平成5年から3年間勤務したことのある八雲町・・・徳川御三家である尾張藩の士族開拓の町である。
その独特の歴史に非常に興味があり、勤務当時もいろいろ書物を読みあさったことがある。
たまたま、この度、八雲町での初開催となった財団法人徳川黎明会と徳川林政史研究所主催の公開講座があったので参加してきた。この企画・運営の中心となって進めてきたスキー指導員仲間のO氏から、7月上旬に案内をいただき楽しみにしていた。
○講座名・・・「維新の動乱から八雲開拓へ」~時代を駆け抜けた尾張徳川家~
○会場/日程・・・はぴあ八雲 コミセン・ホール/13:00~16:30
(※定員200名のところに250名もの参加で超満員だった)
○講座内容
・趣旨説明「徳川慶勝の肖像」・・・太田尚宏(徳川林政史研究所 主任研究員)
・第1報告「幕府・朝廷の架け橋 徳川慶勝の幕末」・・・白根孝胤(徳川林政史研究所 研究員)
・第2報告「慶勝の決断 ―尾張藩の『勤王誘引』活動―」・・・上野 恵(徳川林政史研究所 非常勤研究生)
・第3報告「維新期の社会情勢と八雲開拓」・・・藤田英昭(徳川林政史研究所 非常勤研究員)
・パネル・ディスカッション・・・司会:太田尚宏 コメンテーター:高木任之氏 報告者3名
幕末の歴史の中ではあまり表舞台には出てこない尾張藩主徳川慶勝ではあるが、幕府と朝廷の架け橋となって奔走した史実や、徳川御三家でありながら諸藩への「勤王誘引」活動など、非常に興味深かく且つ新鮮だった。
そんな経過を踏まえて、明治新政府になってから社会的地位を失って苦悩・困窮する旧藩の士族救済のために、徳川慶勝のとったいろいろな産業開拓や育成施策の一環であった北海道開拓(八雲)・・・そのことは知っていたが、その移住士族の中心となった旧藩士族は、政府批判者、対外強硬論者、鹿児島士族への共鳴者だったことも初めて知った。
3時間半にも及ぶ講座だったが、それぞれの研究報告も中身が濃く、非常に興味深く拝聴できたので、時間は全く気にならなかった。
昼食に寄って食べたのは、先日新聞で紹介されていた町内のファームレストラン宮田農園「いっぷく処 味彩工房」のおにぎりセット。
自分の農園で穫れた野菜が10種類以上もある具山盛りの食べるみそ汁と10種類以上もの豆や穀物の入った大きなおにぎり・・・とても美味しく、これで500円は安い!
実は私の父方の先祖も、愛知県から八雲に入植しています。詳しいことはわかりませんが、同じような境遇だったかもしれません。
記事、参考になりました。どうもありがとうございます。
それにしても、凄いペースで登っているのにびっくりです。
こちらでは見られない花もあって、楽しみました。
経ケ岳の不明種は駒ヶ岳などにもある「ヤナギラン」ですね。
天候さえ良ければ、連日でも疲れを感じないで登れる自分の体が愛しいです。
ヤナギランでしたか?見たことはあるような気がしたのですが、ヤナギランはもっと大きなイメージが強かったので・・・。