Nonsection Radical

撮影と本の空間

”格式”を嗤う

2017年11月20日 | Weblog
来週に沖縄で結婚式に出席することになったんだけど、どういう服装で行くかと思案して、ついでに色々検索していてまあ何というか「世間の常識」ってやつですか、それともネットに書き込む「程度」ってやつなんですか、もうどうしようもないなぁと思った次第。
そもそも日本で結婚式なんてものが行われるようになって大した時間も経っていないくせに、やたらとマナーだとか格式だとか言う”平民”が多すぎるんですよ。
ネットで調べてみれば、もうそれは数え切れないほどのマナーだとかジョーシキが提示されていますが、面白いことにそんなもの時代とともにどんどん変わってしまっているんですけど、ネットに書き込むような人はそんな”歴史”も”由緒”を知らないようで好き勝手な”今”を語っているんですねぇ。
それでいて”キチンとした”格好で式に臨んでいるのかというと略装も略装、パーティードレスなんかでもヘーキなんですね。
アフタヌーンドレスじゃないとダメなんて絶対に言わないし、正絹じゃない着物なんて・・・帯はこれこれ・・・とも言わない。
つまりイイ加減なくせにこだわっているつもりなんです。
そしてそこには自分の格好ばかり気にして主賓に対する気持ちなんてちっとも感じないんですよねぇ。
沖縄の結婚式は300人ぐらい来るんですけど、呼んでいない人も来る。
近所のおばぁが「おめでとう」の言葉を言いに立ち寄る時に誰が服装のことを言うものですか。
言葉に気持ちが現れているんですから。
そう言う気持ちを持っていない人が、あれこれ格式だとかルールだとかマナーだとか言って祝う気持ちに水をさすんですね。
そこまでこだわる気持ちが理解できない。
おかしいんじゃないの?とも思ってしまうほどに。
礼装をキチンとしないのに言うことだけは”正式”を装っているんですから。
まあこうやってネットでいい加減なことを呟くのも似たり寄ったりなんですけどね。



さかり中央通り商店街 2
岩手県大船渡市盛町町
撮影 2017年9月21日 木曜日 13時05分
コメント (2)
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うるさオヤジ

2017年11月14日 | Weblog
ホントのことを言うと、実は”写り”には非常にウルサイんですアタシ。
でもそのウルサさは世間で言うところの「ボケ」とか「モニター等倍」とかの問題じゃないんでそんなに”クチグルマ”には乗らないだけなんです。
もちろんツアイス・プラナーの髪の毛の柔らかさなんて言われてもわからないんで問題外のシロートなんですけど。
今問題にしているのは街撮り動画カメラの”画質”の悪さなんですけど、なんとかならないのかと。
これまでホームビデオで撮影していたんですけど、通常の画角ではアタシの撮影するようなシーンでは狭すぎてワイコンをつけるんですけど、画質は下がるわ滲みは出るわでちょっとなぁと思っていたんです。
それに寄る年波に勝てず、そこそこの重さのカメラを手で支えて歩き続けるのが大変つらくなってしまして、いわゆるアクションカメラと呼ばれるゴープロとかアクションカムに興味を持ちまして手に入れてはみたんです。
でもわかっていたけれど、これらのカメラはアクションシーンを撮影するためのカメラで、基本はカメラからそんなに遠くない距離での撮影を想定しているんです。
だからそれを街撮りで使おうとするとピントが合わないんですよ。
設計では被写界深度内に入るようにされているはずなんですけど、明らかにピントから外れているんですね。
こういう”写り”にはウルサイんですよ。
仕方なく編集でどぎつくシャープネスをかけてごまかしていますが、よく見ると全然写っていない。
そういうのって嫌なんですね実は。
では動画も撮影できるデジカメを思えば、何のために軽量化しようとしているのかと本末転倒になってしまうわけです。
ましてやカメラにプラスしてブレ防止のスタビライザーなど導入しようものなら神経痛が悪化しかねません。
オートフォーカスをつけろとは言いませんので、せめて遠近切り替えでもできればいいのにと思うんだけど、やはり生まれも育ちも近距離設定のアクションカメラには望むこともできないようです。
ここのところ湯中部などをみてはピントの来てるカメラはないかと探しているんですけど、4K動画になれば多少スッキリする画質になるようだけど、そうなると編集のパソコン環境が力不足になるんだなぁ。



盛町内ノ目 5
岩手県大船渡市盛町内ノ目
撮影 2017年9月21日 木曜日 11時55分
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1.5倍の加齢

2017年11月13日 | Weblog
通勤中にポッドキャスト(正しくはラジオクラウド)を聴いているんだけど、その中に久米宏の番組もある。
時間短縮のためいつもポッドキャスト(正しくはラジオクラウド)は速度を1.5倍にして聴いている。
で、その速度の中で久米宏はいつもの久米宏の喋りで話しているんだけど、ある時にたまたま速度を元の1.0倍にして聴いたところ、久米宏の滑舌が明らかに悪くなっていることに気がついた。
1.5倍速では、あのザ・ベストテンやニュースステーションのままの滑らかな喋りだったのに、等倍速だと舌の動きが悪いくぐもった喋りで、そう年寄りの喋りになっていたのだ。
これは永六輔もある時期からそうであった。
久米宏も73歳になっていることに驚いたが、やはり加齢は様々な動きを悪くするのだなぁと思った次第。
あの頃の久米宏は現在の1.5倍速で喋っていたのだった。



盛町内ノ目 4
岩手県大船渡市盛町内ノ目
撮影 2017年9月21日 木曜日 11時50分
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サービス業の憂鬱

2017年11月10日 | Weblog
今の世の中サービス産業が中心の仕事ですよね。
サービスを提供して対価を得る。
対価だからサービスに対するお金を払うわけですよ。
そうならば当然サービスというものがどういうものかハッキリしていないと値段のつけようがないわけです。
こういうサービスをするからいくらとなるわけ。
タクシーを利用するにはいくら、医療サービスにはいくらと内容と対価が決められているわけです。
ところがそういうサービスに対してサービスすることがあるんですね。
競合相手よりサービスをして有利にするとか。
でも本来そういうサービスはサービスでしているのだから「あら、こんなこともしてくれるの。ありがとう」と相手は感謝するわけです。最初は
でもそれが続くと、そのサービスはサービスではなくなって当然の事ととらえたりしてくるんですね大方が。
そうすると「今回はしてくれないのね、サービスが悪くなった」「よそではこんなこともしてくれるのに」と本来のサービス内容とは外れたサービスがサービスではなくなって必須となるんですね。
そうして限りなくサービスすることが増えてくるわけです。
それっていいことじゃないです。
本来対価に見合ったサービスを提供するのが当たり前なんです。
または、サービス内容に則したサービスをするだけでいいんです。
だってサービスを提供するのは、従事者が属している組織ではなく、サービスを実際に行なう従事者なんですから、負担が増えるんです。
そういう負担に対して、こういうご時世ですから割り増しで対価が払われることはありませんよね。
これっていつまでも続くわけがないじゃないですか。
付け加えたサービスは、本来なら別の誰かが対価を得て行なうものなのです。
その仕事を失わせることにもなる。
それにも増してサービスとは何かということを考えない受益者が増えることにもなる。
お客様は神様なんて客自身が言うのは傲慢というものでしょ。
お客とは正当な対価を払ってくれる人、またサービスの範囲を理解している人のことじゃないですかね。
歌って踊れる警察官なんて職務の範囲外の働きでしょ。(変な例えです)
まず提供する側はサービスの範囲を職務の範囲にするべきだし、サービスを受ける側は本来受けるはずのないサービスを受けていることを自覚して自粛するべきだし、少なくともキチンと認識して感謝して自らが当然のごとくに求めない意識が必要なんじゃないですかね。
でないと、そのうちサービスを提供するのなんてバカバカしいと誰も働かなくなりますよ。



盛駅前
岩手県大船渡市盛町東町裏,内ノ目,町
撮影 2017年9月21日 木曜日 11時20分
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まだまだ続く

2017年11月09日 | Weblog
少しずつ動画のアップロードを続けている。
岩手県大船渡市の街並みだ。
基本的な場所と日時の情報しか与えていない動画なので、単なるこれまでの街並み動画と同様の単調なものだ。
街並みシリーズは記録だから余計な感情や思い入れを込めないので、普通に見ているとつまらないものなんだけど、今回は特に単調なものとなっている。
それは津波で消えてしまった街並みのあった場所と津波で流されずに残った街を撮っているんだけど、何もかもがなくなってしまった場所というのは実際にその場に立つと言いようのない空間で、たとえそこに新たな街づくりが始まっていたとしても、街の”重み”というものが感じられないものであるのだ。
そして残った街というのも、ハッキリ言ってずっと言われ続けている衰退の問題を抱えている。
そういう街を撮るには力不足のシロートなので的確に撮影できているとは言えないのだけれど、撮らないよりもマシだろうと評価は後世に任せることにしている。
で、今のところは、今年中は大船渡と宮城県気仙沼の動画を流し続ける予定。
変換しながら動画を見て、ああすればよかった、ここもなんとかできたのでは、などと後悔ばかりなのだが、限られた時間で限られた体力、限られた能力なのだから仕方ないよなぁと慰めている。
アップロードした動画も来年早々には3000本突破となるので、もう少し体制を整えたいと思っている次第。
大船渡、気仙沼の次は、沖縄県那覇市の予定・・・



盛駅からの眺め
岩手県大船渡市盛町
撮影 2017年9月21日 木曜日 10時50分
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