癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

今日が函館のお盆

2007年07月13日 | 日常生活・つぶやき
 今日は、函館のお盆である。昼でも15℃しか上がらない寒空の下、寺参りと墓参りに行ってきた・・・・・函館以外の方は、「えっ?7月にお盆???」と不思議に思うだろう。

 実は、旧函館市地域が今日の7/13で、合併した旧銭亀沢地区、旧亀田地区、旧南茅部・旧椴法華・旧恵山・旧戸井地区は8/13である。従って、函館山山麓から発展した函館は、お寺や墓地の多い西部地区が、この日一年で一番賑わうときでもある。我が家の菩提寺も函館山麓の住吉町で、墓も立待岬にある。

 その由来を調べてみたら、次のようなことが分かった。
--------
 大正6年の新聞に「ひと月遅れの8月なら函館一の祭礼である函館八幡宮の例祭日とかち合うというので、各寺院協議の上、本年より新暦の7月13日を、お墓参りとするよう各壇家に通達した」とか、「お正月が新暦なのにそれに対するお盆が旧暦ということもないだろうと、各寺院で7月13日に決めた」というような記事が載っている。
----------

 昔は、他と同じ8月にやっていたらしいが、新暦7月のお盆への切り替えは、どうやら大正6年から行われ、現在に至っているようだ。なぜか判らないが、根室市も7月にお盆を行うそうである。


 なお、函館近辺独特の風習で、他の地域の人にビックリされることがもう一つある。それは、葬儀の際には通夜の前に遺体の火葬を済ませることである。通夜と告別式では、祭壇に骨箱が安置されることがほとんどである。

 この由来ははっきりしないが、以前「昭和9年の函館大火の際、死体置き場に困り、先に焼いてから葬儀をしたことから・・・?」と聞いたことがあるが、定かではない。しかし、なぜか、北海道内でもお盆も同じ根室の一部もそうらしいし、東北にも同じような県があるらしい。

コメントを投稿