堂々とした門構え、庭の古木が印象的な、蔵を併設した純和風の茶房無垢里。
西部方面には古民家や蔵を改造した洒落たカフェが多い。その中でも、旧相馬邸の向かいに位置する、明治29年築の蔵を利用した純和風の茶房 無垢里は、その豪華さから、竣工当時は元松前藩家老家だった施主の名前をとって「下国御殿」と呼ばれたという。なお、母屋は昭和初期の建築とのこと。
以前から入ってみたいと思っていたが、中の写真を撮りたかったので、日曜日の昼に妻を誘って出掛けた。12月25日から2月末まで冬期休業に入るので空いているだろうと思ったが、次々とやってきて、あっという間に満席になり、カウンターで待っている客もいた。
右が茶房の玄関、左は母屋の玄関
玄関から入り、蔵の入口から眺める蔵の中のメインルーム
3組のテーブルしかないが、周囲に配されている調度品の数々は、さりげなくも頑なに和を意識した、素朴な味わいを感じさせてくれる。蔵の中ということを忘れさせてくれる落ち着いた雰囲気がうれしい。
一番目を引く大型のオルゴール。中を覗くとオルゴールの円盤が見られる。
立ち入り禁止になっている階段に飾られているクリスマスツリー
窓と意匠が美しい障子
昔懐かしい火鉢
蔵の中のメインルームから玄関を眺める。引き戸が大きい。
玄関の右手にある1組限定の2畳間の部屋(ここだけ喫煙可)
きのこスバゲティ(コーヒーor紅茶付き)
めんこい田舎しるこ(コーヒーor紅茶付き)
どちらにもセットになっているコーヒー。
これらのほかに、クリームぜんざいやおでん盛り合わせが人気らしい。
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