10:20、「落石岬パス」から、上掲地図の左下の道々1123号から「浜松パス」へ入る。
進んで行くと、ゲートがあり、「浜松パス」の標識が貼られていた。
この先の旧国道の痕跡だと言う踏み跡には放牧されている馬と鹿の足跡が続く。「馬鹿しか歩かない道をバカが歩いている」などと考えながら歩いていたら、標識を見落としたらしく、旧国道をそのまま進んでいた。
どこでも歩ける草原なので、戻らずに、海岸の方へ続く馬鹿道を適当に歩いて行ったら標識が見つかった。このあとも、道らしい道はなく、草原の中にポツンと立つ標識を探しながら進むという宝探しのような楽しい歩きが続く。
さらに、楽しさを助長してくれるのが、一面に咲き乱れる花々である。センダイハギやヒオウギアヤメが多かった。
ハクサンチドリと名前の分からない花も・・・ここにもエゾノコゼンタチバナやネムロシオガマも多く目についた。
このような穴の開いた象の鼻のような岩も。
谷地形を越えて、上に見える標識に向かう馬鹿道を登って行く。
ひねくれた幹のアカエゾマツ林の横を抜けたら、湿原になっていて、馬鹿道がはっきりしなくなった。谷地坊主の頭を渡りながら歩いた。
やがて、ユルリ島とモユルリ島(左奥)が見えてくる。
それらを眺めながら、手作りおにぎりの昼食タイム。電話を見たら、朝の内に6年前からお付き合いいただいている浜松のkoさんから電話が入っていたのに気づかなかった。こちらから電話を入れる。
現在地を知らせたら、もう少しすれば、仕事をしているところから姿がみえるはずとのこと。
沢を巻くように林の中へ入っていく。
林を抜けて登り返して、崖の上に出たら、浜松集落が見えた。
その上に、明らかに人工的に造られた1m幅ほどの土塁のようなものがある。これは太平洋戦争のときの戦争壕とのこと。この手前の林に入る前にもあり、その上は道になっていた。
やがて、下に下りるジグザグ階段が続く。
砂地の中の道を進み、浜松集落に近づいて行く。
浜松八幡神社を左手に見ながら集落の中を抜ける。あとで分かったことだが、koさん宅の前も通っていた。
集落の端から道々143号に出る。
12:30、落石駅まで歩いてゴール。「落石岬パス」とのダブリ部分を除く約7.5kmを、2時間10分で歩いた。
その後、koさん宅にお土産を届けに浜松の集落に下りて、電話をしようと思ったら、仕事場からkoさんご夫妻が出て来たところだった。停まった所がたまたまkoさん宅前だった。
仕事場から、崖の上を歩いているところや階段を下りるこちらの姿が見えていたとのこと。
こちらもお土産をいただいて恐縮したが、少しの間おしゃべりをして、後日会えれば会う約束をして別れた。
その後、明日の「根室フットパス」の手形代わりの地図購入とゲートの鍵を借りに、厚床まで戻り、さらに、昨日と同じ霧多布温泉ゆうゆへ。今日の歩数33,800歩。
先に歩いた「落石岬パス」はすでに掲載済み