一難去ってまた

某月某日
どうやら風邪の方は良くなっているみたいだ。
しかし・・・

休みの間寝ていたのだが、４８種類の体位を組み合わせて寝返りを繰り返し腰が痛くなるのを防いでいた。
しかしさすがに筋肉はユルくなったようで浮ついた感じで仕事に出かけた。
夕方まで幸いな事にほとんどクシャミも出ず、梱包作業をして出荷という段階まで来たとき・・・
２０キロほどの段ボールを持ち上げて台車に乗せるのに歩いていると・・・
椎間板が潰れる感じがした。
緩んだ体が重さに耐えられなかったようだ。
声にならない声を上げながらどうにか台車に荷物を乗せたあとは・・・
動けない。
倒れる事も出来ない。
体重移動も出来ない。
そろりそろりと椅子まで足首だけの歩行で移動。
腰痛体操をしてなんとか動けるようになったが、仕事はソソクさと終了。
バスに乗って帰るには、帰宅時間で座れる可能性はなく、立ったままバスの揺れに耐えられるはずもなく、歩きながらの骨盤矯正を行なう事に。
途中わずかな体重移動で何度かグキリときて、その度に声にならない声を路上であげる。
電車内はほぼ満席。
座席の中程は開いているが、支柱がないとそれを頼りに立つ事が出来ないので直立不動で下車駅まで立ち続ける事に。
帰宅まで腹筋と背筋にずっと力を入れ続ける。
部屋へ入るとすぐにコルセットを探すが、法則通り必要な時には見つからない。
古くゴムの伸びたコルセットをやっと探し出し装着すると安心感に包まれる。
しかし新しいコルセットはどこへ行ったのだろう。
スカーレット・オハラが使っているのだろうか。

３寝ん休

某月某日
ずっと寝たきりですわいな。
今日は天気もよかったので撮影にも行きたかったし、Yasさんの写真展にも行きたかったが。
寝ていると「もう治ったかも」と思い、起き上がると鼻水がド～っと垂れ、クシャミが連続する。
頭は痛いし食欲はないし立ちくらみもする。
出かけたらきっと行き倒れになって、介抱されて気がつくと知らないオウチでキレイなジョシが甲斐甲斐しく看病してくれていつの間にやら半世紀という事にもなりかねないので中止する。
不思議といくらでも寝れる。
数時間寝て目が覚めると水や昆布茶など飲み、気がつくと鼻が垂れてきて悪寒がするのでまた寝るの繰り返し。
時間の感覚がわからなくなる。

このあともまた寝るだけ。

待てば懐炉の火が消えた

某月某日
昨日は昼から急に鼻水の洪水となり、帰宅した時にはボロボロジジイになっていた。
クシャミ300回ルル300錠なのかと考えていたが、あいにく風邪薬がなくて、すぐに寝入ってしまったので日記が途絶えてしまった。
わりと長く風邪を引かなかったので安心していたら気が緩んだのか。
今日は昼まで寝ていて、野暮用があるので仕方なく出かけた。
乗換駅での事。
出かける前にハクキン懐炉に火を入れたのだが、ハクキン懐炉は火を入れてしばらくは安定しないので肌身離さず暖めておく必要がある。
安易にポケットに入れておいたら、電車内でどうも火が消えたようだ。
それで乗換駅で降りた時に、ホームの端に行き、建物の影でライターを取り出した。
すると・・・
いつの間にか駅員が後ろに立っていて・・・
「俺の後ろに立つな！」
と、反射的に駅員を殴り倒していればsatoboはゴルゴ13なのだろうが、実際はビックリして振り返ると、
「駅での喫煙は禁止されています！」と言われた。
satoboは懐炉を取り出して
「懐炉に火をつけるんです」と言うと、
「はっ？カイロ？？？」
懐炉を差し出すと
「あっ、そうですか」と行ってしまった。

ホームの端で煙草を吸ってはいけません。
懐炉に火をつけるのは構いませんが。

電話した

某月某日
昨日の件で今朝電話した。
最初に出たのは女性で、手慣れた感じは電話受付のオネーサンだろうね。
報道の事と自分の所持バッグの事を話したのだが、まあ言われた通りのそつない会話で、現物を送ってくださいという。
ついでの感じでバッグにもベタつきが出ていることを言うと、想定外の話だったのか、技術の者と相談して回答するという事でケータイの番号を教える。
しばらくして男性からかかってきたが、こちらは電話慣れしていない内部の人間らしい話し方で（satoboも内勤だがなぜか電話ばかりしている）ひたすら「申し訳ない」の繰り返し。
品管の人間としては同情の感情がわき上がり、「あなたが謝る事でもないでしょう」と内心思いながら会話。
どうやらsatoboの言った内容を確かめるのに現物を確認して、確かに不具合箇所と同様の素材が使われている事を確認したらしい。
その結果、ショルダーベルトだけでなく、バッグも回収するという。
でも、バッグの方は改修できるかどうかわからないので、その場合は返金か代替え品と交換するという。
困ったものだ。
このバッグはウエストバッグとしては使っていないが、ベタつく箇所をパーマセルでテープし、バイテンレンズ入れに使っているのだが、サイズも使い勝手もすこぶるいいのだ。
これを他のものに交換されるとマズい。
ましてや返金されても、これに代わるものが見つかるかどうか。

ひたすら申し訳ない攻撃を受けるsatoboだったが、「ところで」と何年も前のものがなぜ今頃回収することになったのかと質問。
ハッキリとは言わなかったが、クレームがあったのではないかな。
satoboは、購入後１年たらずでベタつきが出ていた事を伝えると、そういう情報は初めてだったようだ。

とりあえず現物を送る事を伝えたが、電話で話した内容を書いて情報を伝えておこうと思った。
そしてバッグが改修できないのなら、返金も代替え品もいらないから元のバッグをそのまま返してくれるように伝えるつもりだ。
ショルダーパッドだけ改修してもらえばいいや。
こんなことで騒ぐと品管が可哀相。
まあイイ消費者に出会った事をハクバは喜ぶべし。
きっとダダをこねる人は他にもっといるだろうけど・・・

今更

某月某日
ハクバ写真産業からリコールのお知らせ。
カメラバッグのショルダーパッドが加水分解でベトベトになる不具合が見つかったとか。
該当製品は2006年製造分の一部。
交換してもらえるらしい。
実は・・・

持っているんですよ。
ゴッドウィン・アドバンスシリーズのウエストバッグ。
買った翌年にすでにパッド部がベトベトになってしまいお蔵入りしております。
発表と違うのはパッドだけでなく、ウエストバッグはバッグ下部にも同様の素材が使われていて、そこもベトベトなんです。
satoboの保存が悪かったのかと、当時店舗に確認しに行ったのですが、すでに製品は発売されていなかったのです。
きっと何か問題があったのだなと思ったのですが、そのままクレームはつけずにショルダーベルトは外して、バッグだけ該当部にパーマセルを張り、バイテンレンズ入れとして使っていたのです、
ホントはスナップ用にと思ったのですが。

発表では2006年1～6月「販売分」となっているのだけれど、いつ買ったかわからない。
バッグを調べてみたら内部にタグがあり、「05901」とあるのでたぶん2005年9月「製造分」だと思われますが、それがいつ販売されていたのかは知りません。
でも実際に加水分解が早い時期に起きていたのは間違いない。
問題は不良品を改修して送り返すというのだが、それはショルダーパッド部だけなのだろうか？
バッグの方も直して欲しいのだが。
そうすればスナップに使えるのに。
加水分解したパッドというのはベトベトして服などにつくと黒い汚れが取れないのだ。
髪の毛にベトベトした「白い汚れ」がつくと洗ってもなかなか取れないのと似ているね（笑）。

さてどんなものかと明日電話して聞いてみるとしようか。