Nonsection Radical

撮影と本の空間

曖昧に I My Me

2014年05月31日 | Weblog
最近読んでいるのは橋本治の「貧乏は正しい!」シリーズ。
かたくなになりつつある頭を心配して、もっと曖昧に、もっと結論を出さずに、という努力目標に基づくものだ。
読んだからって”信者”になるようなトシでもないし、そこから得られるものを探そうとするわけでもない。
ただただいろいろな考え方があるという事を知って、自分にもいろいろな考え方が認められるようにと思って。
貧乏~を読んでいて指摘されるのは「自分で考えなさい」という事だ。
これは田中康夫のブロマガにも出てくる言葉だけれど、出される結論を鵜呑みにするのではなく、自分で考えて結論を出すためには考えなさいという意味ととらえた。
で、自分の得たい結論を得るために考えるのではなく、考えた結果結論を得るには、これまでに培われてきた自分の価値観(そんなものがあれば)をいったんはチャラにして素直に受け入れた方が効率的なのではないかと。
だから基本的には批評的には読まない。
肯定的にも読むわけではないが、とにかく「なるほどね」と受け入れて、後で考える事に。
でもほとんどの事はすぐには結論のでない話が多いので、忘れないように”継続審議”となるのだけれど。
そうやって読むと、いろいろと腑に落ちる事もあるし、新たな疑問もわいてくるしと、経済的なものを除けば(本代がかかる)有意義な時間が過ごせる。
しばらくは、今更ながら、自分は、自分の、自分に、と考えていこうかと思うんだけど。




相生地獄坂
長崎県長崎市相生町
撮影 2014年3月23日 日曜日 15時15分
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ファスナー

2014年05月30日 | Weblog
ようやく座った朝の通勤電車の座席。
目の前にはビビる大木そっくりの高校生が立つ。
当然ながら若いダンシの股間に目が行く。
!!!!
社会の窓が全開だぞ!
ラッキー・・・ではなく、そこからオヤジの困惑が始まった。
どうすればいい?
伝えるか?
どう伝える?
自意識過剰な高校生だ。
面と向かって「チャックが開いてるよ」と言えば、ハズカシさのあまり「わざとだよ!ばかやろー」と殴られるかもしれない。
かといって、そのまま黙って見過ごせば、多感な高校ダンシだ、誰かに声だかに指摘され、一生の不覚と、その後の人生を誤るかもしれない。
どうしよう・・・
悩んだ結果、目を閉じる事にした。
悪夢よ去れ!神の御加護を!
恐る恐る目を開けると・・・やはり全開のままだ。
ビビる少年の人生をオヤジが左右するとの重責感にいたたまれず、意を決して立ち上がり、大木クンの耳元でそっと「ファスナーがあいてるよ」と告げる。
ファスナーと言った方がショックが和らぐのではとの配慮だ。
「は~?」とつぶやいた大木クンだが、何か心に響いたものがあったのか、視線は動かさず左手をそっと股間に持って行き、ベントが開放されている事を確認すると、今度も視線は動かさず両手で慌てて社会の窓を閉じたのであった。
一連の操作を確認の後、もちろんビビる少年とは視線を交わさず目を閉じた。
駅に着いてそっと目を開けるとビビる大木少年は下車したのであった。
ホッと安堵の溜息が漏れたの言うまでもない。

少年に幸あれ。



大将軍商店街 2
京都府京都市上京区西町,北区北野下白梅町,大将軍川端町
撮影 2014年3月8日 土曜日 16時15分
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わからないコミックの世界

2014年05月29日 | Weblog
コドモのときからほとんどマンガは読んだ事がない。
姉が買う少女フレンドやマーガレットは読んだが。
つまり自腹ではマンガ本を買った事がないのだ。
理由は簡単。
アッという間に読み終わり、ひどくコストパフォーマンスが悪いからだ。
小説なら時間単位で読むが、マンガだと分単位で終わってしまう。
おまけに週刊、月刊だと、かならず盛り上がったところで「次号へ」となる。
それが腹立たしい。
同じ理由で小説雑誌も連載は嫌いだ。
読み切り!
そういう理由で、マンガ雑誌を読んだ事がほとんどないので、マンガに関する話題も知識もない。
でもたまにマンガに関する話題で(ほとんどが文字媒体から)興味を持って、どんなものかと思って、本屋さんに行ってみたりするのだが、まったくお手上げ。
書名だとか著者名だけでは探し当てる事が不可能な世界。
どこの出版社で、書名と著者名がわからないと探せない。
そして中味も確認出来ない。
これでコミックを読むというのは、余程の情報力がないと出来ないのではないか。
そこでネット検索するのだけれど、出てくる、当然。
ところがすでに紙媒体では売っておらず、電子書籍にある。
が、持っている電子書籍リーダーとは違うメーカーのものだ。
コミックにも電子書店格差があるのかぁ。
どこの書店もコミックが毎週大量に発売されるのだが、それでも売っていない書店もあるというのか。
ちょっとこれにはビックリだ。
コミックへの道は深くて暗そうだ。
近寄らない方がよさそうだ。




塚本2丁目の街並み 2
大阪府大阪市淀川区塚本2丁目
撮影 2014年5月1日 木曜日 10時55分
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寝ればイイのに

2014年05月28日 | Weblog
家人に適当な本をみつくろって送ろうと思い、本棚からかき集めた中にジェフリー・ディーヴァーの本があった。
書名を見てどんな内容だったか思い出せず、ペラペラとページをめくるがやはり思い出せない。
それで読み進めるうちに夜は更け、昼間も時間の限り読み、やっと読み終わった。
こんな内容だったんだぁと”確認”して、やっと送る荷物の中に。
おかげで寝不足。
さっさと寝ればイイのに、読み始めると止まらない。
諦めて寝ても神経が高ぶって結局眠れない。
まったく困ったものだと思うが、送りつけた家人も同じような状況になって、あとで文句が来る。
まあそういう面白い本をみつくろって送っているわけだ。




相生町の街並み
長崎県長崎市相生町
撮影 2014年3月23日 日曜日 14時55分
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ネット記事と週刊誌

2014年05月27日 | Weblog
有料ネットサイトは運営が難しそうだ。
理由は金を払う人が少ないからだ。
以上。

では面白くないので、もう少し。
落ちぶれたとはいえ、週刊誌を始め雑誌は固定した読者層と発行数を持っている。
なぜだろう?
タダでは読めない記事を載せているのもひとつだろう。
ネットでもタダでは読めない記事を発行するサイトもある。
どちらも取材に金がかかる。
それが回収出来ないと記事は出せない。
負のスパイラルに陥るケースがほとんどだ。

読む方からすると、金を払っても読みたい記事があるかという事だ。
新聞や雑誌など紙媒体を電子的に読めるものもあるが、これはネット専用記事ではなく、紙媒体の流用だ。
もし紙媒体がなければペイ出来ないだろう。
その他のネット専用記事というのは分野が政治とか経済とか特定なものが多いので、それだけで読者からお金を払ってもらおうとするとかなり苦戦するだろう。
では総合的な(雑誌的な)ものをネットで作ろうとすると、かなり費用がかかってそのうえスタート時には読者数も未知数でリスクが大きいだろう。
だから新たな作り手は現われない。
以上。

では誰か金持ちがスポンサーになって週刊誌的な様々な記事を掲載するネット雑誌を作った場合、金を払って読む人がいるだろうか。
お金をかけた取材をして、他にはない記事を書き、マルチメディア(死語)を使用した表現で、ネットだけで販売する電子雑誌。
それが売れるか?
売れるかどうかは、当たり前だが記事の内容次第。
つまり初期投資をしっかりできるかどうか、それを維持し続けられるかどうかにつきるのでは。
カネをシッカリ払って人を集めて、金をかけて記事を書き、それを回収出来るだけの読者を集めることが出来るか。
黙って年間10億円ぐらい出してくれるパトロンがいれば出来るんじゃないかなと思うけど。
それぐらい出さないと紙媒体に勝てないだろうし。
そういう”夢”のような話が聞けない限り、ネット媒体は貧乏ジャーナルのままだろう。
世知辛い世の中だよ。
以上。




大将軍商店街 1
京都府京都市上京区西町,新建町,東竪町,大東町,大上之町
撮影 2014年3月8日 土曜日 16時05分
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