Nonsection Radical

撮影と本の空間

好々爺ぶる

2013年02月28日 | Weblog
好々爺。
好き好きジジイではない。
こうこうや と読む。
読んで字のごとく 人のイイジイさんのことだ。
あいにく人柄は良くないのだが、効率的にモノゴトをはこぶというのは好きだ。
孫2を連れて退院したムスメに、さっそくお留守番をしていた孫1が甘えようとするが、そこにはライバルが・・・
気のイイ孫1なので、孫2に譲りはするが、さすがに我慢の限界も来る。
両手に幼子を抱いてムスメはヘトヘトで、それが他の家族にも伝染し全員ヘトヘトに。
そういう時には、一人外部にいる独立愚連隊ことジジイが知恵を授けようと。
孫に他に興味を引かせてごまかす作戦。
略して、「孫に他に興味を引かせてごまかす作戦」。
子供向けアニメを見せて、その間にホッとしようと。
そこで検討の結果、「トイ・ストーリー」を。
問題は、DVDにするかブルーレイにするか。
というのも、液晶テレビに替えた時に、試しにDVDを観てみると、ひどくにじんだ状態で、こりゃダメだと思ったことがあったのだ。
やっぱりキレイな映像を観るのならブルーレイだよなと考えていた。
しかしDVDプレーヤーはあるが、ブルーレイプレーヤーはない。
もちろんブルーレイディスクレコーダーなど存在しない。
ならついでにブルーレイプレーヤーも一緒にか?
と検討をしたが、このジジイ何かと自分勝手に先走る傾向があり、それでも年の功か人の話も聞こうという気持ちもないわけでもないような気もしないこともない。
というのも、年末年始に行った時に、孫がテレビを観ている姿を見た事がなかったからだ。
で、電話してムスメに話を通すと、やはりあまりテレビは観せないようにしていると言う。
しかしビデオなら時間も限られているし、自分もホッとする時間が取れるかもと了承を得た。
さっそくヨドバシコムでお買い物をするが、お目当てのトイ・ストーリー3本セットがない。
どうせならブルーレイプレーヤーと同時に購入したいと思ったのだ。
アマゾンにはあるが、修理のことを考えると実店舗があるところで購入するのは年寄りの知恵である。
結局、値段を比べてアマゾンでDVDのみを購入。
ここでもやはり先走って婿殿に相談もなくブルーレイプレーヤーなど導入しては角が立つのではと人道的配慮をしたわけだ。

はたしてトイ・ストーリーを気に入り、いっときでも寂しさを孫1は紛らわせてくれるだろうか?
問題は、孫1そっちのけでムスメがハマらないかであるが。




奥山おまいりまち商店街 東京都台東区


旧二条通 京都市中京区西ノ京冷泉町から
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アイドルはトイレに行かない

2013年02月27日 | Weblog
アイドル(偶像)が「隣のミヨちゃん化」したのはいつの時代からだろう。
バブルの時代に関する本を読んでいたら、AV(オーディオビジュアルではない)に関する項で、村西とおるがAVにおいて隣のミヨちゃんモデルの導入を図ったという記述があり、クロートの世界にシロートが参入した結果が人気に拍車をかけたという。
今回問題にする課題は、芸能界に関するものなのだが、別の世界と思われていた芸能人を身近な存在に変えたのもシロートの参入によってと思われる。
現在では、AKB48をはじめ普通の人が芸能界でアイドルという立場を得て人気を博しているわけだが、昔と異なるのは「スキャンダル」が下世話じみていて、やはり身近な感じがすることなのである。
”お泊まり”とか”不倫”とか。
ネットの発達により、”チクリ”もあるのだろうが、現在はアイドルをアイドル(偶像)としてとらえようとしない”民意”が根底にはあると思う。
しかし、それでイイのだろうか?
これが今日の話題である。
タモリは、吉永小百合はトイレに行かないと”断言”するのだが、それこそアイドルをアイドル足らしめる態度ではないか。
アイドルは巷の下世話とは無縁の理想の姿であるからこそ、アイドルに自分の幻想を投影して一時の幸せを感じることが出来るのだ。
アイドルの私生活に関知せず、ただひたすらにテレビ画面や映画スクリーン、グラビアページおいて理想の姿を鑑賞し、身の回りにはない特別な世界を噛み締めることが正しいファンのあり方であろう。
そこには幸せしか待っていないのだ。
だから一度引退したアイドルが、再びアイドルでなくなった姿でファンの前に現われるのはタブーなのだ。
その結果、あの天地真理(われらのマリちゃん)の偶像が崩れ去ったように、ファンの心に理想の世界などないのだ、という身もふたもない感慨を与えてしまうのである。
アイドルは表面的であるべきで、その中味を詮索するものではない。
またアイドルは中味を見せてはイケナイ。
成分表示を吟味してコーラを飲んでも美味しくないのだ。

そういうわけで、現在のところ、宮凬あおいタソと前田敦っちゃんは、トイレには行かないのである。




浅草仲見世商店街 東京都台東区


旧二条通 京都市中京区西ノ京上合町から
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知りたいことばかり

2013年02月26日 | Weblog
本を読んでいると、関連した連想でそのことを知りたくなることが増えていく。
近代都市の成り立ちに関する本を読んでいると、鉄道のことに触れていて、日本の鉄道史について知りたくなった。
原節子と李香蘭に関する本では、李香蘭についてもっと知りたくなった。
こんな感じで次から次へと知りたいことが増えるのだけど、今はネットでも様々な情報が得られるにもかかわらず、書籍で知りたくなるのは情報量の差であろう。
本1冊分の情報をネットで上げようと思うと大変なことになり、また実際にはそんな量の情報はなく、多くが取捨選択したものになる。
それはわかりやすいものだけど、それでは次へ拡がらないのでつまらない。
本の文字の中にある”主題”とは関連性の薄い一言が興味をそそることも多いのだ。
今はネット書店が実質本のデータベースといえるので、関連キーワードで現在発売されている興味のある本を探し出すことも可能だ。
可能だが、そこに興味のある事が書いてある本があるかは別。
1冊ずつ中味を確かめていくのだが、案外普通のことは書いていなくて、マニアックなものが多いのは、やはりそこに読者の興味があるからだろう。
すぐには見つからない場合は、メモして記憶にとどめておいて、チャンスを待つのだが、そういう興味ストックがたまる一方である。
そうやって調べて何のためになるのかと思われるのだが、”知識”というのは役に立つかどうかだけではなく、ためておくだけのものという面もあるのだと思う。




浅草新仲見世商店街 東京都台東区


安井商店街 京都市右京区,中京区
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サービス合戦

2013年02月25日 | Weblog
電子書籍サイトもだいたい出そろったところで、今度はサービスの中味が問われるようになってきた。
と言っても、元データはどうやら同じなので、どこで買っても中味もだいたい同じだ。
そこで差異をつけるのが、まず電子書籍機器本体だが、これの選び方で何を読むのかが決まる。
文字中心ならモノクロ画面の専用端末が用意されていて、おおむね「眼に優しい」。
雑誌やカラー写真なども見たいのならカラー画面で、そしてこれらは”読書”以外にもネット端末としての役割りも出来る。
いろいろ用途で選べるのはユーザーには便利だ。

そして”書籍”に関しては、どこもだいたい同じものを扱っている。
ここだけでしか買えないというものは少ないようだ。
ただ、書籍端末機器でしか読めないところと、他にパソコンやスマホで読むことが出来るところもある。
また書籍サイトでは、多機種のフォーマットに対応しているところもある。
こういうところは、”独立系”書籍サイトと呼べるだろう。
ここには、ここだけという”本”もある。
多くの書籍端末はいくつかのフォーマットに対応しているので、専用サイト以外からでも買うことが出来るのだ。
もちろん対応状況を確認して買うのは当たり前であるが。

そうやって出そろったところで、価格はだいたい同じとなると、付加サービスが目を引く。
1冊買うごとにポイントをつける、まとめ買いはポイントを高くする、クーポンを発行する。
そんな実質割り引きで客を呼ぶことが多くなっている。
そういう呼び水がないとリピーターを確保するのが難しいのが現状だ。
書籍端末を物珍しさで買っても、無料の本を読んだだけ、あるいは1,2冊読んでそのままという人も多いようだ。

本当のサービスは、品数を増やして、探している本がある、ということなのだが、これはどこもまだまだリアル書店にはかなわない。
もちろんブックオフにもかなわない。
古い本などは古本屋さんで探すしかない。
実はここがキーポイントだと思うのだが、売れない本を電子化する余裕は出版社にはないのだ。
だから青空文庫形式で、ボランティアが、欲しい本を電子化して、出版社がそれを元に販売するなどという”協業”があってもイイのではないかと思うのだ。
とにかく品数を増やすのが電子書籍の生き残りの要だ。



佐竹商店街 東京都台東区


竹林寺から 京都市右京区
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シーズンオフの観光地

2013年02月24日 | Weblog
冬を売り物にする観光地以外では、今はシーズンオフなのだろう。
春の観光シーズンに向けて工事中のところが多い。
それは自然を売り物にする場所であっても同様で、新しい遊歩道や公園整備で土曜日にもかかわらず重機が動き回っていたりする。
工事期間の問題もあるのだろうけど、土曜日は休みにして、少しでも仕事を長引かせて収入の道を引き伸ばした方がイイのではないかと浅はかにも考えてしまう。
というわけで、この時期に観光地に行くと、行く人も少ないのだろうが、お店が閉まっていたり、工事中であったりと観光客に優しくない状態である。
ゴールデンウィークには、綺麗な川の流れを見ながら遊歩道を散策して「あ~自然っていいなぁ」と思う”ウラ”には、川を掘り返し、土手を削って「自然作り」をしている現実があるのだ。
自然に接しようと山道を歩いても、どこからか必ず聞こえるクルマの音。
オフシーズンでこれなのだから、春になれば人が押し掛け、喧噪と渋滞で自然を満喫することなど無理だろう。
それがイヤでオフに来てみると、空いてはるが工事中と笑えない。
なかなか上手くはいかないものだ。




水道橋から御茶ノ水へ 東京都文京区


木嶋神社参道 京都市右京区
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