Nonsection Radical

撮影と本の空間

世間の車窓から

2009年11月03日 | Weblog
某月某日
今日は仕事だったのですね。
休日という事でいつもより2分遅い時刻の電車に乗ったのですが、かなり混んでいました。
最近休日の朝の電車列車新幹線は混んでいます。
原因はジジババです。
比率的にはババの方が平均寿命の違いほどに多いのですが、連れもってどこか山へ行くようです。
昔ならイヤでも山へ捨てられに行った時代もあったのですが、現在は自ら進んで山へ出かけていきます。
おかげで休日の朝といっても座席に座る事が出来ません。

つらつら周囲をオヤジ睨みしていたらボーイスカウトの諸君がいました。
指導員がロープの切れ端でもやい結びや8の字結びを教えているのですが、教科書の図のとおりにロープを丸めてああしてこうしてこうするのとしているのを見て、「違うよ。ロープをクイッとひねって、こうするのが実用的なんだよ」などと頭で文句をつけているオヤジが一人いました。
もちろん先のジジババは山に登るのに最新のウェアやグッズを登山専門店で揃えています。
最近の登山専門店はジジババだけで保っているようなものです。
ヤングは山には登らない。
苦労はしたくない。
重いものを背負いたくない。
その結果、ジジババは山に捨てられずに済み、自ら山へ出向くのであった。
そんなジジババですが、ボーイスカウトのようにロープの結び方など勉強しません。
もちろん細紐さえも持っていかない。
山でロープの保持が必要になったとき、転落、スリップ、渡河・・・
そんな時はどうするか?
ケータイで救助を要請ですね。
将来山には行きそうもない少年がロープの結び方を勉強し、山に行っているジジババがロープを使わない。
まるで年金問題のような車内の風景でした。
コメント
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