Nonsection Radical

撮影と本の空間

2月28日 月末

2022年02月28日 | Weblog
土曜日は写真展の最終日だと朝に知り、慌てて会場へ。
中野の冬青社ギャラリーでの金子典子 写真展 「INNER PEACE ― 内なる平和 ―」。
プリント界の我が女神金子様の写真展に行かぬのは末代の禍根と駆けつける。
”幸い”なことに金子様はまだ来廊されておらず、こっそりと拝見するいつものスタイル実施。
フィルムからのモノクロプリントなんだけど、必要十分な描写というものを考えながら拝見。
というのは、昨今の高性能レンズでの高解像度写真ではない、そこそこ高感度のフィルムを使ったトーン描写中心の写真表現なんだけど、それでいいんじゃない?と思いながら金子様の眼差しの追体験を楽しんでいたわけです。
この事は、次に伺ったお茶の水のギャラリーバウハウスの小瀧達郎 写真展 「WIEN -旅の憂鬱-」を観て感じた事につながる。
1986年にコダクロームで撮影したウイーンの写真に2001年、2020年撮影の作品を合わせて展示してあるのだが、描写でフィルムとデジタルとの違いは明らかで、デジタル写真はどこまでも緻密に描写されていて、コダクロームの写真はデジタルスキャンされたものだけどやはり表情はフィルムなのであった。
観ていて気になったことを在廊中の小瀧氏に伺ったのだけど、コダクロームの写真の多くがにじんでいる。
機材は多くがニコンレンズなのだろうけど、当時のレンズだとコダクロームでも伸ばすとにじむのかなとも思ったんだけど、これは作者が意図的にソフトフィルターを使用してニコンレンズのコントラストの強さを緩和しようとした結果だとのこと。なるほどねぇと思いつつ、オリンパスのデジカメで撮影した現代描写の作品はバキバキなのが、実は結構気に入ったのだけど面白いなあと感じた。
ただ全体をつらつらと眺めて行って全然違和感を感じなかったんだけど、作品に添えてある説明を読むと撮影年次がバラバラなのに区別がついていなくて、先に思ったフィルムとデジタルの区別は明らかという”思い込み”は間違いだったのだと苦笑した次第。
それも撮影者の小瀧氏の眼差しが年月が経っても変化していない証拠なのだろう。
そしてデジタル時代では描写は緻密になったんだけど、それが効果を持つかどうかは時と場合によるのだなと思った。
2つの写真展を見ることができて幸いであった。

そのあとそのまま39時間勤務へ現場へ向かいヘロヘロ勤務後本日昼過ぎに帰宅。
すぐに爆睡、夜に目覚めるが疲れは取れず。
先日のPCR検査は陰性。
明日から32時間勤務後、3日は病院。
こんな働き方をしていたら良い結果など出るはずがないのは承知済み。
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2月25日 沈思黙考

2022年02月25日 | Weblog
状況を固唾を飲んで見守るのは湾岸戦争以来か。
自民族中心で物事を考え、利用し、行動する大国に蹂躙される国、民族、住民はどのように生き抜けるのか。
東西冷戦が終わったあとは民族紛争の時代と言われたが、まさかこのような事態が起きるとは21世紀に。
ネット上では一言居士の声が寄せられているが、一方でハッキリと戦争に反対する人の声もロシアからも起きているのが知らされる。
ではどうするか。
一介の個人が出来ることなど限られているが、少なくともしばし考えを巡らす事は必要だろう。
そもそもと当事者国間の事情を垣間見ても100年の単位での事情が絡んでくる。
こんなことは近隣国とのいさかいが100年ほど前の出来事から始まっている我が国の歴史を考えればある程度は想像がつくのだが、いさかいは次の世代へも受け継がれる出来事である。
先人が起こしたそんなトラブルを現在の人も引きずって生きなければならないのは不幸な事である。
すべて先人に責任があるのだが、その引きずりを断ち切る振る舞いを現在の人もしなければならないだろう。
そんな面倒な事はしたかねぇやと思っても、冗談じゃねぇぞと怒る矛先は先人に向けてである。
今回のロシアの蛮行も100年単位で人々の記憶に刻まれ、たとえこの先プーチンが死んだ将来においても各国の傷は刻まれたままで、その事にプーチンは関われない。
当事者がすべて死んでしまった将来においても歴史は書き加えられ続け、その中で良き歴史の登場人物になれる人はごく僅かである。
ましてや名もなき個人は存在の記憶さえも残さずに入れかわっていくのだから。
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2月24日 再び某所

2022年02月24日 | Weblog
仕事明けにバスに乗り再び某所に動画撮影。
疲れて眠くてバスが停留所に着く1分前に寝落ちして運転手さんに起こしてもらう失態。
計画したルートを撮影。
お昼で人手が増えると終了の繰り返しがしばらく続きそう。
コロナの影響か、かなり閉店したお店が多いエリア。
コロナだけではなく構造的な問題が原因かとも思う。
14000歩65GB

ロシアがウクライナに侵攻。
楽観論を打ち砕く規模。
民族にこだわる国って他の民族の事には無関心で自分達の論理だけで自分達だけの利益を考えているので厄介だなと仮説。
ロシアだけではなく隣国も。
自国政府の代弁者を務め上げている人たちのSNSでは、自国にも影響が及ぶ侵攻論理に及び腰ながら、自国領土確保政策で相通じるものがあるとの政府見解に沿ったつぶやきを始めた。
その中にはこれまでの”業績”で見るものがあった人もいるのだが、自分達が生き残るためとはいえ、こうもあからさまに擦り寄りべんちゃらをするのかとガッカリした。
つまり他人には冷酷な人なんだなと。
ヒトはいさかうほどに自らを誇れるような生き物なのだろうかね。

今回のロシア関連での各種コメントでは、すっかり最近どうしちゃったんだろうねと評判の佐藤優氏だけが事前に危機的状況と把握していたと言えようか。
あとに人は様子見ばかりだった。
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2月22日 検査結果

2022年02月22日 | Weblog
先日受けたCT検査の結果を聞きに病院へ。
いつものようにまず血液検査をしたが、いつもよりも採血する本数が多い。
血の気が多いので余分に抜いたのかと思ったが違ったようだ。
診察室に入ると先生が先日のCTの結果からいつよりも多く採血して検査に回したとの事。
結果は来週に。
CTでは元々肺の中に数多く存在していた”すりガラス状結節”が大きくなっているのが確認され、普通だと肺がんを予想するのだけれど、これまでの経過から悪性リンパ腫かもしれない、とりあえず血液検査の結果を待ってその後のことは考えましょうとの事。
先生の口調からはあまり良さそうな感じは受けなかったので、ついに治療が始まるのかぁと。
体調の変化からそんな気がしていたけど。
とりあえず仕事場に連絡を入れて休みを確保し、買い物をして帰宅。
動画の変換作業。

ロシアがウクライナに分断政府を作り介入。
事前の多くの専門家の予想が外れる。
特に中国からのロシアの肩を持つ発言を繰り返していたSNSが一斉に消えた。
もし支持することになれば、自国に抱える分離独立運動に影響する。
独立を宣言して、よその国が承認すれば独立できることになれば、弾圧が噂される(そもそもは分離独立を抑え込むためだ)各地域での動きも承認しなければならないことに気がついたのだろう。
極めて歯切れの悪い立場表明を、なぜか単なる民間人なのに政府の代弁を常に繰り返す人達(何も工作員などとは言ってませんよ)が少しだけしたのみ。干渉しませんよと。
しばらくは注目だが、なにしろ多くの人の予想が外れている現状では何を信じて良いのやら。

信じられないのは国内のコロナの状況も同様。
きちんとした調査統計がなされてないので何もわからないと言っていい。
自然に落ち着くのを待つという作戦としか言いようがないが、これを作戦と言っていいのか?
無駄に検査陽性者を出すだけだと批判をしていたPCR検査も希望通りに絞られて、対検査数で異常に高い陽性率を大都市圏で示している。
これは必要と認められた検査だけでそうなっているのだから、症状の出ていない、つまり検査を受けていない感染者が自由に徘徊している現状では感染が収まることもないだろう。
ワクチンが広まれば収まるという話を今更する人もいないが、感染が一巡すればという話も現在で30人に1人ぐらいの感染者なのだからいつまで感染を放置すれば希望の結果が得られるというのだろうね。
その間に死亡者数は積み上げられているが、当初はインフルエンザに比べれば死んだ数は少ないと言っていたのが、現在では死亡者数の中にコロナが”直接”の原因とは言えない人も含まれているとの”条件闘争”をする輩が多いが、では癌患者の死亡者の中には診断書的には心不全だの多臓器不全だの直接癌で死んだと書かれていないものが多いが、それは癌で死んだとは言わないのだなと言いたい。ましてや治療も受けられずに死んだ”闇の死亡者”も数えないのだろう。
死亡者は2万人を超えて増加中。
我が身に降りかかって初めて「こんなことになるとは思わなかった」と毎度のセリフか。

話の内容とは無関係な口絵が素敵
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2月21日 距離感

2022年02月21日 | Weblog
40時間勤務明けの朝、バスに乗って某所へ動画撮影。
仕事関係の荷物も抱えつつ最少の道具で撮影と思ったらSDカードも忘れてきてカメラに入っていた64GBのみ。
だいたい75分ぐらいの撮影時間になるので予定を多少変更。
眠さと疲れでやる気のないのがちょうど良いペースの歩きとなる。
歳だし身体は悪いし注ぎ込めるものはそんなにないしシャカリキにならない事が肝心だと言い聞かせている。
頑張る年齢は過ぎたのであとはマイペースで行くのが老人のたしなみだと言い訳して、他人とは一線を期してヒッソリ徘徊する。
昼過ぎに56GB撮影、1万6000歩で終了。
続きはまた後日。
なかなかの街で写真撮影にも来たい。
というか、先日の銀座での撮影を処理しないと・・・(汗;)

今日の神経痛は膝。
明日は病院で先日の検査結果を聞きに。
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