Nonsection Radical

撮影と本の空間

読書の限界

2016年05月31日 | Weblog
今現在読書するのに紙の本、電子書籍専用機器、タブレット端末、パソコンと使っている。
特に役割を決めているわけでもなく、重なる部分もあれば、たまたま気が向いたからという場合もある。
パソコンなどは、ネットサーフィン(死語)の最中にふと気が向いてという場合が多く、長い文章をずっと読むのには適していないと思うのは目が疲れるからと、座り続けて腰が痛くなるからだ。
それ以外ではほぼ寝転んで読んでいる。
だから書斎は必要ではなく、床が必要なのである。
寝転んで読むとなると、片手で持って、片手でページをめくるという形になるので、片手で持てることが大切になる。
オッサン年齢になるとスマホのような文字の小さなものは見えないので、最低でも6インチの電子書籍専用機器が必要だ。
不思議なのは、そしてありがたいのは紙の文庫本だと、サイズは小さいのにちゃんと読めることだ。
紙の本ってホントすらばしい(上海流の言い方だそうで)。
紙の本は手で見開いていないとならないのでどんな姿勢(寝方)でもとはならないが、特に不便とは感じないのは枕になるような厚みの本など読まないからだろう。
電子書籍端末はソニーのリーダーというのを使っているけど、これは160gぐらいで非常に軽くて扱いやすい。
ただモノクロ画面なのでカラー画像などはわかりにくい。
そして相変わらずしょっちゅうハングアップする。
新たに加わったのは、8インチタブレット端末で、これはカラー表示である。
重さは350gぐらいあって、当初はこれぐらいならと甘くみていたが、片手でそれも指で挟むように持つにはかなりキツイ。
おまけに感度がいいので、外枠から少しでも指が画面にはみ出て触ってしまうとページが変わってしまう。
結局手のひら全体で鷲掴みにしながら見ることになる。
それでも重い。
アマゾンでは新型のモノクロ機器が専用で出たりしているが、ソニーは製造をやめてしまったみたいで進化はない。
アマゾンの機器ではソニーのデータは読めないのである。
できればカラーでの読書専用機を出してくれたら、それもやはり160gぐらいでなら、それが読書には一番適したものとなる気がする。
なにしろ160gの中に、何百冊以上の本が(データが)収納されているのだから。
やはり(寝転んでの)読書にはこれぐらいの重さが限界だと思う。

口絵画像はいよいよ新たなシリーズ「Abstractionism」。
まだまだ習作段階。



クレアモール 4
埼玉県川越市新富町1丁目
撮影 2016年3月31日 木曜日 13時40分
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通って来た道

2016年05月30日 | Weblog
不景気な国内経済の助けとなったのは海外からの観光客で”あった”のは間違いないことで。
大阪の心斎橋筋の商店街などは、”ブーム”の前には東南アジアからの観光客などには胡散臭い目を向けていたんだけど、あっという間に中国のクレジットカード取り扱いを始めたりして”柔軟”に対応した。
ニュースなどでは「爆買い」などを話題にしたのもすでに過去の話にもなろうとしている。
一方でそういう海外観光客の振る舞いに厳しい目を向ける声も取り上げられているけど、オッサンとしては頭ポリポリなんだよね。
平成生まれの若人(わこうど=死語)は知らないだろうけど、同じような、あるいはもっと顰蹙をかうようなことを昭和の日本人はしてきたんだよ。
海外旅行が一般化するのはほんの数十年前のことで(若人はうまれていないけど)、テレビ番組や商品の景品にハワイ旅行があったりして、それはそれで憧れだったんだから。
だいたい国内から持ち出すドル紙幣に制限があった時代もあるんだから。
東名高速道路が自前のお金では作れなかった時代もあったんだから。
それがようやく気を引き締めながらも海外へ行けるようになったのは50年ぐらい前からじゃないのかね。
それが80年代になると誰もが海外へとブームになったわけだ。
それには固定相場制の1ドル360円(!)の時代から、変動相場制で円高になり、1ドル200円台、100円台へと変わってお金に余裕ができたことが大きいんだけど。
そうなると田舎のオッサン連中も団体でツアーを組んで海外旅行へ行ったりしたわけだ。
田舎のオッサンというのは、まあ当時はノーキョーのオッサン連中が揶揄されてそう言われていたわけで、もちろん英語なんか喋れないからツアコンつきの団体旅行なわけで、世界各地で小旗を持ったツアコンを先頭に背広を着たオッサン連中が徒党を組んでパリやアメリカ、東南アジアに繰り出したんだよ。
ホテルなんか泊まったことがないから、バスタブの外で身体を洗って下階に風呂水を漏らしたりなんてことがやはり揶揄されて言われていたんだね。
もちろん日本人だから、旅にお土産はつきもので、各地の免税店で餞別のお返しに”爆買い”したのね。
そしてお伊勢参り以来の伝統で、旅の恥はかき捨てしてきたんだよ。
もっとも非難されたのは”女買い”で、言葉も通じないのにパリで自称まどまあぜるをホテルに連れ込んですったもんだしたり、”白人買い”を自慢したりしたんだね。
そして物価水準の違いから東南アジアへの旅行が”ブーム”になって、各地でやはり”女買い”をして顰蹙をかったんだ。
一方女性はというと、ananとかの影響で欧米への旅行が憧れだった時代があって、やはり1980年代からバブル期にはブランド品目当てでパリなんかへ行ったわけだ。
その頃には日本にも欧米のブランドショップができてはいたんだけど、”海外価格”といってやたら値段が高かったものだから、円高の影響もあって海外で買ったほうがずっと安く買えたりしたんだな。
で、綺麗に着飾ったおネエさんたちが、パリのブランドショップになだれ込んで”爆買い”していたんだよ。
そういう”景色”を見てきた者としては、昨今の爆買い、あるいは旅行者の振る舞い批判には、「他人のこと言えた義理じゃねえよ」って赤面しながら思うんだよ。
もちろん今の若人は、もっとスマートに海外旅行し、あるいは海外旅行など興味を持たない世代かもしれないけど、ひとつだけ言っておきたいのは、そんな若人がお気楽に批判している、そして結構自慢にしている現在の日本って、そんな海外で顰蹙をかい続けてきたオッサン、オバサンたちが汗水垂らして作り上げてきたんだってこと。
同じように現在の世の中を躍動させている東南アジアのオッサン、オバサン達が爆買い、顰蹙を繰り返しているのも後年には「通って来た道」となるんだと思うよ。



クレアモール 3
埼玉県川越市新富町2,1丁目
撮影 2016年3月31日 木曜日 13時35分
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保守本流

2016年05月29日 | Weblog
民進党の岡田代表の話を某ポッドキャストで聴いた。
おかげで今までモヤモヤしていたことがスッキリした。
めでたしめでたし。
パチパチ。
以上。

じゃ面白くないので、ちょっと説明をするけど、いつにもまして”暴論”であることは当然の事としてご承知おきのほどを。
でないと、お前はアカだとか言われて、ハイそうですけど何か?って話になってしまうので。

これまで岡田克也というボンヤリした人ってどんな人なんだろうと不思議に思っていたのは、どうも立ち位置をハッキリさせないという印象があったから。
若い頃は菅直人なんかと同様に結構スマートな人って感じがしたんだけど、ドンドン頬が垂れてくると同様に印象が垂れてきたんだけど。
いつも物事をハッキリ言わないので、やっている事だけで判断するしかなかったんだけど、それはこちらが岡田克也という人にある種のフィルターをかけて見ていたせいもあるんだよな。
で、今日聴いたポッドキャストで(アップはもっと以前にされていた)、ああこの人って保守本流の考えの人なんだと感じられたのね。
保守本流とは、わかりやすくない例えで言えば(笑)WASPという事。
日本のエリート支配層保守派という感じかな。
そんな人がサラリーマン支持政党の民主党なんかにいたから誤解を招いたわけだけど、まあ考えは自民党の主流派とほぼ同じで、その点は公明党から宗教色を除いた思考がほぼ自民という事と似ていて、ほとんど日本人は保守的であるという事なんだけどね。
そしてポッドキャストでは、民進党では両極端の10%を除いた人たちから支持が得られる政策を進めたいと言ったんだけど、まあ当たり前だな。
左の10%は共産党をはじめとした層で、右は安倍首相を代表とする層だと言えるかな。
でもこれって随分大風呂敷な構想で、だからこれまでろくな具体策を示せなかったんじゃないのと思ったりして。
民主党って、当初はどちらかというと社会民主主義を目指す政党みたいにみられていたんだけど、当然そういうところでは今から思えば岡田という人は影の薄い存在だったわけで、菅直人とか鳩山由紀夫とかが一掃されて民主党の政策が曖昧になってきたところでやっと姿がハッキリしてきた感じなんだよね。
で、80%の人の支持を得るという政策っていったいどんなものになるのかね。
保守本流ってテキトーな感じだと下40%上20%以外ぐらいが勢力範囲の気がするんだけど。
残り中間の40%ぐらいに最大公約数を置く政策が”心地よく”感じるのが岡田って人だと思うんだよね。
共闘関係では徹底的に共産党を嫌っているから、例え没落しても共産党とは手を組まないぐらい自分の意思を大切にする人だと思う。
もちろん同様に、ややトーンは下がるけど、安倍首相とも折り合わない感じがする。
だから自分は上下10%ずつを除いた80%の人間だと思ってるんだろうけどね。
でも実態は上記のように中間層40%ぐらいしか掴めない人なんだろうと感じる。
そんなことを感じたので、そうか民進党ってそういう方向へ行くのかぁ、そういえば維新なんてバリバリ保守だもんなぁと納得したわけ。

でも困るのは、残りの60%の人たちで、自分ももちろんその層なんだけど(上下どちらかは言わないけど)、そういう人ってどうすればいいの?
中間層40%って大まかに言えば正規雇用層とダブるんだよね。
そして下40%って非正規雇用層とも言えそうだと勝手に思っているんだけど。
求人サイトなんか見ればわかるけど、中途採用及び非正規雇用の給与体系ってだいたい月収20万で年収250万が相場になってるんだよ。
そういう層だと民進党の政策ってどうも中途半端に感じて、当然上位20%の層でも中途半端に感じ、政策自体が自民と変わらないという中途半端さで、まさしく岡田代表が代表する保守本流派の中途半端さが出ていると思うんだよね。
だから保守本流の人たちが中途半端にし続けた結果こんな世の中になったことが、今後も中途半端に続くのかと思って脱力したわけですよ。



クレアモール 2
埼玉県川越市脇田町,新富町2丁目
撮影 2016年3月31日 木曜日 13時30分
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日本死んでる

2016年05月28日 | Weblog
家人と話しているといつも「それは暴論だ」と言われる。
今日もその”暴論”を一席。
マゴが来年小学校に上がるというので、すでにランドセル購入活動(略してラン活)が勃発している。
ランドセルはジジババが買うものだと世間の常識ではされていて、ババが可愛いマゴちゃんのためにとハッスル(死語)しているんだけど、その値段たるや常識を外れたものとなっている。
世間相場では5万円を中心にしたものだそうで、売れ筋もその上下近辺だという。
これを異常なことだと思わないのだから、日本は死んでいる。
ジジババが好き好んで買うのだからイイじゃないか、という問題ではない。
その金銭感覚が日本を滅ぼしていると思うのだ(当然暴論)。
自分のために5,6万円するカバンを日常使いのために買う人は論外に置いておいて、子供のカバンにそんな高価格のものを用意しなければならない世間体というのが狂っていると思うのだ。
そんな金があるんだったら、今騒がれている教育ローンだって、躊躇なく支払ってやればイイんだ。
なにしろ一生に一度のことでは同じなんだし、ランドセルよりもずっと高等教育を受けるということの方が重要であるのだから。
だから政府が検討している無利子奨学金など必要ない。
学校に行くには金がかかるんだというのなら、ランドセルも学費も同列だろう。
生活保護を受けるレベルの人だけに奨学金を用意すればイイのだ。
そもそも義務教育であるなら、そして必要とされる教材、用品であるというのなら学校側が用意して支給すればイイのだ。
それは中学校の制服(標準服)だって同じだ。
普通に考えれば(自分にとっての普通だけど)、企業で制服が指定されていれば支給されるだろうし、義務として軍隊に入れば当然制服その他は支給される。
それを自腹で用意しろとは言わないだろ。
だけど学校教育現場では、それを要求されるのだからおかしいだろう。
ましてや、それを準備するのにランドセルだけでも何万円もするというのは、おかしいと思わない方がおかしい。
あんなバッグや制服が何万円もするのは暴利を貪っていると言えるだろう。
貪っていないというのなら原価を提示してほしい。
ただでさえ同調圧力の強い、当然いじめや差別の蔓延している日本の社会で、買わずに済ませられない状況に子供を置かなければならないことを問題にしないで、なにが教育問題だと言えるのか。
義務教育からそうやって金を費やすことに無自覚な人間が、大学資金、あるいは高校資金がどうのこうのという資格はない。
大学授業料はもっと安く、そして無償援助制度を拡充するべきだと思うから、そんな馬鹿な”無駄遣い”の高額ランドセルなどという”制度”をなくしてしまえと言いたいのだ。
高校授業料だって無償でイイんだ。
それぐらい国が親に代わって援助することになんの躊躇があるというのだ。
だからこそ、義務教育では無駄な金を使う”慣習”などやめてしまえというのだ。
やめないのなら、子供が、あるいはマゴちゃんが働いて金を稼ぐまで金を最後まで面倒見てやれと言いたい。
こんな金の使い方をしている日本に将来などない(当然暴論)。



クレアモール 1
埼玉県川越市脇田町
撮影 2016年3月31日 木曜日 13時25分
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どうしたんだろう

2016年05月27日 | Weblog
ウェブサイトを見ていると画像だけが表示されない現象が。
再読み込みすると見えたり、見えなかったたり。
パソコンの問題か、ソフトの問題か、あるいはサイト側の問題か。
原因追求中。
見えてます?



川越八幡宮
埼玉県川越市南通町
撮影 2016年3月31日 木曜日 13時10分
コメント (2)
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