このブログに公開するのは、ためらいもありましたが、HPの更新をしばらく滞ったまま内緒にし続けるのは難しいし、かえって心配を掛けることになるので、思い切って公開することにしました・・・・・。
本日、内視鏡検査で大腸癌が見つかった!最悪の場合を覚悟しつつも、初期のであることを願って臨んだが、それも空しく、転移の可能性もありそうな進行性のものだとのこと。自覚症状も体調不良もまったくなし。今考えてみれば、4日前の「おおたき国際スキーマラソン」の調子が悪かったのはこのせいか・・・・?
2/13に入院して、転移等の検査の上、手術となるらしい。
<経過>
秋ぐらいから血圧が高めになっていることを12月下旬に二人で山に登った山仲間のSHOさん(内科医)に話す。「それでは、動脈硬化の検査してみましょう」ということになる。そのプロセスの血液検査で血圧とは直接関係ない「貧血」が見つかる。これは、男性の場合、内臓からの出血の可能性が強いらしい。そこで、さらに、その原因を突き止める検査をいくつか受ける。その中で「便潜血検査が陽性」と出る。
その時点で、SHOさんから、大腸内視鏡検査の専門医・五稜郭病院のKo医師を紹介され、予約を入れてもらう。1/25、五病で診察を受け、検査日が本日(2/7)に決定。内視鏡検査は初体験。
<本日の内視鏡検査>
前日の三食と間食は、サンケクリンという検査食のセットとお茶。夕食後、下剤服用。夜4回ほどトイレへ。特に空腹感はなし。
本日、9時前に病院へ。内視鏡検査の待合室へ呼び込まれ、検査を受ける7名と一緒に説明を受ける。目の前には2㍑の腸洗浄液(下剤)の入ったボトル。これを2時間かけて飲む。味は、薄いスポドリに似た味。後味が良くないのでアメをなめながら・・・。1時間ほどしたら、第1便・・・以降、12:30までに7便ほど・・・下痢というよりは色付き水。便数を重ねる内にだんだん色が透明に近くなって、11:30ごろ準備OK。中には出なくて浣腸を受ける人も。腹が張った感じ以外の苦痛感はなし。
13:00、一番先に検査室へ呼び込まれる。検査着に着替える。下は後ろに穴の開いた紙製のパンツ。ベッドに横になり、腕に腸の働きを抑える注射をして医師の到着を待つ。
Ko医師ともう一人の医師で検査開始。尻の穴にゼリー状の薬を塗られる。尻から空気を入れているものとばかり思っていたら、いつの間にかすでにずっと奧まで内視鏡が入っていたらしい。全然苦痛感はなし。胃カメラよりずっと楽。
途中で仰向きにされる。さらに奧まで入れられるが、右奧の方で、何度も行ったり来たりしたり、内視鏡をグルグル回したりされる。ちょっと鈍痛あり。ひょっとしたら、この辺りに何か怪しいものがあるのか・・・?
その内に、「精検!」と声が掛かる。看護師が内視鏡の中に入れる細い針金状のものを渡す。それを医師が入れていく。最初のはカメラらしい。何枚か撮っているようである。2本目は組織を取る機械か・・・?組織を取ったところが少し出血しているらしく、水で流しているようだ。終わりまで30~40分ほどか?
これは癌に間違いない・・・覚悟を決めて、医師の隣の椅子へ。すぐに「残念ながら癌ですね~。右の結腸です。」と言って写真を見せられる。素人目にもそれと判る、頭のつぶれたマッシュルームのような形の癌が腸壁から生えている・・・。
「組織も採ったので検査はしますけど、これだけはっきりしていたら間違いないでしょう。13日に入院してください。」とのこと。
「どの程度の進み具合なのですか?」との問いに「初期とは言えないですね、進行性の癌です。転移していないかどうかは検査してみなければ判りません。」帰り際に、血液検査の採血を受け、会計と入院手続きを済ませて帰宅。
不思議にすんなりと冷静に現実を受け入れられた。亡妻の、もう助からない状態での大腸癌とそこから転移した肝臓癌の写真を、本人に内緒で見せられたときに比べれば、自分の時の方がずっと他人事のような感じである。
あと願うことは、なんとか転移していないことである。であれば、大腸の手術だけで完治する可能性があり、再発の心配だけだ。しかし、転移しているとなると、事情は違って来るような気がする。とりあえずは3週間の入院とのこと。今は、それで退院できることを願うだけ・・・。
再び、山へ戻れる日を励みに、癌と闘うことにする。闘うことさえ許される状態でなかった亡妻に比べると、まだマシだ。
さて、今週末以降3週連続エントリーしているスキーマラソンはすべてキャンセル。もちろん、山も当分お休みだ。HPの更新を滞ると、過去の経験から、心配のメールがたくさん入りそうだ。いくつか仰せつかっている役職上からも内緒にし続けることは難しい。
そこで、今日以降、この「気まぐれ日記」の内容は「癌闘病日記」を中心として、今後の経過をアップし続けることにする。PCの持ち込みもインターネットもできる入院先からも更新し続けることができるので・・・。
血圧が予兆であったかどうかは判りませんが、SHOさんが山仲間であったことが幸いでした。
今冬の山は諦めざるを得ないのが残念ですが、「山は逃げない」と、復帰を信じて、来冬への期待を繋ぎます。
HP楽しみにしております。
これから楽しい季節なのに今年は残念でしたね。鍛えた体ですから早く復帰してください。お待ちしています。
乙部岳の写真ありがとうございました。HPの記録の看板に使わせていただきました。
それからアイヌネギ醤油漬けもおいしくてすっかり食べてしまった。ありがとうございました。
今年は、ぜひ、皆さんでゆっくり話ができるよう、泊まりがけでのオフミ登山を計画したいですね。
自分でも、元に戻れるだろうと楽観しています。
また、新たな気持ちで山に向かい、健康のありがたみを再認識しながら、山便りを発信していきたいと思います。今後ともよろしくお願い致します。
亡妻の時を見てるから、今ならまだ助かるという気持ちが強い分、平然と受け入れることができているのかも知れません。
まあ、ジタバタしても仕様がないので、成り行きに任せて前向きに闘病生活を楽しみます。まだ病人という意識はありません。
ショックが大きくどう書いていいのか。
まちこさんの時に色々見てるから逆に分かりすぎるのは時に大変なんじゃないかとも思いますが。。。
でも心身ともにタフなはずですしまちこさんも守ってくれると思うのでがんばれる事だけがんばってください。
夏の来道お待ちしております。ぜひ、ご一緒させてください。
なお、私のYellは、3月中の放送予定だそうですが、まだ日にちまでは決まっていないそうです。
あの数日後に癌が見つかった・・・TBSのスタッフが、もしこのブログを読んだらビックリしているでしょうね?
3週間の入院という事ですが、頑張って持ち前のパワーで治療に専念してください。
今年も夏渡道の予定でいます、その時は道内の山をご一緒して下さい。
一日でも早い快復を願っています。
今Yell見ました、本日ではなかったですね。
これほど反響が大きくなるとは思いませんでした。ちょっとビビっています・・・・?
みなさんのうれしいお気持ちをしっかりと受け止めて、療養に努めたいと思います。
大腸がんを克服した人はたくさんいますので、guchiパパの体力気力をもってすれば、早いうちに元の生活にもどれると信じています。
闘病日記、読ませていただきます。微に入り細に渡っての報告を期待していますよ。
頑張って治療に専念してください。
尊敬するsakagさんと山でお会いする日を楽しみにしているんです。
回復します。祈っています。
再会を心待ちにしています。
来年は花sakagさんの案内で札内に入りたいです。
歳を取ると一年の大切さがしみじみきますね。
きっと大丈夫!
さて今回は正にモットーに関わることだから心配しています
5月24日、沢初めは松倉川、と手帳に記入済みでパパ宅に泊まろうかと思ってました・・・・
頑張れ、っていうのもねえ、何か無責任な言い方だし
頑張るなっていうのも変だし
パパなりに一生懸命やって下さい
一緒に沢登り行けるのを祈っていますよ
現在の医療レベル、そして坂口さんのパワー!
一日も早い復帰を家族ともども応援しています!
(最近、特に1839峰等の記録を拝見し「夢」をいただいているんです。)
でも、きっと元気に退院してこられることでしょう
今シーズンは山スキーをご一緒できるかも、
と密かに期待していました。
スキーは来シーズンまで待ちます・・・
sakagさんなら、きっと大丈夫です・・・
私も応援しています
早速の心温まるコメントありがとうございました。
個々にレスするのはたいへんなので、まとめて対応させていただきます。
公開するのは、いろいろ悩みましたが、みなさんのお心遣いを励みに、前向きに癌と張り合って癌張ります!
医療関係者や医師からも、ブログで闘病生活を綴るのはとてもメリットが大きいとの励ましをいただきましたので、楽しんでアップし続けます。
家のオヤジも最初大腸ガンでしたが、guchiパパが受けた
内視鏡にワイヤーでの簡単なモノで終了し、後は1ヶ月に1度
抗がん剤の交換に行くだけで済みました。
guchiパパも転移は見つから無い事を祈っています。
実は小生、この4年ほどバリュウムを飲んでおりません。あんな苦しいもの飲んで、「ハイ、おめでとー!癌ですよー!!♪~」なんて言われるのなんて、余りにまかたし無いじゃないですかぁー。
なので、あたしの癌発見があるとすればやっぱ胃かなー・・・。
応援しています。
なのでリアルに状況がわかるのです・・・。
大丈夫!!さかぐちさんの体力気力があれば必ず復活します!闘病はとにかく気力ですよ!ご家族やみなさんの応援を力に変えてください!私も心から応援しています!
でも、たまにこっそり弱虫さんになることも大切ですね?
理想的な体型をしていたsakagさんだから、病気とは縁がないと思ってましたが、昨年から兆候があったのですね・・・
これから闘病生活が続きますが、病気に負けないsakagさんを信じて応援します。
しかし、sakagさんなら絶対治ると信じています。
早く治してかなこさんと屋久島に来てください!
遠くから応援しています!
そういえば、我が家に泊まった後すぐの検査で、見つかったのですよね。詳しいことは忘れましたが、「奥さんが教えてくれたような気がする」と話されていたことを思い出しました。もう、あれから5~6年は経過してますよね。術後まもなく、以前と同じように山登りを楽しんでいる姿は励みになります。
とりあえずは、入院後の検査の結果待ちですが、いろいろ教えていただくことが多いと思います。よろしくお願い致します。
当初、変換間違いかと思った「郭清」という言葉、初めて知りました。
何かお役に立てることがあればと思っています。
私もそれなりに研究しましたので。
郭清後の病理検査の結果次第ですが
多分私と同じような状態かと思います。
転移が無いことをお祈りします。
笛吹童子さん、ミネズオウさん、ユピーさん、マンタンさん、早速の温かい励ましのコメントありがとうございした。
体調も悪くないし、どこか山へでもと思うようなすばらしい天候ですが、急に癌患者となってちょっと重苦しい気分の朝です。
みなさんからの励ましと、一日も早く山やクロカンに戻れることを励みに頑張ろうと思います。
笛吹童子さん、「恵庭」は、ずっと平坦なコースなのでハイスピードの滑走感を味わえます。楽しんでください。
ビックリしました。
持ち前のファイトで乗り切っていけるものと信じています。
また、一緒に山へ登れることを願っています。
応援しています・・・
掲示板読んで??と思ってこっちにきてみたら・・・
いきなりでびっくりしました!
とにかく応援しています!がんばってください!
なんとかよくなりますよう。