Nonsection Radical

撮影と本の空間

コンシュマー

2010年04月16日 | Weblog
某月某日
ある会社のモノを買わない理由はいろいろあるだろう。
また、特に買わない理由を持たない人もいるだろう。
satoboには、何社かそこから買わない会社がある。
まずキヤノン。
ある記事によると、キヤノンのカメラ会社に勤めるパート(?)の女性がいて、その人は最高級カメラを一人で一から完全に組み立てる事が出来る。
そういう人は彼女一人だけで、誇らしげな彼女が紹介された記事であった。
しかし彼女は他の女性工と同じ時給であるという。
それが切なくて、それ以来キヤノンの製品を買わなくなった。
次にトヨタ。
これは次からは買わないという事。
他のメーカーのクルマからトヨタのイストに買えたのだが、その理由は当時カーテンシールドエアバッグがつけられる数少ない小型車であったからだが、買ってみてクルマの素性の悪さに閉口した。
無駄に大きいタイヤ、無駄に張り出した形だけのフェンダー、回転半径のデカさ、常に突き上げるピッチング、音だけ重厚にしたドア、きかないデフロスタ、視界を遮るルームミラー等等等。
某自動車評論家が「カタチが気に入ればどうぞ」と書いていた理由がよーくわかったが後の祭り。
二度とトヨタはと思わせる思想性。

買わなくなった理由に、そこの製品にこりたというのもあろうが、対応が悪いというのもあるだろう。
特に仕事上の関係で悪い印象を持つと、「絶対買うものか」となってしまう。
取引先というのは対等、上下の関係があるだろうが、取引先であると同時に購買者でもある事を忘れると、取り引き関係を離れた立場で製品を買ってもらえなくなる恐れがある。
悪い印象を持った取り引きから誰がモノを買おうかと思うのか。
特に個人向け製品(コンシュマーもの)を製造しているメーカーは気をつけないと、社員が反販売促進を仕事でしている事になりかねない。
そういうメーカーにエプソンがなった。
これまでエプソンは気に入ったメーカーで、PC98互換機の時代から利用し、プリンターもエプソンである。
そろそろスキャナーもエプソンでと思っていたが・・・
それが仕事上の関係で、すっかりやる気がそがれる事をされ、「コンシュマー」として買う気が失せた。
そういうことをする(どういう事かは言わない)メーカーの製品は「買うものか」と思ったのだ。
これは不買運動ではない。
あくまでも個人的な気持ちだ。
キヤノンやトヨタ、エプソンの製品を好きで買う人もいるだろう。
それはまったく自由で、買う理由も理解出来る。
しかし一方で、satoboと同じような気持ちである会社の製品は買わないと決めている人もいる事をメーカーは知って欲しい。
それは無視出来る人数かもしれないが、意外とこういう単純な理由で消費行動が変わってしまっている事も無視しない方がイイと思う。
コンシュマーものを作っていない会社は、「早く潰れてしまえ」と願う取引先がいる事も心の片隅に置いておいても無駄ではないと思う。
コメント
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