明治公園駐車場で朝を迎えたが、予報通り、朝から本格的な雨となり、予定通り、停滞を決め込む。。
昨夜はkoさんと食事と山談義を楽しんだ
昨夜は、一昨日の浜松パスの後にお会いした、6年のお付き合いになるkoさんと、食事を伴にし、山談義を中心とした話を2時間ほど楽しんだ。
お店は彼の高校時代の同期の女性が経営する「どす来い」という居酒屋で、予約を入れないと入れないという人気店らしく、昨夜も若い人を中心に満席だった。「北海道居酒屋グランプリ準優勝」の賞状も貼られていた。
一番人気は「どす来いザンキ」で、安くてボリュームもあるが、スパイスの味が抜群である。画像は、他サイトから借用したが、これで600円。自分たちは、ハーフを頼んで2人で食べた。ほかの料理もどれも満足できる味だった。
続・ハセストとタイエーのやきとり弁当物語
昨日取り上げたタイエー(ダイエーではなかった)のやきとり弁当だが、昭和60年代、根室にまだコンビニがなかった時代、オーナーさんが、函館のハセガワストアまで出向いて経営のノウハウを学び、平成元年に根室初のコンビニをオープンさせたという。いわゆる暖簾分である。店のマークも同じである。「根室名物やきとり弁当」というフレーズ使用も許可されているという。
市街地で拾ったレトロ建築
根室市も昔から水産都市として栄えた市なので、歴史的建造物が残っていると思ってネットで検索してもヒットするのは、明治公園のレンガサイロと西和田にある和田屯田兵村の被服庫だけである。
それではと、上記の2ヶ所以外は、昨日の午後に、適当に車であちこちに走り回って、目についたものをカメラに収めた。
車中泊した明治公園のレンガサイロ~明治8年に国が創設し、北海道では二番目の歴史を誇る牧場の跡地を利用したサイロ。中央が第一サイロで昭和11年に造られている。高さが15m、直径6m。いずれも、有形文化財に指定されている。
和田屯田兵村の被服庫~和田屯田兵が入値する前年の、明治18年ころに造られたと考えられる建築物で、屯田関係の建物では、唯一の被服庫である。バルーンフレーム構造という建築様式で、この様式はアメリカの西部開拓時代の建築様式を札幌農学校のホイラー教師によって、北海道に直輸入された。札幌の時計台や野幌の中隊本部も同様の様式である。道有形文化財に指定されている。
北の勝酒造(碓氷勝三郎商店)~どこにも酒造の名前はない。明治20年(1887年)創業。
根室金刀比羅神社~文化3年、北洋漁業開拓者高田屋嘉兵衛が当地方の漁場請負中、その守護神 として祀ったのが初めとされている。現社殿は昭和17年(1942年)建立。
根室にもあった上下和洋折衷住宅~函館独特の住宅がここにもあった。下見張りで、持ち送りのような木製の軒下飾りも見られる。
根室駅前の商店~サイディングで覆われているが、たぶん下見板張りだったのではないかと思われる。
上の建物はモルタル塗装のようだが、様式は上下和洋折衷の住宅兼商店である。
下の建物は、元郵便局だったらしい。今は選挙事務所。
左は花咲小学校の校門門柱~この学校は明治9年開校で、道内で3番目に古い。
右は、モルタルで覆われているが、壊れたところからレンガが覗いているところを見ると、もともとはレンガ造りの倉庫のようだ。
根室市歴史と自然の資料館~建物は、レンガ造りで1942(昭和17)年に大湊海軍通信隊根室分遣所として建設されたも。太平洋戦争後は花咲港小学校として利用されたが、平成2年から根室市郷土資料保存センターとして郷土資料の収集、保管を行い、平成16年10月から根室市歴史と自然の資料館として博物館相当施設の認可を受けた。
昨日は遅かったので、今日改めて訪問したが、市内遺跡から出土した考古資料、ロシア初の遣日使節であるラクスマンの根室来航に関する資料、樺太に設置されていた国境標石などの歴史資料のほか、シマフクロウ、ラッコ等、この地域を特徴づける自然資料も展示されている。
市街地には、「旧⚪⚪跡」というような旧跡標柱はあちこちで目にするが、現存する古い建物は少ない。太平洋戦争の北海道空襲で町の8割が焼失していることか影響しているのかもしれない。koさんに言わせると、函館のように修復して保存するというようなことはせずに、すぐに壊すらしい。
花咲かにラーメン
花咲港にある大八~8時から営業している花咲かに専門店
少し早い昼食に食べた花咲かにラーメン(1200円)。カニの剥き身がたくさん入っていておいしかった。
根室市図書館
このあと、11時前から、根室市図書館で、本を読んで過ごしている。
根室のご当地グルメ「エスカロップ」
根室に来る度に必ず食べるエスカロップ(900円)。これで3回目。今回は、元祖の味を引き継ぐというレストランどりあん。
バターライスの上に豚カツが乗り、その上にデミグラスソースが掛けられている。この3つの組み合わせが、いつ食べても新鮮な味で大満足の美味しさだった。
なお、語源は、一般的にはフランス語の「エスカロープ」 escalope (肉の薄切り)とされる。