在、重さ1キロの三脚もあるのだが、あまりにも頼りなさ過ぎてせめて2キロのものにしようと情報を収集しているのだが、どれもこれも中途半端だ。いいものは値段が高い。安くていいものはないのが世の中だ。
教科書的にはそんな重さの三脚ではちゃんと撮れないと言われるが、実用的にはこれで撮れる(写真しか撮らない)。
問題の核心は雲台だ。
きちっと止まって、水平が出しやすいもので、安いもの。
もちろんない。
だから困っている。
では実物を見ようとヨドバシに行くが、カタログと実物ではだいぶ違う。
グラビアモデルと同じだ。
しかしグラビアモデルだと実物がひどくてもグラビアを見れば「実用」に差し支えはないのだが、三脚・雲台は差し支える。
最近は中国製の三脚が多くなって来た。
中国には三脚だけでなく、いろいろなカメラメーカーもある。
もちろんデジタルは日本や韓国の独断場なのだが、大中判フィルムカメラとなると意外と中国製品が多いのだ。
大きな市場ではないのが逆に新興メーカーにはいいのかもしれない。
もはや大判写真は「教養」の部類に入る紳士淑女の身だしなみとなっている。
そういう人達はこれまでのブランド信仰から抜けて、ジョシがオリンパスペンFを使うように中国製個性的大判カメラを手にするのかもしれない。
同様に中国製三脚も市民権(人民権?)を得るかもしれない。
バンガードのアルミ三脚ってどんな感じかな?
コメント (18)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ツンデレモスクワ

2009年11月09日 | Weblog
某月某日
朝の通勤電車を待つ駅のホームで、時々見かけるツンデレなジョシがいる。
背が高く細身できつめの顔の美人だ。
もちろんsatoboのお気に入りである。
そのジョシがsatoboの隣で電車を待っている。
二人の前を若いダンシが横切ろうとした時、ダンシは頬をほころばせ、ジョシに視点を傾けながら横切った。
もちろんジョシはツンっと無視である。
少し離れたところからダンシはジョシを凝視してニヤついている。
それに気づいているのはsatoboだけだ。

このニヤつき方、どこかで見たぞ、と思ったがソースは思い出せない。
電車内でジョシの横顔を見つめながら考えた。
ブレッソンの写真である。



モスクワのジョシをニヤけた顔で見る軍人。



この表情にそっくりだったのだ。

答えがわかって思わずニンマリした。
きっとモスクワの軍人のような表情だったろう。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

我が身の真面目さに気づく

2009年11月08日 | Weblog
某月某日
今日は銀座で開催中の大倉ひとみさんの個展を拝見。
これまで何度か拝見して、小作品も購入したのだが、今回も何点か気に入ったものを見る事が出来た。
会場で少し話す時間があったのだけど、これまでにない「攻撃的な」意見を賜り、我が身の立ち位置に思いをはせる切っ掛けとなった

写真を撮っている知り合いと話していると、どうしても共通の認識で話している部分があり、価値観や興味も似たような部分で話をする事が多くなる。
ところが絵画の分野の人と話すと、自分たちの世界と違う考えで写真を見ている事がわかり、これまでの考え方が揺らぐような思いになる。
もちろん相手に合わせるという事ではなく、自分の考えが思ったよりも「普遍的」でないのだと理解するのだ。
たとえば大倉さんはタテモノをモチーフにした世界を描いているのだけれど、satoboのタテモノ写真などは、あるいはこのブログの口絵などはつまらないと思えるようなのだ。
もちろん撮っているsatoboもそのことを自覚しているのだが、その前の「こういうことをしてやろう」という考え自体の話ではないことが自分にとって重要な事だった。
つまり「コンセプト」と「出来上がり」との関係性が上手くいっていないと思われるのだ。
そういうことはだいたい気がついてはいたのだが、面と向かって「つまらない」「ふざけている」と言われるとなるほどと納得してしまう。
納得はしても反省はしていない。
もっとふざけた「出来上がり」を作るしかないと思ったのだ。
人と見たような写真は撮りたくないといつも思っていたが、どこか影響を受けているのだろう。
それもつまらない部分で似ているのだろう。
そんなのはイヤだ。
日頃ふざけた人生を送っているのだから、それを写真に表現出来ないようでは意味がない。

自分の視点のつまらなさを自覚し、もっと自由な視点を持った写真を撮ろうと思う。
といっても、今日そう思っただけで、ブログの口絵は相変わらず「ありネガ」から引っ張りだしていく事がしばらく続くのだけれどね(苦笑)。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする