癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

斉藤さんの葬儀

2014年04月11日 | 斉藤浩敏さん行方不明関連

 今日と明日は斉藤さんの葬儀である。捜索にかかわった方々やスキー指導員仲間も参列されていた。始まる前に喪主の弟さんに、「昨日の現場で目にしたスキーのトレースから、斉藤さんは、迷ったり、苦しんだり、倒れたりして失意のうちに亡くなったのではないと思います。暗くなったので、スキーからかんじきに履き換えて、レスキューシートに包まって少し休んでいるうちに眠ってしまって、低体温症による凍死に至ったものと思われます」と伝えた。自分もそう思うことで少しは救われるし、ご遺族の方々も昨日のこのブログを読んだらしく、同じ考えのようだった。

 天理教の葬儀に参加するのは初めての経験だったが、非常に厳かな感じだった。今まで、祭壇の写真を見て涙を流したことはなかったが、斉藤さんらしい穏やかなまなざしで微笑み掛けられ、「いろいろ迷惑をかけて申し訳なかったね。ありがとう!」と言われているような気がして、思わず涙が溢れてきた。ご遺族のご挨拶の中でも、我々の捜索活動への感謝の気持ちを述べていただき、とてもうれしかった。また、玄関でお見送りをしてくださったご遺族の方々からもご丁寧なお礼の言葉をたくさんいただいた。

 明日の告別式にも出席して、最後のお別れをするつもりだ。そして、4/26(土)には、後日、メールやハガキで詳細を連絡するが、今回の捜索にかかわってくれた地元メンバーで、「斉藤浩敏さんを偲び、山を語る会」を催す予定だ。

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