Nonsection Radical

撮影と本の空間

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2009年11月07日 | Weblog
某月某日
新聞や雑誌というのは時代が経てばデータベースとして役割を持つ事がある。
その中でも写真があることが、文章では表現できなかった細部を再現している事がある。
デジタル化した現在でははたして100年先に写真が残っているかは疑問だが、デジタルとアナログを組み合わせた媒体が「今現在」では有用なものであることは確かだ。
文章や写真など現物が存在するものをデジタル化してインターネットで遠くにいても見る事が出来るのは便利だと言える。
各地に博物館などミュージアムが多数あるが、現地に行かない限りそこの収蔵品を知る事が出来なかった時代は変わり、今は多くがウェブサイトで情報を発信していて、そこにどんな情報があるか事前に知る事が出来る。

少し前の朝日新聞の記事で、横浜都市発展記念館(そういうところがあるのだ)が、昔横浜にあった「国際写真通信社」で発行された「横浜グラフ」の記事と写真をウェブ上で公開しているとあった。
公開されているのは1934年(昭和9年)のもので、東郷元帥が死んだ記事やモデル撮影会の様子、ホテル・ニューグランドのキャバレーの事など出ている。
もちろんウェブ上でこれらを楽しむのもいいのだが、記念館へ行けば原本も展示されているといえば、当然現地へ行きたくなる。
これがアナログとデジタルとアナログとデジタルとアナログの有用性なのだ。
え~っと、説明すると、記念館がアナログの原本展示をデジタルのウェブサイトで公開したのをアナログの新聞が報じて、デジタルのウェブサイトで見たものを現地へ行ってアナログの実物を見るという意味ね。
こういう使い方がデジタルとアナログの融合というのではないか。
コメント (4)
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