癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

利尻山元号またぎ登山(令和元年初日・無事登頂)

2019年05月01日 | 登山・旅行

 天候に恵まれ、7:25無事登頂できました。令和利尻山登頂第1・2号。ブロッケンも見れました 
  
 3時頃にトイレに出たときは雨が降っていた。しかし、昨日急に変わった天気予報では、回復傾向予報なので、4時過ぎに起きて準備をした。残念ながら、令和の初日の出は、東側に雨雲があり、目にすることはできなかった。


 4:45、雨も上がり、山が見えてきたので、アイゼン・ピッケル装備で山頂を目指す。


    西側に虹が出た。


 日の出は見られなかったが、東側から令和最初の太陽が顔を現した。


 登っていくにつれて、青空が広がり、山頂方向がくっきりと見える。


 少し登って行くと、西側の尾根にブロッケンが現れた。


 山頂部が姿を見せる。


 振り返ると、雲海の中に陽光を浴びて輝く小屋手前のピークと長官山を結ぶ稜線


 山頂部かと思ったが、登っていくと、2つの岩の間を潜ると、山頂分はまだ先だった。急斜面の登りが続く。


 ようやく山頂の赤い神社が見えた。


   山頂(南峰)とローソク岩


 7:25、山頂下で法さんを待ち、今回の山行の企画者に敬意を表し、先に頂上を踏んでもらう。


   利尻山神社とともに
 7:45、天候にも恵まれ、令和初登頂者となった利尻山を下山開始。

 約2時間で、9:50避難小屋に到着。往復に思った以上に時間が掛かり、この時点で法さんから、「坂口さんの乗る最終フェリーに間に合うようにここから下山する自信がない。先に一人で下りてくれませんか?」との提案があった。確かに、登りで7時間を要している。山頂往復の疲れもあり、5時間は厳しいかもは知れない。かと言って急がせるのも忍びない。
 核心部はここから山頂までで、ここから下はそれほど心配なところはない。本人も、ゆっくり自分のベースで下りたいという。体力は落ちてはいるが、登山歴は自分など足元にも及ばないほど長い。この利尻山も雪山は初めてだが今回で7回目である。そんなこともあり、申し出を受け止めて、先に下りさせてもらうことにした。


 小屋と山頂部をバックに見送ってくれる法さんと別れて、下山の途に就く。

 しかし、この2日間気温が上がり、雪解けが一気に進み、上の方は踏み抜きがすごい。足が抜けてこなかったり、踏み抜きの一歩が非常に体力を奪う。
 それでも、早く下りて早く休みたいので、2時間40分で、13:00に登山口に到着。まさにへとへと状態でしばらく休憩。法さんにフェリーの往復の乗船券を買ってもらったので、ここは、タクシーを呼んだ。
 利尻富士温泉で降ろしてもらい、16時に迎えの予約もした。

 温泉から上がって、一人で祝杯を上げた。

 法起坊見習いさんのお陰で、「元号またぎ登山」などという思いがけない平成最後の日と令和初日のすばらしい思いでを作ることができた。

 16:40のフェリーにのり、今夜は稚内の道の駅で車中泊予定。
 電話が入り、17時に無事下山されたとのこと。これで、お互いにひと安心。