前日に飲んだ下剤が効いて、夜中に4回ほどトイレへ行き、寝不足の朝を迎える。9:00に五稜郭病院の内視鏡室へ。他に同じ検査を受ける7名の方々と一緒に説明を受ける。目の前には、2㍑の経口腸管洗浄剤液のボトルと360ccの紙コップ・・・。(写真)
この液体を1時間30分ほど掛けてゆっくり飲む。味はスポーツドリンクに似た味だが、キャンディを嘗めながら味をごまかす。1時間過ぎに第1便・・・まさに勢いの良い尻鉄砲・・・濃い黄色の水下痢・・・その後、10分~15分置きにトイレへ駆け込んでは尻鉄砲発射を繰り返す。回数を重ねていくに連れて、色が薄くなり、透明に近くなる。4回目の便の状況でOKが出るが、合計8回ほど繰り返したところで、全部出し終わったようだ。
一番先の1時にレントゲン室へ呼び込まれる。担当は3年前に癌を見つけてくれた消化器内科のKo医師。後に穴の開いた紙製のパンツを履き、上は検査着に着替えて検査ベッドへ。
前回はモニター画面が見ることができない所にあったが、今回は自分でも見ることができる。肛門からカメラ管を入れられてすぐに、腸壁に5mmほどのぷっくりと膨らんだ丸い突起物が目に飛び込んでくる・・・前回、写真で見た醜い癌とは明らかに違う・・・素人目にも「これはポリープかも?」と判る・・・そこから奧へと進む。ところが、ガスを入れて腸を膨らませるので、それが腸に溜まり、苦しくて痛い。そのことを訴えると、「ガスを入れているので遠慮しないで出して下さい」と言われ、出したら楽になった。何度も横を向かされたり、上を向かされたりして、丁寧に診てくれる・・・素人目にもほかには気になるものはなさそうだった。最後に、そのポリープと思われるものに形状確認?の青い液を掛けて写真を撮って、カメラ管を抜かれて終了。
すぐに医師より診断が下される・・・案の定「結腸にポリープがあります。悪性の物ではないようですが、一度癌をやっているので、この際取ってしまいましょう。1泊2日の内視鏡手術(内視鏡で目的のポリープに電気の通る鉄線の輪を掛け、通電によって切除する方法)で済みます。」・・・何も見つからなければと願っていただけにちょっと残念。しかし、病気という段階のものでもないだろうし、ここで取って安心できるのは、幸いなことだ・・・。
手術日が3/15と決まる。退院は順調なら翌日の午後らしい。手術の説明を受けて、検査室から出る。しかし、ガスがまだ腹に残っていて苦しくて堪らない。何度もトイレへ駆け込んでガス抜きをする。その後、事前検査としてのレントゲン撮影、心電図、血液検査と尿検査を受ける。最後に入院予約手続きをして、会計を済ませて、本日の苦行の日程は終了。
また、昨日と同じ前日検査食(サンケンクリン)を渡された。2週間後に、また今回と同じ検査食を食べ、手術日に2㍑の腸管洗浄剤を飲んでの尻鉄砲をしなくてはならないことの方が、ポリープが見つかったより憂鬱だ・・・・。
内視鏡検査の時に取らなかったと言うことは
少々大きめのポリープでしょうか。
直腸ということで以前の場所からは離れているので安心する意味も含めて早めの切除が肝心ですね。
ニフレックスの2リットル私も本番の検査より気が重いです。
昨年暮れにも飲みましたがやはり大変でした。
私の場合直腸がないので特に.....(笑)
ガスもすぐ抜けずに数時間かかります。
これも結構苦しいですね。
ポリープの大きさは5mmでした。大きいか小さいかは判りませんが、私の後にも同じ医師を受ける人が3名いたので、改めての切除になったものと思います。
ポリープは必ず癌化するとは限りませんが、癌経験者は癌が出来やすい体質ということもあります。その意味からも、安心するための切除という医師の判断なのでしょう。
また2週間後にまた同じ苦行が待っていますが・・・。